【カギを握るのは6月。ここを乗り切れば、とてつもない大相場がやっ

【カギを握るのは6月。
ここを乗り切れば、とてつもない大相場がやって来る。「そこで6月の成長戦略にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革を盛り込み、外債や株式などに積極的に投資させようという案が出ているのです」】
【 総務省幹部は、安倍政権が成長戦略に盛り込もうとしている医療のIT化がその一つだと明かす。 具体的には、パソコンやスマートフォンを使って遠隔地の高齢者を検診できるシステムや、各地の病院をネットでつないでカルテを共有化できる仕組みなどを作ろうとするもの。 実現した暁には、なんと20兆円規模の新しい産業が生まれることになるという。 】
【】 いよいよ大勝負の時が来た! 暴騰(1万8000円台)か、暴落(1万円割れ)かアベノミクス6月が正念場 市場関係者が固唾をのむ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35841
 相場の格言にサマー・ラリーなるものがある。 7月からの夏場に、株価が上昇する現象のことだ。 今年もその予兆が出てきた。 カギを握るのは6月。
ここを乗り切れば、とてつもない大相場がやって来る。
■20兆円のマネーが流れ込む
アベノミクスへの熱狂は、冷めるところを知らない。 日経平均は大台であった1万4000円を突破し、トヨタ自動車が5年ぶりに1兆円台の営業利益を確保するなど、産業界も活気づく。 一部では、期待感だけで上がってきた相場はそろそろ息切れするのではとの声も上がっているが、そんなことはない。 

富士山相場―。 
意味するところは2つある。 一つは、大相場が始まるタイミングが、富士山が世界遺産へ正式登録される予定の6月だということ。 もう一つは、富士山が山頂に向かって急勾配を描くように、株式市場も急激な右肩上がりで暴騰していくということである。
それも富士山の標高3776mにちなんで3万7760円、つまりは日経平均が過去最高値(3万8957円)くらいまで上がる可能性さえあるというのだ。 

6月から株価がさらに暴騰を始めるとはにわかには信じがたいかもしれないが、確かな根拠がある。 

というのも、安倍政権が参院選前の株価上昇を狙って、この6月に公表するアベノミクスの3本目の矢=成長戦略に、株価を暴騰させる「秘策」をぶち込もうと狙っているフシがある。 
その一つが、10兆円とも20兆円ともいわれる巨額マネーを、日本の株式市場に一気に注入するというとてつもない計画である。金融庁関係者が語る。
 「どうやって、そんな巨額マネーを供給するのか。我々の公的年金を運用する機関であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を動かすのです」
 GPIFは100兆円超もの運用資産を有する、知る人ぞ知る「世界最大の機関投資家」である。 現在はその6割ほどを日本国債に代表される国内債券に投資しているが、
一方で国内株式への投資は1割超でしかなく、海外の年金機関と比べて運用が消極的すぎるとの批判がある。 

「そこで6月の成長戦略にGPIF改革を盛り込み、外債や株式などに積極的に投資させようという案が出ているのです」(同前)
 GPIFが仮に運用資産の1割を日本株投資へ移し替えれば、10兆円が株式市場に流れ込む。 2割であれば20兆円。 これが、巨額マネー注入説の根拠だ。 
ちなみに、アベノミクス相場を牽引してきた海外投資家の日本株の買越額は、昨年11月半ばから今年4月半ばまでで約8兆円。 その間に株価が9000円から1万3500円まで5割上がっている。 GPIFの10兆~20兆円が市場投入されれば、株価がさらに5割増、10割増で上がっていくことは容易に想像できる。 
年金マネーだけではない。 国の成長戦略をまとめる産業競争力会議の場では、1500兆円とも言われる個人資産をいかに吐き出させるかという議論も出ている。 
狙うのは、1500兆円の個人資産の約6割を保有している60歳以上の中高年。 すでに安倍政権は来年1月から、100万円までの株や投資信託への投資について、配当や売却益を非課税にする税制改正を決定している。 これに加えて、中高年が銀行に預けているカネを、株式市場にもっと振り向けることができないかと、「日本の中枢」は策を練っているのである。 

仮に1%でも市場に回すことができれば、15兆円という巨額が投入されるから、株式市場に与えられるインパクトは巨大である。 もしそれが実現されれば、GPIFの分を合わせて相乗効果は2倍。日経平均は軽く2万円を突破していくだろう。 

■永田町が仕掛けてくる
6月暴騰説が真実味をもって語られるのには、ほかにも理由がある。
安倍政権は、株式マーケットを刺激する別の「秘策」も用意しているからだ。 
しかもそれは、「ITバブルよ再び」との掛け声のもと、'00年初頭にかけて株価が
急カーブを描いた、あの沸騰相場の再現を狙ったものだというから驚きだ。 
 総務省幹部は、安倍政権が成長戦略に盛り込もうとしている医療のIT化がその一つだと明かす。 具体的には、パソコンやスマートフォンを使って遠隔地の高齢者を検診できるシステムや、各地の病院をネットでつないでカルテを共有化できる仕組みなどを作ろうとするもの。 実現した暁には、なんと20兆円規模の新しい産業が生まれることになるという。 20兆円の市場規模というのは、鉄鋼業界のそれとほぼ同じ。
それだけの巨大産業が新しく生まれるとなれば、マーケットはおのずと注目、関連銘柄に買いが殺到する。安倍政権は、医療版のITバブルを引き起こすシナリオを目論んでいるというわけだ。 

