小さな国でもやれているのだ。米軍基地を撤去させた他国の例(フィリ

 小さな国でもやれているのだ。 新政権の下に、国民が団結して頑張ろうという状況を創ろうではないか
米軍基地を撤去させた他国の例(フィリピン・エクアドル

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 大脇道場 NO_1445 世界には米軍基地を撤去させた例がいくつもある 鳩山政権は「チェンジの立場」で臨め。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-1488.html

〜前略〜

沖縄県民も国民も、新政権になったから、変わってほしいと願っているのだ。
 自民党政治からのチェンジを望んでいるのだ。県民の思いを正面から受け止めて、
自民党型のの対米追随外交を転換して、普天間基地撤去・国外移設を正面からオバマ大統領に率直に提起して、
本腰をいれた交渉をやるべき時です。それこそ「政治生命をかけて」。

鳩山政権に望むのは、そういう外交的立場と姿勢である。前政権の「約束」にとらわれず、
あっちも政権が変わってこっちも変わったのだから、そこから率直に話し合えばいいのだ。
そうなれば国民の圧倒的多数が、政権を後押ししともにたたかうだろう。

「対等な日米関係」とか「対米従属ではない」と、口で繰り返し言うが、それが出来なければ結局、
旧政権と何ら変わらない。

アメリカの顔色をうかがって、迷走しては、結局アメリカに押し切られるだけだろう。
「対等平等」をいうなら、本当にそういう立場に立つだけのことだ。
 政府が毅然とした立場で「これが国民の意志だ」といえば、先方だって受け容れざるを得なくなるだろう。
アメリカにもこちらからチェンジを求めなければ、チェンジは望めないのだ。

困難はあろうが、世界には米軍基地を撤去させた例がいくつもある。
それで国と国の関係が悪くなったという話は聞いたことが無い。

たとえばフィリピンは、91年9月に米軍基地協定が終了した後は基地を置かないという87年憲法にもとづき、
基地撤去を米側に提案した。米政府は激怒し、どう喝を加えたが、議会上院は政府提出の基地容認の新協定案を
拒否し、1年半余の粘り強い交渉で92年には、ついに完全撤退に追い込んだ。

南米エクアドルも、この9月に基地を撤去させた。
2009年7月19日(日)「しんぶん赤旗」リンク
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米軍9月に撤退完了
エクアドル 基地協定更新拒否受け
南米エクアドル西部にあるマンタ基地に駐留する米軍は17日、1999年から同基地で行ってきた軍事作戦を
終了させました。 エクアドル政府が昨年7月、今年11月に期限切れを迎える基地貸与協定を更新しない旨を
米国に通告したことを受けた措置です。

米軍は、当初250人いた駐留米兵をすでに30人程度にまで減らしており、9月中に撤退を完了する予定です。
基地に勤務する約160人のエクアドル人労働者については、エクアドル政府が再雇用計画を適用し、
就職先を確保します。

マンタ基地では17日、米大使館員や米軍司令官が式典を開催。
司令官らは、「基地が麻薬対策で積極的な役割を果たした」などと語りました。

一方、カルバハル内外安全保障調整相は同日、メディアで、「米軍作戦に対する評価は極めて低い。
情報は常に米国が管理し、エクアドルの主権は弱められた」と反論。
基地返還によって「国の主権が再確立され、麻薬対策が進み、市民も安全になる」と強調しました。

マンタ米軍基地は、99年に当時のエクアドル政府と米国が締結した基地貸与協定に基づいて設置。
米軍は、麻薬対策を口実に早期警戒管制機AWACSを配備しました。

しかし基地撤去を求める世論を受けて、2006年には対米従属からの脱却を掲げるコレア大統領が当選。
同政権は08年7月、協定を更新しないと米国に正式通告しました。08年9月には国民投票で、
外国軍基地の設置を禁止する新憲法が承認されました。
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小さな国でもやれているのだ。
新政権の下に、国民が団結して頑張ろうという状況を創ろうではないか。

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