【 検察の組織内でしか通用しない「身内の理屈」】

【 検察の組織内でしか通用しない「身内の理屈」】
【】 「「社会的孤立」を深める検察〜最高検報告書は完全に破綻している〜郷原信郎が斬る」  
郷原信郎が斬る
「社会的孤立」を深める検察〜最高検報告書は完全に破綻している〜
投稿日: 2012年7月2日 から転載します。
 陸山会事件に関する東京地検特捜部の捜査の過程で、石川知裕氏の取調べ内容に関して田代検事が作成し、検察審査会に提出した捜査報告書に事実に反する記載があった問題等についての最高検察庁の捜査及び調査の結果をとりまとめた報告書が、6月27日に公表された(以下、「最高検報告書」)。
告発されていた虚偽有印公文書作成等の事件の刑事処分は、田代検事は嫌疑不十分で不起訴、その他の検察官は「嫌疑なし」で不起訴。田代検事は、減給の懲戒処分を受けて即日辞職。当時の特捜部長と主任検事は戒告の懲戒処分を受けた。

最高検報告書の内容は、今回の問題に対する真相解明にはほど遠く、この問題に関する疑惑の説明にも全くなっていない。 そして報告書の中で述べられている考え方や物の見方の多くは、内部だけで全てを決められる閉鎖的な組織の中だけにしか通用しない「身内の理屈」であり、社会の常識から理解できず、到底受け入れられるものではない。
このようなことを続けていれば、検察はますます社会からの孤立を深めていくことになるであろう。

検察の組織内でしか通用しない「身内の理屈」
 今回の陸山会事件捜査に関する一連の問題についての不起訴処分、懲戒処分の理由となる調査結果として最高検調査報告書で示されている内容は、完全に破綻していると言わざるを得ない。 
凡そ、刑事司法の中核として公訴権を独占してきた検察の調査結果とは思えないものである。
 最高検報告書は、田代検事が石川知裕氏の取調べ状況について作成した捜査報告書(以下、「田代報告書」)において実際の取調べの状況とは異なる内容が記載されていることついて、虚偽有印公文書作成罪で告発されていた件について、

? 田代報告書は、取調べにおける石川氏の供述と実質的に相反しない内容となっている
? 実際にはなかったやり取りが記載されている点については、その記載内容と同様の
やり取りがあったものと思い違いをしていた可能性を否定することができない事情が複数認められる。

というような理由で、田代検事が虚偽文書を作成する故意があったとは認められないから嫌疑不十分で不起訴、という結論を導いている。
 しかし、これらは、いずれも、田代氏の虚偽文書作成の故意を否定する根拠には到底なり得ないものである。
まず、?に関して、最高検報告書は「検討すべき記載」を列挙しているが、それらは、田代報告書の中から、「実質的に相反しない」と無理やり言えなくもない箇所だけを抜き出しているに過ぎない。虚偽であることを否定できず、しかも、記憶の混同では説明できない箇所は、見事に除外されている。また、田代報告書に記載された取調べ状況が、全体として実際の取調べ状況と全く異なったものであることも明らかである。それが典型的に表れているのが、田代報告書の冒頭の被告人の取調べへの同意に関する記述である。

田代報告書冒頭の記載は完全な「捏造」
 同報告書の本文は、「取調べの冒頭,本職が『貴方は,既に政治資金規正法違反の事実で公判請求されており,被告人の立場にあるので,取調べに応じる義務はないということは理解していますか。』と質問したところ,石川は,『その点については,弁護士からも説明を受け,良く理解しています。 弁護人から,今回の事件については既に被告人となっているので,無理に取調べに応じる必要はないという説明を受けましたが,小沢先生に対する不起訴処分について,検察審査会が起訴相当の議決をしたのを受けての再捜査でしょうし,私自身も深く関与した事実についてのことですので,本曰は,任意に取調べを受けることにして出頭しました。』旨述べ,取調べを受けることに同意した。」から始まっている。
 しかし、石川氏が密かに録音していたレコーダーの反訳書によると、実際の取調べでは、そのような被告人の取調べに関する発言は全くなく、取調べは、「石川さんさ、録音機持ってない」という田代検事の質問から始まり、「大丈夫です」と答える石川氏に対して、なおもしつこく「大丈夫?下着の中とか入ってない?」などと、録音機を持っていないかどうかを尋ねている。その後の取調べのやり取りの中でも、「被告人の立場にあるから取調べに応じる義務は
ない」という話は全く出ていない。報告書の冒頭の記載は全くの「捏造」である。

被告人の取調べというのは、刑事訴訟法的には極めて異例だ。 捜査は起訴までの捜査段階においてなされるべきであり、起訴されたことで被告人となった者は、検察官とは対立する当事者になったのであるから、原則として取調べを行うことはできない。 質問したければ、公判廷で裁判官、弁護人立ち合いの下で行うのが原則だ。 石川氏は2002年2月に政治資金規正法違反で起訴され、被告人の立場だった。 通常なら取調べを行うことはあり得ないが、検察審査会が小沢氏の事件について起訴相当議決を出したため検察官が再捜査することになり、石川氏の取調べを行うことになった。
この場合、検察官は取調べの冒頭で、「被告人の立場にあるので、取調べに応じる義務がない」ということを告知するのが当然であり、それを行うことによって、あくまで例外である被告人の取調べが許されるのである。
 実際には、その点の告知を全く行っていないのに、田代報告書では、あたかも、型通りに告知し、しかも、それに対して、石川氏の側が、「弁護人からも説明を受け、良く理解しています」などと言ったように記載されているが、全く架空のやり取りを捏造しているのである。

田代報告書と取調べ状況とが「実質的に相反しない」?
 この点も含め、田代報告書に書かれている取調べの全体的状況は、以下のとおりである。
 まず、被告人の取調べであり、本来は応じる義務がないことを認識させた上で取調べを開始したところ、石川氏は、従前の供述調書の内容について一貫して全面的に認める一方で、小沢氏の供述を否定することを気にして供述調書への署名を渋っていた。 そこで、田代検事が、石川氏に供述調書作成に至る経緯を思い出させたところ、田代検事に言われたことを自ら思いだし、納得して小沢氏への報告・了承を認める供述調書に署名した、というものである。 田代検事は小沢氏の供述との関係ばかりを気にする石川氏に、従前と同様の供述調書に署名するよう「淡々と」説得しているだけで、全く問題のない「理想的な取調べ状況」が描かれている。 供述調書作成・署名の経過が、この通りだとすれば、誰しも、石川氏の供述調書は信用できると判断するであろう。
 ところが、実際の取調べ状況は全く異なる。