「すでに気付いた投資家たちは動いている。病院と患者宅をつなぐネットワーク構築を担うNTT、患者が自宅でのテレビ電話などに使う端末を作れるパナソニック、シャープなどの関連銘柄を狙い買いしている」(ファンドマネージャー)

MCPアセット・マネジメント証券の投資顧問部長兼チーフ・ストラテジストである井上哲男氏も言う。 

「医療関連の物色はすでに始まっている。たとえば、薬の情報サイトを運営するエムスリー、医療画像処理技術を持っているうえ、子会社に富山化学がある富士フイルムホールディングスなどです。規制緩和で医薬品の認可の手続きが短縮化されればニーズが増えるので、臨床試験をモニタリングするメディサイエンスプランニング、治験施設の支援事業を行う綜合臨床ホールディングスも注目です」

医療版だけでなく、自動車版ITバブルの土台作りも進んでいる。 
メディアではあまり注目されていないが、安倍政権は成長戦略の中に、次世代自動車の開発に関する規制緩和を盛り込もうとしている。 坂道で自動的に速度調節したり、無人で自動運転できる次世代自動車をいち早く商品化できるようにするため、公道での実証実験をやりやすくする規制緩和を実施する見込みだ。 
「実用化されれば、いま市場に出回っているすべての車が次世代自動車に置き換わるインパクトがある」(自動車業界担当アナリスト)。
自動車産業は裾野が広い業界だけに、かつてのITバブル以上の衝撃を市場に与えることになりそうだ。 
しかも、これらのバブル戦略は、ダブルパンチで市場に刺激を与えられる一石二鳥の効果があるという。 経済ジャーナリストの磯山友幸氏が指摘する。 
「医療のIT化などは、従来は抵抗勢力に阻まれて実現できなかった。 それを安倍首相が断行すれば、本気で改革をやるつもりなのだというメッセージになる。
マーケットは敏感に反応し、想定以上の株高効果をもたらすのです」
安倍晋三首相はいま、こうした一連の政策パッケージを6月までに策定するよう関係各所に指示を飛ばしている。 6月半ばに開催が予定されているG8サミット(主要国首脳会議)の場で披露するため、というのがその理由だ。 
しかし、「6月発表」を急ぐ背景には、次のような事情もある。 第一生命経済研究所首席エコノミストである嶌峰義清氏が言う。 
「先日、ECB(欧州中央銀行)が利下げを決定しましたが、実は6月にもさらなる追加利下げをする可能性がある。 米国のFRB(米連邦準備理事会)も当面は金融緩和を継続する。 となれば、6月には世界中の市場にマネーがジャブジャブと溢れることになる。
そこへきて安倍政権が成長戦略をアピールすることに成功すれば、マネーが一気に日本市場になだれ込んでくる可能性があります」

マーケットアナリストの豊島逸夫氏も言う。
「直近の米国の雇用統計で非常によい数字が出てきたことで、6月は米欧経済が世界を牽引する形になる。 当然、世界中のマネーはリスクオン(リスクを取る)姿勢を強めて、どこに投資をしようかと考え出す。 安倍政権にとって、G8の場はそうしたマネーを呼び込む好機到来といえる」

■「1万円割れ」もあり得る
つまり、「成長戦略で様々な業界にカネを投入し、規制緩和で新しい産業の育成を促すというアピールをするだけで、総じて株価が上がっていく」(嘉悦大学教授の高橋洋一氏)という絶好の環境が6月にやって来るのである。 
 実はこの6月は、日本の株式市場で株価下落のリスクが大きい月だといわれてきた。なぜなら、6月に電気料金や小麦などの値上げが一斉に予定されているからだ。
値上げの背景にあるのは、円安による輸入物価の押し上げ。
つまり、アベノミクスの負の側面が最も実感されるのが6月で、それを嫌気した
個人投資家が株の売りに流れる事態が懸念されてきた。 
そうした不安をかき消すためにも6月に政策パッケージを大々的に披露し、株高を演出する必要がある―。 政府のそんな狙いも透けて見える。 

実際、マーケットでは楽観論とともに、悲観論を唱える者もいる。 
華々しい成長戦略を打ち出せれば株価はうなぎ登りで上がるだろう。 しかし、それが見掛け倒しのものに終われば、期待感が大きかった分、失望売りもまた巨大なものとなる。 今度は富士山の急勾配を転げ落ちるように、株価がノンストップで下げ続ける暴落相場に突入し、日経平均の1万円割れもあり得る、と。 

最大のリスク要因=抵抗勢力は、霞が関の官僚たちである。 みずからの既得権に切り込む改革や規制緩和を骨抜きにしようと、目下、画策中だ。 
GPIF改革については、民主党政権時代に俎上に上ったことがあるが、厚生労働省の反対で実現できなかった経緯もある。 今回はどうか。 

東京・永田町に建つ首相官邸。 その4階の大会議室に、安倍晋三総理、麻生太郎副総理、甘利明経済財政・再生相といった内閣中枢から、榊原定征東レ会長、坂根正弘コマツ会長、佐藤康博・みずほフィナンシャルグループ社長などの財界トップまで、そうそうたるメンバーが顔を並べていた。 
4月半ば、午後6時から開催された第6回目の産業競争力会議でのこと。 参加者の一人である長谷川閑史・武田薬品工業社長が突然、こうぶち上げた。 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)については、運用に自由度を与えるべきである」
GPIF改革の口火が切られた瞬間だった。 
 同会議の議事録によれば、長谷川氏の発言をきっかけに、参加者の一人であるみずほFGの佐藤社長が「何としてもGPIFの改革を考えていただきたい」と発言。 続けて「ポートフォリオはあまりにも安全資産に偏りすぎている」とGPIF改革の必要性を語ると、ローソンの新浪剛史社長も「是非ともアクティブ運用を」と賛同の意を表明していることがわかる。 

