●「日本国債暴落はあり得ない」(EJ第3244号)

【消費増税法案が成立する可能性はほとんどなくなっています。 】
【】 ●「日本国債暴落はあり得ない」(EJ第3244号)
 今回のテーマである「財務省の正体」は本日で70回、牧野洋氏のいう「官報複合体」のひとつである官僚機構の司令塔、財務省の正体について、ここまで述べてきています。
 野田政権は消費増税の実現を目指して、2月17日に与党案を閣議決定しましたが、現在の情勢を分析する限り、消費増税法案が成立する可能性はほとんどなくなっています。
 今回の消費増税が実現しないと、市場の信認が得られなくなり
日本国債は格下げされ、長期金利の上昇によって、国債が暴落するという人がいます。また、ヘッジファンドに仕掛けられるという人もいますが、本当にそういうことが起きるのでしょうか。
 これに関して、青山学院大学教授の榊原英資氏は、2月14日のBSフジプライムニュースで、司会者の質問に対して、次のように述べています。 そのときのテーマは、「国債暴落はあり得るか」だったのです。
 八木/榊原さん。国債暴落の可能性をどう見ていますか。
 榊原/国債暴落の可能性は100%ない。ただし、このままの状態が続けば5年〜10年先にその可能性はある。今は日本国債に対する需要はたくさんある。
 八木/こういうメールがきているんです。 日本の財政事情を改善するには、日本がとるべき政策は緊縮財政政策でしょうか。 財政出動政策でしょうか。