最高検報告書では、この時の田代検事の石川氏の取調べに関して「小沢氏の関与を認める勾留中の供述を覆すと、検察は起訴処分に転じ、従前の供述を維持すれば不起訴処分を維持することになる」、「従前の供述を覆すと、検察審査員も石川氏が小沢氏から指示されて供述を覆したものと考え、起訴議決に至る可能性がある」なとど言って、従前の供述を維持するように繰り返し推奨したこと、「検察が石川氏を再逮捕しようと組織として本気になったときは全くできない話ではない旨発言したこと」などを、「不適正な取調べ」として指摘している。

反訳書を見れば明らかなように、石川氏は、取調べの中で、何回も、小沢氏への報告・了承に関して、従前の供述調書の記載は事実と異なるとして、それを訂正するよう求めている。そのような石川氏の要求を諦めさせ、従前の供述を維持させるため、検察自身も「不適正」と認めざるを得ないあらゆる手段を弄しているのである。このような「不適正な取調べ」によって、ようやく従前の供述調書とほぼ同じ内容の供述調書に署名させたというのが実際の「取調べ状況」である。
 一方、田代報告書に記載されているのは、石川氏が終始一貫して従前の供述調書の内容を全面的に認めている「理想的な取調べ状況」である。

田代報告書と反訳書とを読み比べてみれば、そこに記載されている取調べ状況が、誰がどう考えても「実質的に相反する」ことは明らかである。 ところが、最高検報告書は、田代報告書の中から、録音記録中の同趣旨の発言と無理やりこじつけられなくもないような箇所だけを抽出し、「記憶の混同」で説明できない箇所は見事に除外して、両者が「実質的に相反しない」と強弁しているのである。
 社会常識から逸脱した「捜査報告書に関する一般論」
さすがに、このような精一杯のこじつけをしても、「実質的に
 ・・・
http://sun.ap.teacup.com/souun/7931.html   さん より

【 米国の手先である、霞が関とマスメディアを瓦解、疲弊させることが先決。】
【】 有識者と云う詐欺集団 政治家も官僚も学者言論人も、その多くは欺瞞の鎧をまとった無能者
現在、永田町で起きている政治権力闘争は「政局」と呼ばれ、一部の知ったかぶり連中からは、“政策を論じろ”なんて声も聞こえてくるが、それこそが的外れな言説、まぁそんな事語る奴は、政策は官僚がやるものだと思い込んでいる連中の世迷言なのだろう。
各種世論調査によると、驚くことに結成もしていない、党の結党理念も判らない“小沢新党”なるものに、15%もの支持率があるそうである。

 「社会保障の充実と税制改革は“行政大改革”を出発点とする」、「エネルギー政策は、“脱原発”を基軸とし、その道筋を早急に整備する」、「21世紀以降の少子高齢化社会の継続可能産業分野への集中投資を行う」、「輸出型大企業依存体質の経済基盤を内需産業に転換する」。 おそらく、こんな感じの政党が生まれれば、有権者の空気は一変するような気がする。 閉塞感が益々加速している国内市場で、今までの考えはすべて間違いだと云う思考経路で日本の将来の絵図を見せることが、今政治に求められているのだ。
*日米同盟基軸は、当面堅持と書いておけば良い(笑)。
 米国の手先である、霞が関とマスメディアを瓦解、疲弊させることが先決。 アメリカ様との関係は、当面つかず離れずで、維持継続で充分だ。 いずれTPP等々の利害関係が明確になり、国民のアメリカいい加減にしろ!の風潮が生まれるのを待つのが得策。 間違いなく
アメリカの勢力構造は狂ってくる。 それまでは、待てば海路の日和ありである。

 それから、学者とか評論家等々と云う有識者なるものを重用する時代も終わっているだろう。野田のバカが社会保障に関しては「国民会議」なんてモノの結論を待って等と抜かしているが、我が国の“有識者”ってのは、世界で一番信用できない連中の事を指している。
こんな奴らに日当払うだけでも無駄と云うものだ。 井戸端会議と居酒屋会議で国民の意見聴取のほうが余程マシな答えが得られる。 わが国の国民も相当に愚かだが、有識者よりは賢明である。 彼らには、有識が生活の糧なのだから、怪しいのは当然だ。

 あの東大・京大・阪大の原子力物理学教授の話を聞いたか、もう何も知らない事が明白だ。挙句に嘘を言い、大外れな予測をするインチキ教組のようなものである。 それもこれも
“生活のためだ”糞喰らえ!である。
 マスメディアの嘘八百も枚挙にいとまがない。 最近では、国民に約束し当選し政権を握った、俗に云う「政権公約」よりも、増税のための「3党合意」なる概念の方が上位に位置していると、辞書にでも書いてあるように、紙面を埋めている。 そもそも、“国民との約束”と、政治家どもの“永田町での約束”どっちが大切なのだ?考えるまでもない話だ。

 そうそう、マクロ経済だかなんだか判らんが、財務省・日銀・政府が行っている金融財政政策も狂っている。 デフレ不況の元凶は、成長分野の開拓、その分野を育てる意志と集中投資が欠かせないのだが、そもそも、その日本の将来を背負って立つ産業分野さえ明確にしていない。 育てるモノを見つけずに、金融緩和などしたところで、金がだぶつくだけである。
挙句に、だぶついた金が市中に出回っているのなら、それなりの効果もあるだろうが、日銀の金庫に当座預金として寝ているのだから、景気浮揚に対し、糞の役にも立っていない。
おそらく、グローバル経済は途中からモンスターとなり、世界のどのような力を持っても制御できない段階に入ってきたのだろう。マクロ経済理論が通用しないのだ。

 このような現実の市場に、財政緊縮派の学者も、リフレ派の学者も、東大原子力教授同様、解を持たずに“生活のために”語っている、執筆しているに過ぎない。 日本の有識者の類は皆、この有様だ。 今や日本経済のお荷物となっている重厚長大な輸出製造業を守る事が、何か日本の将来展望に役立つとでも思っているのだろうか。
単に直近の“生活のため”に過ぎない。 有識者と云う名前が欲しいのなら、哲学倫理の基盤に立って、日本の進むべき道を示せ! 衰退分野に“生活のため”と云う理由で、国民の金を注ぐことは、底の抜けた古びた錆だらけのバケツに水を注ぐだけである。
丁度、福島原発に水を注ぎ“核燃料を冷やすためだけ”と云う、虚しい直近の応急措置に過ぎない。 政治家も有識者も、悔しかったら、我が国の将来ビジョンを具体的語ってみよ!