■「伸るか反るか」のポイント
実は今年1月に閣議決定された緊急経済対策の中にも、GPIF改革を見越した文言がひっそりと盛り込まれている。 産業競争力会議の場でも、GPIF改革への賛意は多い。 
「お膳立ては整った。あとは安倍首相が断行できるか、その胆力ひとつにかかっている」(前出・金融庁関係者)

一方で、バブル戦略の一環である規制緩和については雲行きが怪しい。 
 規制緩和については、規制改革会議で議論されているが、「会議長である岡素之・住友商事相談役のリーダーシップが弱く、役所主導の議論に傾いている」(前出・磯山氏)からだ。 
経済産業省東京財団上席研究員の石川和男氏も言う。 
「仮に霞が関の壁を突破できたとしても、次には身内である自民党内の壁が立ちはだかる。 政府の決定は閣議。 閣議は各大臣の了承を得なければならない。 その前に
自民党の総務会を通す必要もある。 この二つが最大の関門となる。 それを総理や官邸が押し切れればいいが、過去の歴史を見ると押し負けてしまうケースが多かった」

暴騰か暴落か―。 伸るか反るかの正念場が、いまやって来た。 では、どちらに転ぶかを見極めるために、われわれは何を判断材料にすればいいのか。 
 前出・石川氏はこう指南する。 
「成長戦略も規制緩和も、いま出ているメニューは総じて方向性は正しい。 でも、すべてをゴリ押ししようとすれば、既得権のある政官財関係者の大きな抵抗にあって、総崩れになってしまう。 だから、判断基準は3割。 成長戦略や規制緩和のメニューのうち、3割でも政策を実現できれば、それだけで天地がひっくり返るようなインパクトを市場に与えられるでしょう」
 前出・磯山氏も言う。 
「安倍政権が、規制改革への意気込み、また選挙後にもそれを継続する意思表明をどれだけできるかにかかっています。 小泉純一郎政権時代には、郵政解散選挙を打ち出したことで、これは本気だとマーケットが判断し、株価は4割アップした。
6月に安倍総理がどれだけのリーダーシップを見せられるかに着目したい」

4割アップとなれば、2007年夏につけた節目である1万8000円台越えが見えてくる。その先にあるのは富士山相場の頂点である史上最高値だ。 
ゴールデンウィーク明けの東京株式市場、日経平均が1万4000円の大台を突破したのは、'08年6月以来4年11ヵ月ぶりのことだった。アベノミクスの3本目の矢である成長戦略への期待感が日に日に高まり、先を見越した海外投資家が日本株の買いに走ったことが背景にある。
市場はすでに、来るべき6月に向けて、期待感をパンパンに膨らませている。 
情報武装は万全、決戦は6月だ。 あとは安倍政権が政策を打ち出すその日に、動き出すだけである。(一部省略) 
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/838.html   さん より

【▷「中国大動乱」に備えよ
民主党は行き着くところまで行く  ▷分権革命で「統治機構」を変える。
さらに、重要な問題で自公とスタンスを一緒にしている日本維新の会みんなの党。 もう第三極じゃなくて“1.5極”と言っていいね(笑)。その辺を合わせると、それなりの規模になると思う。 】
【 【小沢一郎】 次の総選挙でもう一度政権奪還を狙いますから。 昨年12月の衆院選は、えらく負けちゃったからみんなガックリしてるけど、そうじゃない。 政権交代を実現した4年前の衆院選も、まさかと思ったくらい民主党議席を増やして、自民党は3分の1程度になった。】
【】独占インタビュー90分 小沢一郎戦闘宣言 アベノミクス崩壊は近い!
http://www.twitlonger.com/show/n_1rkdbao
サンデー毎日6月2日号 頁:16 :TwitLonger
 http://livedoor.blogimg.jp/hanatora53bann/imgs/7/4/749b14b6.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/hanatora53bann/imgs/e/4/e4f75e9a.jpg
  独占インタビュー90分
 アベノミクス崩壊は近い!小沢一郎戦闘宣言
  命もいらず、名もいらず… 『日本改造計画』から20年

▷秘話「北方四島は数兆円」で合意していた…
憲法96条改正は筋違い
▷安倍政権は米国から危険視▷「小沢王国」乱立選挙の真相
▷「中国大動乱」に備えよ
民主党は行き着くところまで行く
▷分権革命で「統治機構」を変える
 『日本改造計画』を著して、はや20年。体制の壊し屋として政党の離合集散、さらに陸山会事件に見舞われたが、存在感は揺るがない。 小政党「生活の党」代表となった小沢一郎氏(70)は今、アベノミクスの危うさを語る。 そして政権再交代へ向け、
最後の闘いに挑む。

 【サンデー毎日】今夏の参院選をどう展望していますか。
小沢一郎】今のように野党がバラバラでやれば、受け皿がないから自民党が勝つということになるんじゃないかな。 さらに、重要な問題で自公とスタンスを一緒にしている日本維新の会みんなの党。 もう第三極じゃなくて“1.5極”と言っていいね(笑)。その辺を合わせると、それなりの規模になると思う。
生活の党としては、2ケタは通るように持っていきたい。 今後の政界再編を見据えれば、それくらいの基礎的な人数は必要だからね。

サンデー毎日】衆参ダブル選挙のウワサも絶えません。
小沢一郎】 自公が衆院で3分の2を占めている現状を、わざわざ振り出しに戻す
こともないでしょう。 自民党内からも「半年でまた選挙をやるのか」と批判が出ると思います。
サンデー毎日】とすれば、参院選が政界再編のスタートになるということですね。

小沢一郎】 次の総選挙でもう一度政権奪還を狙いますから。 昨年12月の衆院選は、えらく負けちゃったからみんなガックリしてるけど、そうじゃない。 政権交代を実現した4年前の衆院選も、まさかと思ったくらい民主党議席を増やして、自民党は3分の1程度になった。 小選挙区は政権が代わりやすいように作った制度で、その時の国民の意思次第で大きく選挙結果が変わる。 僕らのグループだけじゃ小さ過ぎるから、幅広く受け皿を結集できれば、総選挙で再び政権交代は可能です。

サンデー毎日】 その思いとは逆に、野党協力は難航している。 お膝元の岩手選挙区の乱戦が象徴的です。
小沢一郎】 実は平野(達男・前復興相)君が民主党を離党した時に、僕は民主党側に「ちょうどいい機会だ。民主党がその気になれば、社民党や非自民の政党が集まるんだから、野党協力のモデルケースにしよう」と伝え、「大型連休までに、民主党として意思決定をして呼びかけてくれ」と頼みました。 それなのに県レベルでも、国政レベルでも、何の反応もありませんでした。 民主党は何の相談もなく候補者を決めた後で、細野豪志幹事長ではなく大畠章宏代表代行が報告に来ました。
「いずれ、今後とも…」と話していましたけどね。

サンデー毎日】 小沢王国を崩そうという思惑が、自民党だけでなく民主党からも
透けて見えます。
小沢一郎】 前の衆院選は時間がなくてバタバタだったから、1区と3区は勝て
ませんでしたが、今回は自民党民主党も、岩手になじみのない落下傘候補
県民の判断、支持はわれわれが得られると確信しています。

サンデー毎日】 かねて「民主党が声をかけなければ、野党は結集できない」と訴えていますが、どうも受け身に映ります。 具体的な政権奪還策を描けていますか。

小沢一郎】 いくら激減したとはいえ民主党が野党第1党だからね。 維新は何と
なく自民党寄りのスタンスになったし、もう旗を振るのは民主党しかない。
ところが今度の国会でも分かったけど、何も決定できない。 憲法改正問題も、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)も。 消費増税なんて、自公が「年金制度は変えなくていい」と言い出し、3党合意がパーになり大義名分はなくなった。 これにどう対応するのか、意見が一致しない。 原発も同じで、何となくムニャムニャしている。
基本的な大きな問題で意思統一ができず、結論が出せないなら、政党の体を成していません。

民主党は自浄作用を発揮する必要があるでしょう。 全く意見が正反対の人は、離れてもやむを得ない。 それで民主党が呼びかければ、非自公の各党はみんな協力する。
この前、ウチと社民党みどりの風選挙協力を決めたんだけれど、民主党に声をかけても出てこない。 幹事長会談を呼びかけると言ってたけど、それさえもできないんだね。 民主党は、行き着くところまでいかなきゃ駄目なんですかね。

《分裂後の民主党政権交代実現》
サンデー毎日】 民主党の分裂を待って、能動的にアタックするということですか。

小沢一郎】 参院選が終わってからね。 まあ選挙の結果は大体想像はつくけども、民主党はケリをつけるしかないでしょう。 今のままだと、ただ消滅するだけになっちゃう。 国政の基本政策が党内で違うんだから、スッキリしたほうがいい。 自公に行きたいという人は、そっちの勢力につくべき。 そうすれば、トータルの人数が少なくなっても政権は取れます。 国民は選択肢がなくて、どこに入れようか分からないんです。 かつて自由党民主党が一緒になった時も、こっちは20人、あっちは50、60人くらい。 政権交代を狙う上で、出だしの規模は大した問題じゃないんです。

サンデー毎日】 株高・円安に支えられ、安倍政権には勢いがあるように見えます。

小沢一郎】 アベノミクスがもてはやされていますが、株価が上がって、国民の
何パーセントが儲かっているのでしょうか。 輸出の多い大企業など、ほんの一部だけですし、儲け先の半分は外国です。 また円安になって何が良いんですか? ガソリン・燃油が上がる、電力が上がる、食料が上がる、飼料が上がる、化学製品も上がっていく。 中小企業、農業、漁業、一般国民にとってはとんでもない話です。

アベノミクス小泉政権と若干似た政策で、所得の格差がどんどん広がっていく。
小泉政権以来、国民の所得は10%以上落ちていますが、今後さらに広がっていく
と思います。 不景気の中で物価が上がり続けるスタグフレーションに陥りかねない。国民はすぐに気がつきますよ。

サンデー毎日】 株価の上昇に、内閣支持率も引っ張られ高止まりしています。
景気が良くなるかもしれない、フワッとした期待感が反映されているのでしょうか。

小沢一郎】 民主党政権の失敗による反動的な意識が非常に大きいのです。
 「自民党政権だと良いことがありそうだ」という心理。 民主党はしきりに「カネがない」と言って、役所の言う通りに政権を運営してきたんだけれども、自民党が復帰したら、どこからかカネが出てくるようになった。 だから、あれだけ僕が「必ずカネはある」って言っていたのに(笑)。