 何度も繰り返し言うが、「政局」無くして政党政治は成り立たない。 政局を嫌って政治を行うためには、マスメディアが現在縦横無尽に駆使する「3党合意」、つまりは選挙による「民意」は無視。 政党間談合政治を行えと云う事である。
 それが、ネジレ国会において行われる「決断できる政治」だそうである。 これって、世界の歴史においてはファシズム、ナチズム、独裁軍事政治に勝るとも劣らない、談合癒着政治の推奨に他ならない。 “話し合い”と云う言葉は、似非民主主義においては、多用される言葉だが、そのほとんどは“嘘”の鎧をまとった欺瞞である。
世相を斬る あいば達也
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/1e98df96449c384628642eaa7b08bbcc   さん より

【 野田民主党は完璧に裏切って転向したし、自民党よりタチが悪い権力亡集団に成り下がったと断言できる。】
【】 小沢氏に官僚内閣制との戦い のチャンスを・・、しかもこれが最後の勝負。 それでダメなら、日本は終わり。 (岡留安則) http://okadome.cocolog-nifty.com/blog/
 【一度、小沢氏に官僚内閣制との戦いのチャンスを与えてみたい、しかもこれが最後の勝負である。 これでも霞ヶ関官僚が既得権益にズブズブならば、日本に未来はないと断言したい。小沢代表には、既得権益にズブズブの野田政権と自民・公明との総選挙を戦い抜いて欲しい。小沢氏でダメなら、日本は終わりである。
岡留安則の「東京ー沖縄ーアジア」幻視行日記)】  2012.07.01

■7月某日 政界は民主党野田政権が終局面を迎えている。 消費税増税の国会議決は成立したものの、政権党の足下から棄権・欠席を含む71名の野田執行部への批判票が出たからだ。 党議拘束という除名を含む執行部の恫喝にもめげず、これだけの批判票が出たことで、輿石幹事長が小沢元代表とサシの直接会談を3回持ったにもかかわらず、結論は来週に持ちこされた。 7月2日には輿石幹事長と小沢元代表との会談は打ち切られる予定だが、輿石氏の「党を割らない」との思いが実現する可能性は限りなくゼロだ。
 もはや、野田―仙谷―前原―岡田―枝野―安住―小宮山といった、民主党公約との逆張り推進派連中は、もともとの民主党のセンスではない。
第二自民党、もしくは「内閣官僚制」の維持推進派でしかない裏切集団だ。
政権公約は完全に捨て去り、権力の維持だけが目的化した権力亡者にすぎない。
消費税増税派で賛成票を投じた、いわゆる中間派は信念よりも権力の座をうしないたくない連中なので、ポリシーがない分、どちらへも転ぶタイプばかりだが、もはや「国民の生活が第一」の公約を捨てた転向者、国民への裏切り者にすぎないと断言したい。

 小沢元代表は、もはや野田―仙谷らの消費税増税で明白な財務省官僚主導の日本の国家運営に、有権者とともに明白な「NO!」を突きつける最後のチャンスである。
 大手メディアと霞ヶ関官僚連合軍は、間違いなく日本を滅ぼす連中である。 何回でも書くが、この連中はあまりにも国民を舐めすぎている。 政権交代に人生を賭けて全面的に期待してきた筆者も(笑)、今や確実に虚しさと絶望感を感じる。 しかも大手メディアは自民党霞が関官僚とグルになって、小沢元代表に対して必死のネガティブ・キャンペンを張っているが、ホントかいなと疑うべきがウワシン・イズムである。
野田民主党は完璧に裏切って転向したし、自民党よりタチが悪い権力亡集団に成り下がったと断言できる。

むろん、筆者も自己批判すべきだが、小沢、鳩山、菅というトロイカ体制がなかったら、民主党政権は歴史的に成立しなかったし、応援団としては悲しすぎる。 特に、一番、長い付き合いのあった菅に対しては、絶望の極致だ。 菅の奥さんである伸子夫人と、テレビで対談して、そのことをより強く感じた。 菅の唯一最後の評価材料は脱原発、再生エネルギーへの転換宣言だけだが、いまだに何も動いていない。菅も野田も口先だけの総理だったと断言したい。
 小沢元代表とは沖縄で一度しか面識はないし、何の義理もない。 かつては、小沢批判がウワシンの基本姿勢だった。 今でも小沢氏の人間性には理解できないところもある。それでも、日本の国の統治システムを変えると宣言した小沢元代表に対して、検察、霞が関自民党、米国政府、そして、大手メディアの幹部連中が総力を上げて批判すると、「それは違うだろう!」といいたくなる。 ウワシン・イズムが、ムクムクと湧き上がる。
 一度、小沢氏に官僚内閣制との戦いのチャンスを与えてみたい、しかもこれが最後の勝負である。 これでも霞ヶ関官僚が既得権益にズブズブならば、日本に未来はないと断言したい。もう二度と政治に期待しないというニヒリズムに陥るしかない。 すでに、その気分そのものだが、ささやかに言論を発信してきた立場にいる以上、政治の横暴は許せないという生来の正義感まで消すわけにはいけない。
ジャーナリズムという職業にかかわってきたものの性である。