サンデー毎日】 再登板した安倍首相には、長期政権を目指す姿勢が垣間見えます。

小沢一郎】 小泉政権のようにはならないね。 意外と早いんじゃないかな。 参院選までは、何となく一生懸命におとなしくやって、間をもたせようとしてるんだろうけど、アベノミクスは選挙後、馬脚を現しますよ。

サンデー毎日】 アベノミクス崩壊は秋口くらいに。
小沢一郎】 そうだね。

サンデー毎日】 憲法改正の動きをどう見ますか。
 安倍政権は「護憲」vs.「改憲」などと政局に利用しようとしているフシさえあり
ます。
小沢一郎】 そう思いますね、最近。 少しトーンを和らげましたが、96条から
入りたいのは間違いない。 ただ、安倍首相は憲法をどうしたいのか。 自民党案を見ると、9条改正で自衛権を明確にする、国防軍を作るというだけ。 そのために
96条を改正し、発議要件を国会議員の3分の2から過半数にするのを先行させるのは、筋道が逆だと思う。 そもそも3分の2というハードルは、国会運営でも多いし、会社でも地方自治体でも意思決定ではよくある。 中身が良ければ要件を緩和しなくてもみんな賛成する。 しっかりした国家のビジョン、目指す青写真がないまま、
何となく憲法改正だけ早くやりたいんだろうね。

《右派シンパを制御できない首相》
サンデー毎日】 安倍政権の綻びになりそうな課題には外交問題、とくに領土問題
があります。 どう解決すべきですか。

小沢一郎】 お互いにしっかりと信頼関係を築き上げていれば、おのずと良い知恵は出ます。 もちろん一気に100%の解決というわけにはいきません。 でも今は、
会話できる状況にないんでしょう。

とくに対中、対韓で顕著だけれども、米国でも安倍政権に対する危惧の念はあちこちで表明されています。 米国が本当に恐れるのは、日本がおかしな右傾向に走ること。 
日本に本当の民主主義が定着しているのか、半信半疑でいたところに、ポンポンとライト(右派)の色彩の強い発言、行動が出ている。 橋下徹大阪市長の“慰安婦・風俗発言”もそう。 “1.5極”の中心人物ですから、同じ括りで捉えられるでしょう。
過去も現在も将来も、さっぱり分かってない。 きっちりとした認識がないまま、
何となく右に、右に流れている。 そこを米国は非常に警戒しています。

サンデー毎日】 親米派の安倍首相が空回りしている?
小沢一郎】 ライトというのは親米じゃないんです。 石原慎太郎さん(日本維新の会共同代表)を見れば分かる通り、彼らの考えは“核武装しての武装独立”でしょ。米国にとっては危うい思想、考え方を持っているということになるでしょう。
高市(早苗・自民党政調会長)君も「侵略した事実はない」とかあえて言い出した。
あちこちで「親・自民党」「親・安倍首相」の人たちが騒いで、コントロールが利かない状態になっている。 もっとも、安倍首相自身が火をつけたんだから、強く止められないんだろうね。 心情的には「その通り」と思っているだろうから。
思いついたままに発言するというのは、いかにも軽い。

サンデー毎日】 対中国では習近平国家主席をどう評価しますか。
小沢一郎】 習氏の考え方よくは知らないけども、中国は大変じゃないですか。 
最近、思想弾圧を強めたでしょう。 貧富の格差と汚職が問題なんです。 たとえば、共産党人民解放軍が会社を持ち、権力を利用してカネ儲けしている。 こうした現状への不満で、中国は国内でのコントロールが弱くなっているのです。 このままでは
共産党政権は持ちません。 ソ連が足掛け70年で崩壊しましたが、その二の舞いどころか、もっとひどい動乱を覚悟して備えるべきです。 飯島勲・内閣参与が北朝鮮を訪れましたが、たとえば拉致問題ひとつとっても、根本的に解決するためには中国を効果的に動かさなければならないですからね。

サンデー毎日】 北方領土を巡る日露交渉が動き出しましたが、小沢さんが自民党
幹事長時代に返還が実現しそうな動きがあったと聞きました。
小沢一郎】 ソ連ゴルバチョフ元大統領の側近が来日して、「領土を返す見返りにカネがほしい」伝えてきたのです。 四島まとめてね。
具体的な金額まで詰めましたよ。 金額は忘れちゃったけど、数兆円という規模だったかな。 大蔵省(当時)と掛け合い、坪単価まで計算させて弾き出し、「良かろう」となりました。

サンデー毎日】 なぜ破談に?

小沢一郎】 ゴルバチョフ氏が最終決断できなかったんです。 ヤナーエフ副大統領ら側近は「カネがあれば、さまざまな施策に回せる」と考えていた。 何度も確認して「大丈夫、大統領もOKだ」と言うから、僕はソ連行ったんです。 しかし、いざ本人に会うと、はっきり話してくれない。 僕が「側近が来日してこう言ったから、来たんじゃないか」と激怒すると、執務室で非公式会談を呼びかけられました。
そこでゴルバチョフ氏は「今の自分には決断できない」と誤ってきた。 彼は党官僚タイプだから、荒っぽく大ナタを振るう決断は難しかったんでしょうね。

《現状維持派が“壊し屋”と批判》
サンデー毎日】 今年は小沢さんが著した『日本改造計画』、細川連立政権樹立から20年です。この間を振り返ってどうですか。
小沢一郎】 内容、スピード両面とも、僕が思い描いたほど変革は進まなかったけど、国民の意識は着実に変わった。 その象徴が09年の民主党政権誕生です。 それが失敗したから国民のショックは大きかったんだけど、自分たちの1票で政権は代えられるということを経験したのは、国民の心の中にしっかりと定着したと思う。 
だから、ちゃんとまともな受け皿ができれば、国民はそっちに行きます、間違いなく。 都市も地方も関係ない。 それが大いなる20年の成果だと思います。 まだまだ日本では民主主義は定着していないけども、その芽は09年と昨年の政権交代となって見えてきている。 民主党がバカなことをして政権から転落したのも、僕はその点では良いことだと感じているくらいです。
旧態依然として変わらないのは永田町と霞が関、大手町だね。

サンデー毎日】 小沢さんは“壊し屋”と呼ばれてきました。 理想とする政党の
あり方と、現実とのギャップを感じたことも多かったと思います。

小沢一郎】 あるからこそ、行きつ戻りつの話になるわけです。 民主党だって、
マニフェストで何を訴えたか、本気で分かってたら、あんな政権になるはずがない。個々の政党は別にして、僕を“壊し屋”と言うのはアンシャン・レジーム(旧体制)、現状維持派の人たちです。 革命的改革では、旧体制を壊さなきゃ新しい体制にならない。 幕藩体制を壊すことによって明治維新ができた。 両者は共存できない。
だから旧体制を壊す以外にないんです、新しい世の中を作るにはね。 当たり前のことなんだけど、メディアは体制を守ろうとして面白おかしく報じる。
それが「小沢はけしからん」という風潮に繋(つな)がっているんです。

サンデー毎日】 革命的改革の肝は「分権」でしょうか。
小沢一郎】 そう。 官僚の支配、中央集権をやめようということ。 明治維新
幕藩体制を壊して中央集権を築いたわけです。 幕府の力は強かったけども、それぞれ内政は各藩が全部自由にやっていた。 それを国家がコントロールするようにしたのです。 その仕組みが日本の官僚支配として始まりました。 140年以上たった今、逆に日本は地域社会の知恵、伝統を生かす政治が必要になってきた。 国家は身の回りのことについてはカネも権力も地域に降ろし、国は国家レベルの問題に専念する。そのように統治の機構を変えることが必要です。

サンデー毎日】 今の永田町を見回したとき、国会議員が小粒になってしまったように見えます。 最ベテランの視点で、どう捉えていますか。

小沢一郎】 勉強ができる人は多いけど、いざ政治的に岐路に立つと沈黙してしまう。コトを成そうとしたら、自分の出世欲、保身の気持ちを捨てて、腹を決めなければならない。 そこができない人ばかり。 昔は自民党の中に10人の“決死隊”がいたら、物事は通ると言われていました。
 今は政治的決断をする際、自分の身に跳ね返ってくるのが怖いのかな。

サンデー毎日】 国家のリーダー像、リーダーの心構えについて聞かせてください。

小沢一郎】 国家も革命期と安定期は求められるリーダーが違います。 しかし、
最後は西郷隆盛の遺訓に行き着く。
 「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。 此の始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり」。

もちろん大きなビジョン、志や理念がなければいけませんが、自分は栄耀栄華(えいようえいが)を望むのではなく、国家のために捧げる心が必要です。

サンデー毎日】 永田町に、そんな議員はいますか。

小沢一郎】 なかなかいないね(笑)。 ただ「国乱れて忠臣あり」「後生畏(おそ)るべし」という言葉があるし、僕は楽観している。
  構成/本誌・鳴海 崇 ジャーナリスト・山田厚俊
〜2013年5月21日火曜日発売のサンデー毎日6月2日号より
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/157.html   さん より

【 今年に入って15頭の馬が生まれたものの、14頭は1週間から1ヶ月足らずで亡くなったそうです。  「小さい頃から馬と暮らしてきたけれど、こんなことは初めてだ。 異常だよ。 それもこれも放射能だと思うんだ」と細川さんは放射能の影響を強調していました。もちろん科学的な根拠はありません。 長年、馬と触れ合ってきた感覚なんだと思います。】
【】福島県飯舘村 「大変なことが起こっているよ」
http://shinsainoato.wordpress.com/2013/04/05/2013-3-20%E3%80%80%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E9%A3%AF%E8%88%98%E6%9D%91%E3%80%80%E3%80%8C%E5%A4%A7%E5%A4%89%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B/
 2013.3.20 福島県飯舘村 「大変なことが起こっているよ」
  2013年4月5日 投稿者: michitaka64
 山津見神社の鳥居から険しい参道を750mほど登ると本殿があり、豊かな自然に恵まれた美しい飯舘村が一望できました。 とあるTV番組が発端で山津見神社が放射線を食い止めたという噂がたったのですが、神社の方にうかがうとまったくのガセネタ。
「あー、それですか」と一笑に付されてしまいました。 村を神社が守ってくれたなどという美談にでもしたかったのかもしれません。