今回は那覇市桜坂劇場で見た若松孝二監督の「11,25 自決の日――三島由紀夫と若者たち」について書こうと思ったが、永田町政治のデタラメさとメディアの超不甲斐なさを見過ごすわけにはいかなかった。 しかも、「映画評論」元編集長だったカゲキ批評家の松田政男氏が、出身地の与那国里帰りの後に、那覇市内で久々に語りあう機会もあって、より奮起すべしとの決意を新たにする。
 小沢氏の功績で政権交代ができたという冷厳な事実を忘れて、乗っ取り劇を仕掛けて自己保身に走る菅、野田、仙谷、岡田、前原、といった売国の裏切り政治家に死を!by、三島由紀夫(苦笑)。
http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/364.html   さん より


【 野田の言動は無視し、報道は見ないということをまずは実行することです。
 野田の政策や政治的言動は政治家の発言ではありませんから、
 報道するマスコミな雑誌を買わないということや、】
【】 野田に見る政治家失格の条件(武田邦彦)・・・「嘘つき」か「詐欺師」というのがふさわしいでしょう。
野田に見る政治家失格の条件・・・「私たちにできること」は野田佳彦を政治家と認めないこと(武田邦彦)
http://takedanet.com/2012/06/post_e5a2.html
民主党の「書いてある公約」には次のようになっています。
 ここには、
1)マニフェストで国民に約束した重要政策を政治の意思で実行する、
2)「税金のムダ使い」を再生産している今の仕組みを改め、新たな財源を生み出す、とあります。
 これは野田が街頭演説しているもので、
 「書いてあることは命懸けて実行する」と国民に言っています。
 しかし、野田は政治家としてではなく、
 普通の日本人としても「嘘つき」か「詐欺師」というのがふさわしいでしょう。
 言葉が汚いということや、非難がきつすぎるということもありません。
 もともと「嘘つき」とか「詐欺師」という日本語が存在するのは、
 このような時にそれを的確に表現する必要があるからです。
これほど矛盾したことを言う政治家はほとんどいません。
 さらに演説は続くのですが、
 「そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです」といっています。
 天下の公道でマイクを使い、国民に呼び掛けているこの2つの発言は、
 国民が「忘れてはいけないし、不問に付してもいけない」という内容です。
 今や、「増税」という形で国民はその財産を奪われようとしています。

野田が議員として私たちの代表になり、
 権力を持つに至ったのはこのような「ウソ」だったのです。
 再び刑法236条を示します。
●刑法246条 詐欺罪 「人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。」、
・・・・・・・・・
 ことがここまで来たら、
 私たちは野田を政治家と認めないという断固たる立場を取る必要があります。
 まず「私たちにできること」、
 それは「政治家の資格要件は、口から出たことを違えない」ということをハッキリし、
 野田の言動は無視し、報道は見ないということをまずは実行することです。
 野田の政策や政治的言動は政治家の発言ではありませんから、
 報道するマスコミな雑誌を買わないということや、
自民党公明党に抗議をするなどが私たちにまずはできることです。
 民主主義というのはお殿様がいるのではなく、
 私たちがその意思を具体的な形で示すことです。
 それは「デモ」や「革命」でもありますが、普通の生活の中でできることです。
野田の政策について論評してはいけないと思います。

もちろん野田政権が決めた原発再開を「実行する人」は国民にはいないと思います。
「tdyno.146-(7:38).mp3」をダウンロード
 (平成24年6月18日)武田邦彦
  http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/332.html   さん より

【その関係で、東大野球部出身の藤井裕久NHKの報道番組の司会者・大越某氏らと親しい。 おそらく彼らに説得されて寝返ったのだろう。
馬鹿な奴である。 こういう腹黒い、陰険姑息な奴は】
【】 小沢新党と小沢一郎の行動を断固支持する!!!
 それにしても「シナ議員」(階猛)の行動には呆れたな。
 これが岩手県選出の衆議院議員で、小沢グループの中核メンバーだったらしいということで、さらに驚き、呆れた。 しかも、この前の文京シビックセンターでの「小沢一郎支援国民集会」にも参加して挨拶までしているのだ。 実はその日、遅れて来たシナ議員は、壇上で、私の右隣に座った。 何やら陰気臭い奴が来たな、と思った。 挨拶も何もしない無愛想な態度だったので、私も一貫して無視していた。 私は、それまでシナ議員の名前も顔も知らなかった。参加議員たちが全員、簡単な挨拶をしたので、シナ議員の名前が分かったが、その後も、他の参加議員たちとは名刺交換もしたが、彼とはいっさい、眼もあわせなかったし、もちろん名刺交換などもしなかった。 その後、私は森ゆうこ議員等と飲み会に行ったが、シナ議員は、いつのまにかいなくなっていた。 不愉快な奴だと思ったので、彼の素性を調べ、その後も密かに彼の言動をウオッチし続けていた。 数日前のブログに「離党拒否宣言」をし、「小沢一郎は離党するとは言っていない」「離党は小沢裁判に不利だ」・・・などと綺麗事を言いつつ、「裏切る」つもりかなと思っていたが、まさか、離党届を、すでに小沢一郎の前で書いていたとは・・・。 私が「直感的」に感じたように、やはり「怪しい奴」だったということになる。
秀才なのだろうが、心の中は「汚い奴」なのだろう。 ちなみにシナ議員は、盛岡一高、東大法学部卒で、先輩の達増岩手県知事の推薦で選挙地盤を引き継いで代議士になっている。シナは高校、大学とも野球部であった。 その関係で、東大野球部出身の藤井裕久NHKの報道番組の司会者・大越某氏らと親しい。 おそらく彼らに説得されて寝返ったのだろう。
馬鹿な奴である。 こういう腹黒い、陰険姑息な奴は、次回の選挙で、対抗馬を立てて徹底的に叩き潰すべきである。 岩手県民よ、シナのような「裏切り議員」を許すなかれ!!! 松田賢弥高橋嘉信とともに、岩手県の恥である。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20120703/1341260687   さん より


【 仲井真知事は「性能に問題があるのに、米軍が何でも持ち込めるというのは信じられない話。断然拒否するしかない】
【】 「配備強行なら全基地即時閉鎖」
 通称オチプレイまたはデスプレイと揶揄される米軍の出来損ない輸送機オスプレイの沖縄配備をめぐって、面白い展開(沖縄の人ゴメンナサイ)になってきた。
 仲井間知事は、「配備強行なら全基地即時閉鎖」だそうで、アメリカの言いなり犬を務める森本防衛相はお手上げ状態。

 さて、それでも強行するアメリカと、それでも言いなりになる隷米政府という図式。
ゴリ押しすればするほど、反米の嵐が強まる。
 個人的には、放っておいても、いずれ米軍は日本から撤退する時代が訪れると思うが。
財政破綻しているのだから。 近い将来、在日米軍に関する全ての費用を日本が負担せよ、とか言い出すのではないか。

知事「配備強行なら全基地即時閉鎖」 森本防衛相と面談
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-193316-storytopic-252.html
 来県中の森本敏防衛相は1日午前、県庁で仲井真弘多知事と面談し、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米軍普天間飛行場に配備する米側の計画を説明した。
仲井真知事は面談後、記者団に「配備を強行したら、全基地即時閉鎖という動きに行かざるを得ない」と強く日米両政府を非難した。
 面談で森本氏はオスプレイの配備で「海兵隊の航空輸送支援能力、人道支援、災害救援能力が格段に向上する」と述べて受け入れを求めた。 これに対し、仲井真知事は「性能に問題があるのに、米軍が何でも持ち込めるというのは信じられない話。断然拒否するしかない」と配備に強く反対し、「配備中止を含めて対応してほしい」と逆に国に要望した。
 森本氏は知事との面談後、オスプレイ配備に関係する市町村との面談に臨み、同日午前、自衛隊機で岩国基地へ向かう。
 米側はオスプレイを7月下旬に米軍岩国基地山口県岩国市)に搬入し、10月初旬に普天間飛行場で本格運用する方針。 岩国での試験飛行はモロッコと米フロリダ州で相次いだ墜落事故の追加的調査結果を8月に日本側に提供するまでは控えるとしている。
  さん より

【】
【】 「それに引き替え虚偽公文書作成の検事は減給、捜査責任者の特捜部長は戒告:江川紹子氏」  検察・司法・検察審査会
https://twitter.com/amneris84

それに引き替え虚偽公文書作成の検事は減給、捜査責任者の特捜部長は戒告 →喫煙の職員に停職3カ月 大阪市、ごみ収集中 目撃者から通報 - MSN産経ニュース http://t.co/zXuuacbn酒気帯び自損事故は停職。

虚偽捜査報告書作った検事は減給 →時事ドットコム:東京税関、課長補佐を停職=酒気帯び運転で罰金刑 http://t.co/28Jw79mk

200万円の流用は停職だけど、虚偽の捜査報告書作ったりして検察審査会に提出しちゃうのは減給とか戒告とか… →栃木市職員停職1年 管理口座から200万私的流用 - MSN産経ニュース http://t.co/wS4JGXZc

接待受けると停職だけど、虚偽の捜査報告書を作った検事は減給。

問題を知ってて何も対応しなかった検察幹部の責任は不問 →東京新聞:関東森林管理局 職員を停職2カ月:群馬(TOKYO Web)http://t.co/PkaBusCR

鶏の酒蒸しと三つ葉の辛子醤油和えをつまみつつ、おくすりをいただきながら、にゃんこ用焼きささみをほぐしてチビ様にお給仕ちぅに、わらしがうっかりにゃんこササミをつまむ事故が発生。

> ジャーナリストの良心に賭けて問いたい。それは本当に「うっかり」だったのかと。

どうも記憶が混同してるにゃ?

> 記憶が混同したなら罪には問えないなあ

減給処分で頼むにゃ
http://sun.ap.teacup.com/souun/7913.html  さん より


【】
【】 格差の拡大がアメリカ社会のウィークポイント・・・アメリカの街をあなたは歩けるか?  
■ ロス暴動のきっかけとなった黒人がプールで死亡 ■
 若い方は「ロス暴動」をご存知無いでしょう。
 1992年4月から5月に発生した、 ロスアンゼルスでの黒人達の暴動です。
 事の発端は、1991年3月3日、黒人男性ロドニー・キングがレイクビューテラス付近でスピード違反を犯し ロス市警の警官達が、彼に対して 殴る蹴るの暴行を働いた事でした。
 裁判で警官たちが無罪になった事に腹を立てた黒人達が、ロス市内で暴徒化し、手の付けられない状況になりました。 彼らは店を略奪し、車に放火し 鉄パイプを振り回せて暴れ周りました。
 特に、韓国人商店が集中して狙われましたが、事件の1年前、15歳の黒人少女を
 韓国人の女性店主が強盗と間違えて射殺した事件の因縁が原因でした。
 人種差別の激しいアメリカで、黒人は白人より下に見られていますが、
黒人は自分達よりも韓国人を見下している事も 韓国人商店が襲撃されるい原因になりました。
 このロス暴動のきっかけとなった男性ロドニー・キングが 自宅プールで死亡している所を発見されました。 http://www.cnn.co.jp/usa/30007017.html
 事故死の様ですが、様々な憶測も読んでいます。

■ 人種格差が広がるアメリカ ■
 アメリカで観光地以外の場所に足を踏み入れると とてもピリピリした空気を味わいます。
特に、ロスのダウンタウン周辺は、車から降りたら身の安全は保障されません。
 だから地元の人達は、ハイウエイを目的の場所で降りて、
またその場所からハイウエイにのって移動します。
 通り一つ隔てて、街の雰囲気が一変するアメリカでは、
ハイウェイの降口を間違えただけで、大変恐い思いをします。
黒人街のど真ん中になど出た日には、 マジで焦ります。
 よく私はブログでアメリカの最大の弱点は「暴動」だと書いています。
実際にロス暴動はささいな原因で発生しましたが、それ以前に、人種間の格差や差別によって 黒人の間に不満が高ぶっていた事も大きな原因でした。
 
リーマンショック以降、多くの黒人やヒスパニック系の住民が家を失い、職を失いました。
 米国民の資産の減少を人種別に見た2011年7月のデータです。
 白人 16%減少  黒人 53%減少  ヒスパニック 66%減少
白人が比較的資産を保全出来ているのに対して、
サブプライムローンの対象であった黒人やヒスパニック系は大きく資産を減らしています。
失業の長期化がさらに彼らの不満を増長しています。
この不満がさらに高じ、なにかのキッカケで噴出するとロス暴動のような暴力が発生します。