 あいにくの曇り空でしたが、映画にでも出てきそうな美しい村に震災以前は6000人の人が暮らしていたそうです。 しかし、今は数えるほど。
放射能の影響で全村避難を強いられていますが、この村にたった1人牧場に残り馬の世話を続けている人がいました。 細川徳栄さん、飯舘村で3代続く家畜商の方です。
 細川さんは会うなり「この国は狂ってる。大変なことが起こってるよ」と切り出すと、挨拶も早々に牧場へと案内してくれました。 この数週間で馬がバタバタと倒れはじめたんだそうです。 牧場には32頭の馬がいましたが、そのうちの4頭はヨロヨロと腰が立たない状態で、一番症状がヒドい白いミニチュアホースは毛並みもボロボロ。
同行した獣医さんの診察では目に黄疸症状が出ていて、原因は不明ですが肝臓をやられているようでした。 何より膝がガクガクと崩れることを不思議がっていました。
細川さんは「こいつはもう今月もたないと思うんだ。かわいそうに」と言いながら横たわる馬を撫でていました。 牧場の脇を野生の猪が突っ切っていきました。

今年に入って15頭の馬が生まれたものの、14頭は1週間から1ヶ月足らずで亡くなったそうです。
 「小さい頃から馬と暮らしてきたけれど、こんなことは初めてだ。 異常だよ。
それもこれも放射能だと思うんだ」と細川さんは放射能の影響を強調していました。もちろん科学的な根拠はありません。 長年、馬と触れ合ってきた感覚なんだと思います。

これまで避難区域で亡くなっていった牛たちのことは報道でも伝えられていましたが、その多くは餌を与える人がいなくなったことでの栄養失調が原因でした。
この牧場の馬たちは十分ではないでしょうが餌は与えられています。 症状が出ていない馬たちは決してやせ細ってもなく、食欲もあるように見えました。 後日、保健所にお願いし血液検査を行ったところ、結果は伝染病でも栄養失調でもないことは断定されました。 ですが、放射能の影響が懸念される白血病という判断もでませんでした。 
もっと詳しい検査をしないと衰弱の原因はわからないそうです。

先日、飯舘村を含めた福島原発周辺で動植物の異常が相次いでいるという4人の研修者の調査結果が東京大学で報告されました。 ですが、子どもが甲状腺癌になっても放射能の影響はないとする現在の基準では、馬の異変を放射能の影響と断定するのは難しいでしょう。 仮にそうでも影響があるから避難地域なのだと言ってしまえばそれまでです。 でも、生き物が異常な状態で亡くなれば話の次元は変わると思います。
この馬たちにいったい何が起こっているのか。

細川さんは牧場を経営しながら、「花塚ボランテイア活動」の会長を務め、これまでさまざまな機会に馬を提供してきました。 東京の神田明神、相馬野馬追など数多くの有名な神事イベントや、水戸黄門暴れん坊将軍大河ドラマなどにも主人公を乗せた細川さんの馬が登場しています。 各地の小学校や盲人施設でのホースセラピーにも積極的に貢献してきました。

震災後、一度は避難したものの家族同然の馬や牛たちを見捨てられず、奥さんと娘さんを残してすぐに村に戻ったそうです。 家畜商の仲間たちに頼まれて、自分の牧場以外の牛や馬までトラックで助けにいき、以来、まさにたった1人で戦い続けています。  
馬たちを他の地域に避難させたいと村や東電に訴えて来ましたが、受け入れ先がないと断られ仕方なく村に1人残り世話を続け、それどころかこれまで自ら全国の伝手をたどって、なんとか引き取ってもらった87頭の補償に対する賠償請求も「飼育していた証拠がない」と東電から突っぱねられている。

「本当はもう限界だよ。 だけど、今まで先祖代々自分たちを助けてくれた馬たちを置いていけない。 処分なんてできるわけもない。 俺は馬と一緒にここで死んだっていいんだ」

細川さんは、周りの説得も無視して健康診断もホールボディカウンターの検査も拒否しています。 細川さんにとって、その結果がどうあれ、今やるべきことは馬への恩返ししかないのだと思います。
 牧場には1ヶ月ほど前に亡くなった馬の亡骸が、鳥や狐などに食べられ骨と皮だけになったまま放置されていました。
「違法なんだけど馬が死んでいった証拠を東電に見てもらうために残しているんだ。本当は埋葬したいんだけどね」

特に症状の重かった白いミニチュアホースは細川さんが言っていた通り、一週間後の3月末に亡くなりました。
亡くなるとすぐにカラスが目玉をくり抜いていったそうです。

僕らは鬼気迫る細川さんにただただ圧倒され、想像以上にシリアスな状況を前に呆然としてしまいました。 けれど何かが押し迫っていることは確かだとは思いました。

「この国は狂ってる。この先も大変なことが起こるよ」
 細川さんは、誰に言うともなく、そう何度も何度もつぶやいていました。
4月1日。山津見神社が全焼しました。 住宅部分から女性の遺体が見つかったそうです。


【細川さんから皆さんへのお願い】
 細川さんは、これまで人に迷惑がかかるからと馬の異常をほとんど他言してきませんでした。 ですが、異常がエスカレートしていくなか、お彼岸が過ぎたことを機会に公表することにしたそうです。
 ご本人の希望により、細川さんの置かれている状況、名前、住所、電話番号を公表いたします。関心のある方は連絡下さい、とのことです。