■ 危機感を高めているアメリカ ■
 今年の初めダラスの韓国人が経営するガソリンスタンドで
黒人牧師と韓国人店主がつまらない諍いを起しました。
黒人牧師が「国へ帰れ」と言った事を受けて韓国人店主が「アフリカへ帰れ」とやり返した事で、 付近の黒人達が怒り出し、抗議デモに発展しました。
 これが暴動に発展する事を恐れた市当局や、
アメリカ韓国人総会、米国最大の黒人人権団体(全米有色人種地位向上協会=NAACP)の計らいで
この韓国人店主が、黒人向けのラジオで謝罪する事で事態は沈静化した様です。
http://blog.livedoor.jp/surprisednews/archives/2884945.html   
この様に、ほんのささいな一言からでも暴動に発展しかねないのが
現在のアメリカの置かれた状況です。

地方の財政も危機的情勢で、
教師、警官、消防士のリストラが相次ぎ、
市民サービスも滞り始めています。

今後、アメリカでは財政破綻を宣言する自治体が急増し
社会問題としてクローズアップされるでしょう。

■ 銃で自己防衛するアメリカ国民 ■
 アメリカの社会に漂う不穏な空気に国民は敏感です。
アメリカではリーマンショック以降、
銃の売り上げが伸びています。

スミス&ウエッソンの売り上げが前年比27.7%も増えているそうです。
(ダーティーハリーの持ってる銃のメーカー)

その他、地下シェルターに食料を備蓄する為に、
スパムハムが売れ出すと、アメリカ人が危機を意識した証拠とされます。

■ 市街地で演習を行う米軍 ■
 米軍が市街地で演習を始めているというYoutube画像も紹介されています。
これが、通常の演習なのか、それとも近い将来に備えた演習なのかは分かりませんが、
 私の育った習志野市自衛隊の街でしたから、空挺師団を荷台に乗せたトラックなんて日常の光景ですし、一昨年の暮れには、市街地のど真ん中の演習場で、
実弾訓練などが行われていましたから、別にこの映像が特別とも思えませんが、
確かに後半のマイアミの演習は、周辺住民は驚くでしょう。
■  危機を煽る訳では無いが・・・ ■
 危機を煽る訳ではありませんが、
アメリカという国には固有のカントリーリスクが存在する事は
頭の片隅に入れておく必要はあるかと思います。
http://green.ap.teacup.com/pekepon/823.html   さん より

【 小沢一郎元代表が「日本改造計画」を執筆した90年代当時より「地方への権限委譲」を訴えていることが「小沢叩き」の一因であるが、”中央集権国家”を築いてきた財務省としては最も許せないのが”地方分権”であろう。】
【】 【必読記事】 『天下人・勝栄二郎(財務省の王)はこうして伝説になった』
2012年07月03日 | Weblog
 選挙に落ちれば「ただの人」でしかない政治家による”政局劇”をほくそ笑みながら、この男は勝ち誇ったように笑っていることであろう。
 まるで新興宗教による洗脳のように野田を思うがままに動く”パペット”(操り人形)とし、自民・公明にまで謀略を張り巡らし、見事に「消費税増税」を採決に導いたのは紛れもなく”財務官僚”勝栄二郎による所業である。
以前のエントリーにて取り上げたように、昨年10月、「週刊現代」が当時はまだその存在が知られていなかった”真の総理”たる勝栄二郎に関する暴露記事を掲載したが、今回、以下に取り上げた「週刊現代」による記事はこれより更に「財務官僚のメンタリティ」について微に入り細に入り語られた、実に秀逸な内容である。
 同記事より、財務官僚が如何に過大に”選民思想”を自負し、大手マスゴミと協調して政治家を手玉に取りながら国家を動かしているかが窺い知れるであろう。
 即ち、官僚からすれば、政治家などいくらでも取替えの利く、ただのスポークスマンであり、ピエロだということである。

そんな中で1点、興味深い指摘が同記事後段部分でなされている。
それは、「大阪都構想」なる”地方分権”を訴える橋下新党が『財務省のリスク要因』という件(くだり)である。
 本日、民主党に離党届を出した小沢一郎元代表が「日本改造計画」を執筆した90年代当時より「地方への権限委譲」を訴えていることが「小沢叩き」の一因であるが、”中央集権国家”を築いてきた財務省としては最も許せないのが”地方分権”であろう。

橋下徹もそのバックに政財界の大物を多数抱えているゆえ、もし「橋下徹VS勝栄二郎」というガチンコが行なわれればかなり興味深い展開になるであろうが、どうせ”落とし処”を見極めての戦いにしかならないゆえ、何かを期待するだけ無駄であろう。
 小生の能書きはこの辺にして、兎にも角にも以下記事を読みたくるべし!
  ※参考「【必読】  野田内閣を操る”財務官僚”勝栄二郎の正体」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/0c168d084a02d0bdb13853af09909258
(転載開始)
◆この国のあり方を考える 天下人・勝栄二郎(財務省の王)はこうして伝説になった
 いつから総理になったのか  国民はバカな子羊なのか
        07月02日(月) 週刊現代『経済の死角』
「政治家を転がすコツ? それはいい気にさせることですよ」天才的な人心掌握術を持つこの男の野望が、間もなく達成されようとしている。 誰のための野望?もちろん国民ではなく、財務省のため。
○政治家は目立ちたがりのバカ
まず最初に、ある財務省キャリアの独白をきいていただこう。
「先週、野田首相の外遊中に民主党の合同会議が荒れただの、造反議員が何人出るだのって騒いでいましたが、ハッキリ言ってどうでもいいんですよね。
新聞には、まるで大事のように書いてあるでしょ。 だからバカな国民は『大変なことが起きている』と勘違いしてしまう。
あれ、茶番ですから。 どういう道筋をたどるか、可能性はいくつかあっても、最終的にはボクら、というか勝さんの思惑通りに進みます。 つまり、消費増税関連法案は可決される。
じゃあなぜ、政治家があんなに騒いでるのか。 それには、政治家と官僚の根本的な『生態』の違いを知ってもらわないといけない。
政治家という生き物は、基本的に『どこまでいっても一人』なんです。 派閥だなんだと言ったって、選挙に落ちた瞬間、ただの人になる。 いや、仕事がなくなるんだから、ただの人以下ですね(笑)。
 そんな政治家の行動原理を一言で言うと、「目立ちたい」。 だからパフォーマンスに走るんですよ。

『国民のために消費増税に反対する』
とか言って。 本当に国民のためになるかどうかは、どうでもいい。 とにかくわかりやすいことを言って、目立とうとする。 まだ国会議員じゃないけど、橋下徹さんなんてその典型でしょう?橋下さんのあの性癖は、多かれ少なかれ政治家が皆持っているものです。
自分勝手なパフォーマンスに走る奴がいるから、まとまる話もまとまらない。
財務官僚の生態は、その真逆なんですね。 組織のために、上から下まで一体となって働く。今だったら、勝さんの指令の下、全員が同じ方向を目指す。 もちろん自分の能力をアピールしたい気持ちはあるけど、悪目立ちすることは極力避ける。 軍隊的と言われたら、実際そうだと思いますよ。
 だから、政治家が財務省に勝てるわけがないんです。 もともとボクらのほうが頭が良いわけで、しかも集団で戦うんですから。
霞が関の格言にこんなのがあります。

経産省は10人に聞くと10通りの返事をする。財務省は全員同じ返事をする』
 当たってると思います。 勝さんのガバナンス(統治)は完璧ですから、今のウチは特にそうだと思います。 あんな優秀な事務次官に出会えて幸せです」
限りなく傲慢。 それなのに財務省への帰属意識はきわめて強い。 人間としてどこかアンバランスだが、本人はそれに気づいている様子はない。
今、こうした忠実なしもべを500人規模で抱え、財務省という「城」に王として君臨しているのが、勝栄二郎事務次官、その人である。
「陰の総理」と呼ばれる勝氏だけあって、その権力の肥大ぶりは止まるところを知らない。
この7月で次官就任から丸2年を迎え、本来なら退任してもおかしくないが、すでに任期延長が決まっている。 全国紙経済部デスクが解説する。
「当然です。 少なくとも消費増税法案の成案を見るまで、勝氏が次官を辞めることはない。それは野田の望みでもある。 というより、総理も今、勝氏に辞められては不安でしょうがないでしょう。
自民、公明と3党合意に達したのも、もちろん勝氏の剛腕です。 谷垣さんや山口さんら党首クラスは直接出馬して説得するし、それ以外の党の重鎮も、とにかく幅広くケアをする。
大臣官房長の香川(俊介)さんや理財局長の田中(一穂)さんの使い方がうまかった。
田中さんはかつての安倍晋三さんの総理秘書官。 次期自民党総裁選に出馬する気満々で、財務省にすり寄りたい安倍さんをあっさり籠絡した。
小沢さんに近いと言われる香川さんを官房長に据えることで『小沢さんのことも重視している』と念のためメッセージを送る。 そうして根回しをしているから、表面上は政局が混乱しているように見えても、実際は勝氏の『想定内』で物事が進んでいきます」

財務省OBの藤井裕久?民主党税調会長や信頼関係のある仙谷?政調会長代行に加え、宇宙人・鳩山由紀夫とすら親しく、すでに懐柔済みだという。 まさにオールマイティ、全方位外交で敵をつくらない。 永田町には「勝氏の悪口を言う政治家はほとんどいない」(前出・デスク)。
前出のキャリア官僚がまた独特の解説をする。
財務省に入ってまず叩き込まれるのが、『いちばん偉いのは事務次官。 大臣より偉い』というヒエラルキーです。 でも、思っていても表に出してはいけない。 かつて『10年に一度の大物次官』と呼ばれた齋藤次郎は、小沢一郎と近づきすぎるなど、官僚の分を超えた振る舞いをしたために、他の自民党主流派から嫌われ、最終的には失脚した。
勝さんはその轍を踏まないように気をつけているというか、もともと『俺は偉い』というオーラを抑えるのがとても得意な人なんです。 政治家に会えばちゃんと腰を折ってお辞儀するし笑顔も絶やさない。 それは謙虚だからというより、お辞儀して丸く収まるなら安いもの、という西洋式合理主義がある。 おそらく4歳から15歳までの11年間、ドイツで暮らした影響もあるのでしょう。
 これはあまり知られていない事実なんだけど、財務省キャリアにはチビが多いんです。
ちゃんとした統計はもちろんないけど(笑)、160cm台の人がゴロゴロいる。 勝さんのように175cm以上あって顔も整っている、というタイプは珍しい。 勝さんの屈託のなさは、実はそんなところにも由来しているのではと、ボクは秘かに見ています」

勝海舟の曾孫を名乗る
ただ、ここまでの分析では、なぜ勝氏が「王」と呼ばれるまでの権力者に成り上がったのか、完全には腑に落ちない。
実は勝氏には隠し持っている「顔」がある。 そして、そこにこそ権力の源泉がある。それは「ドイツ帰りの紳士」のイメージとはまるで異なる、いわば「乱世の傑物」とでも言うべき、勝氏のもう一つの顔である。
前出キャリアとは別の財務省幹部が明かす。
「これは最近まで省内でも知られていなかったのですが、勝さんは東大法学部卒ではないのです。 いや、正確には卒業しているんだけど、その前に、早稲田の法学部を一度卒業しているんですよ。 東大は、早大卒業後に学士入学したんです。
こう言っちゃなんだけど、東大法学部と早大法学部では偏差値が(腕を広げて)こーんなに違う。勝さんが大蔵省(当時)に入るために東大に学士入学したかどうかは定かではないけど、高校卒業して早大の法学部なんて事務次官は、150年の歴史のなかでもちろん一人もいない。  しかもドイツから帰国して入った高校は獨協高校で、これも財務省では異色です。
でも逆に、財務官僚がどうしても身にまとってしまう『エリート臭』が勝さんにないのは、こうした学歴によるところも大きいのかな、と思います」

財務省には「東大法学部にあらずんば人にあらず」という風土があり、東大経済学部卒すら少し肩身の狭い思いをするという。 財務省幹部が続ける。
「勝さんは大蔵省の同期会には出ないんです。 一つには年齢が違う、もう一つには共通の話題がないからだそうです。 加えて、勝さんは大蔵省入省の成績が同期の中で下から2番目だったとか。 同期会が嫌いだった理由は、その辺なのかなと推測しています」
バブル期のような、景気がよくて大蔵省にとっても平穏無事な時代がずっと続いたなら、ひょっとしたら勝氏がいまのように頭角を現すことはなかったかもしれない。
しかし'97年、一連の大蔵スキャンダルが勃発、大蔵省は乱世に突入する。
「勝さん自身、過剰接待で処分を受けていますが、他の純粋培養エリートがオロオロするなかで、スキャンダルの後始末など『汚れ仕事』を引き受けたのが、当時、主計局主計官から大臣官房文書課長に移った勝さんでした。
 その前の2年間、ミスター円こと榊原英資・国際金融局長(当時)の下で、為替資金課長として鍛えられた経験も大きかった。 お互い英語が堪能で、ドメスティックな大蔵省で、グローバル金融が理解できる貴重な二人だった。 その後、銀行の不良債権処理に勝さんが奔走し、そこでも評価を上げることになります」(前出の財務省幹部)
 汚れ仕事もできる、エリート臭のない男。 一方で利用できるものは利用するしたたかさもある。

勝海舟の曾孫説」である。
事務次官になって以降、勝氏は明確に否定するようになった。 実際、血縁関係は存在しない。  しかし、ある財務省OBはこう証言するのだ。
「若い頃は『そうです』と言ってたよ。 偉くなるにつれ、ニヤニヤ笑って否定も肯定もしなくなり、事務次官になった途端、猛烈に否定し始めた。
自分を大きく見せるために利用したのか、単に話のネタとして面白いと思っていたのかはわかりませんが、とにかく、若い頃は海舟の子孫だと認めていましたよ」

○総理より偉いんです
利用すると言えば、これまでの大物次官と明らかに違うのが、メディアコントロールだという。ある全国紙の幹部が語る。
「消費税への理解を求めるために、勝さんは官房長や主計局長、主計局次長などをともなって、記者クラブ加盟社すべてに挨拶回りをしていました。昨年末からつい最近までの話です。
主計局は3班あり、頭である局長が司令官で、その下に3個師団9個連隊と、大蔵省時代から軍隊用語で呼ばれている。 この部隊編制で新聞社、テレビ局を行脚した。
勝さんがパイプのあるナベツネ(渡邉恒雄・読売新聞主筆)はもちろん押さえ、有名ニュースキャスターには一人一人に面会を求め、幹部が直接出馬しています。

次期事務次官が確定している、司令官の真砂靖主計局長が、みずからワールドビジネスサテライト小谷真生子キャスターへの接触を買って出たのは有名な話です。NEWS23Xの膳場貴子キャスターのところにも皆が行きたがったとか。
こうした財務省オールキャストによる消費税啓蒙プロジェクトは功を奏し、新聞、テレビ、通信各社は局長会議を開き、消費税に関する認識を改めた」
懐の深さは認めよう。 たしかに並の官僚ではない。だが、そこには欠落しているものがある。それは、自身が「公僕」であるという意識である。

前出の財務省キャリアはこう言い放つ。
 「勝さんに国民に仕える意識があるかって?あるわけないじゃない、そんなもの。 だって、
国民は基本的にバカなんだから。 牧場の子羊のように、ボクたちが正しく導いてあげなきゃいけない。
消費税を上げなかったら財政は破綻します。 国民はよくわかってないかもしれませんが、ボクたちの仕事は『おカネの管理』『国家の家計簿をつけること』ですから。税収を増やすためには消費税アップ、それが正しいことだというのは、すべての財務官僚のDNAにすり込まれています。
勝さんのことを、『いつから総理大臣になったんだ』と批判する人がいますが、総理大臣になったんじゃなくて、野田より勝さんのほうが偉いんです。 だって、野田民主党というおんぼろな御輿を担いで、最終的には消費増税を実現しちゃったんですよ。それは奇跡のようなこと。
しかもバッシングだって一身に受けて、それを気に病まないタフさがある。
省の前で街宣車が名指しで批判する次官なんて、勝さんが最初で最後ですよ。 伝説となるのにあれほどふさわしい人はいない」
もうすっかり勝った気でいる、勝栄二郎次官とその子分たち。 最近では、「もう利用し尽くした」とばかりに、ドジョウ総理の悪口を言い始めたのだという。

「『問責をかけられた大臣をすぐ辞めさせないなど、やることが遅い。 輿石(幹事長)さんの
顔色ばかりうかがって、とにかくグズなんだ』と、ある野党幹部にグチをこぼしたそうです。
勝氏にとっては野田など道具の一つ。 与党は仙谷氏や岡田副総理を押さえているので、『野田はもう用済み』ということなのでしょう」(前出の財務省OB)

 消費増税を事実上成し遂げた勝栄二郎は、「伝説の仕上げ」とばかりに、「あの男」に批判の矛先を向けているのだという。
「橋下維新の会には危機感を持っていますね。 みんなの党が橋下とくっつくかどうかも含めて、橋下新党は『財務省のリスク要因』と見なしています。
橋下が主張する政策で財務省にとって問題なのは、もちろん地方分権
カネを分配する権限を地方に移譲することになると、予算編成が思い通りにできなくなる。それが財務省にとっては恐ろしい。 突き詰めれば、カネをすべて握っていることが財務省の巨大な権力の源泉ですからね。 今まで通り、霞が関のなかでやり取りしているほうが、都合がいいに決まっています」(前出の経済部デスク)

カネが権力の源泉だと言うが、それはもともと財務省のカネでも、ましてや勝氏のカネでもない。 国民から吸い上げた税収を差配することで、自分たちが偉大なことをしていると考えるのが、そもそも思い上がりではないか。
日本には真の政治は存在しない。
ただ財務省に君臨する王、天下人がいるだけなのだ。
 「週刊現代」2012年7月7日号より
 (転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/1423b81b83570450faa532412cde6539   さん より