特に獣医畜産の関係者や放射能関係の専門家はぜひ細川牧場を訪れて、本格的な調査を検討していただけませんか。細川さんからのお願いです。

細川牧場 細川徳栄さん
 福島県相馬群飯舘村臼石字町123-1
 090-9742-3141
 英語版はこちらをご覧ください(World Newtwork For Saving Children From Radiation)
 http://www.save-children-from-radiation.org/2013/05/05/something-serious-is-going-on-horse-ranch-owner-worries-alarming-conditions-of-horses-in-iitate-fukushima/

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画像の貼り付け方がわからず画像upしてませんが、
リンク先には細川さんややせ衰えた馬の画像などがupされています。
ぜひリンク先をご覧ください  
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/649.html  さん より

【 バブルは何時か崩壊するのは定め。 どの程度崩れるかは日銀など次第? 】
【】終焉の予兆 ついに国債バブル崩壊が始まった! 反リフレ派の論客 小幡績慶大教授が警鐘乱打
http://gendai.net/articles/view/syakai/142483
2013年5月22日 日刊ゲンダイ
 <トリプル安で日本経済はお陀仏…>
 株式市場は相変わらずイケイケだが、その裏で恐ろしいことになっているのが国債市場だ。 黒田バズーカの異次元緩和で価格が上昇する見込みは大外れ。 21日も下落し、新発10年債の利回りは0.88%まで上がった。 国債暴落懸念がよぎるが、慶大教授の小幡績氏は近著「ハイブリッドバブル」でこう書いている。〈「日銀おひとりさまバブル。 日本銀行だけが(国債を)買いつづけるバブル。 日本国債バブルの最終局面が始まった〉〈いよいよバブルは崩壊する〉。小幡氏に緊急インタビュー。

 小幡氏は黒田日銀総裁が異次元緩和を決めた4月4日、「頭の中が真っ白になった」という。
 「あり得ない量の異次元緩和だったからです。 私はこの日、日本国債バブル崩壊は決定したと思っています。 実をいうと、これまでも日本国債は奇妙なバブルだったのです。 あれだけの国債を発行し、当然、財政破綻リスクがあるのに、高値安定している。 これは財政破綻リスクを見ようとしない機関投資家と、そうした懸念を考慮しつつ、利益を上げようとする2種類の投資家によって、引き起こされた特殊なバブルで、私はそれをハイブリッドバブルと名づけた。 そこに日銀買い入れバブルが融合し、国債市場は典型的なバブルに変質したのです。 この日、私はたまたまリフレ派の学者と議論していた。 世間はいまだにアベノミクスの良し悪しを論じていますが、洪水が押し寄せてくるのに、雨を降らせるにはどうしたらいいのかを議論しているようなものです」
 こういう小幡氏は、このバブルは必ず、崩壊し国債暴落につながると断言する。
「日銀がもくろみ通り、2%の物価目標を達成すれば、インフレになっているわけですから、今度は金融を引き締めなくてはならない。 つまり、今度は国債を売る側に回る。  
 その瞬間、国債価格は暴落します。 日銀が買ってくれるので、成り立っていたバブルなんですから。 一方、2%に届かなければ、日銀はさらなる緩和メニューを出さざるを得なくなる。 景気が回復しなければ、財政出動も必要になってくる。 そうなると、日銀の大量国債買い入れは財政ファイナンスであると見られてしまう。
 このシナリオでも国債暴落につながりますが、その場合、円の信用も揺らぎ、債券安、通貨安になる」
 つまり、どっちに転んでも国債暴落は避けられないのだが、だから、メガバンクは逃げるようにして、手持ちの国債を売っている。 それが価格の下落に拍車をかけている。小幡氏によると、こうした価格の乱高下こそ、典型的なバブル崩壊の前兆だという。

「株式市場もバブルが崩壊するかどうかはともかく、この相場は完全にバブルであるのは確かです。 企業の業績は明るくなっていますが、期待が大きい分、バブルが膨らんでいるのです。 ファンダメンタルズを見れば、日経平均は1万4000円くらいが妥当と見られているし、新興市場は乱高下している。 株、円、債券のトリプル安に見舞われれば、日本経済はとんでもないことになる。
この警告が無駄になるような奇跡が起きて欲しいものです」
 今後が恐ろしくなってくる。
 (インタビューはニコニコ動画の「日刊ゲンダイチャンネル」でも配信しています)
 http://www.nicovideo.jp/watch/1369198039
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/854.html   さん より



【】
【】イスラエル軍がシリアの反政府勢力側に潜んでいる?
 イスラエル軍用車両がシリアの反政府武装ゲリラたちの拠点で発見された
 ◆5月22日
 昨日の記事で示したシリア軍の攻撃作戦で、イスラエル製の軍用車両が発見されたようだ。イスラエルがこのシリアの紛争に絡んでいる事は確かであるが、その証拠ともいえる物件が発見されたことになる。
 以前では、イスラエル製砲弾が発見されている。いずれにしても、まだ武器の支援と言う段階であり、実際的なイスラエル軍の介入とは言いがたい。シリア軍の攻勢が続けば、武装ゲリラたちは更に追い込まれていくことになろう。そのままならば、全土が落ち着きを取り戻すのも時間の問題となるだろう。
 シリア問題は、欧米・イスラエル・トルコ、湾岸アラブ諸国(サウジ、カタール)などが組んで、シリアのアサド政権を転覆させようとする陰謀であったが、アサド政権がシリア人一般大衆から相当の支持を集めてきていた為、挫折しようとしている。しかしこの陰謀で、多くの人が命を落とし、また更に多くの人が難民となって隣国へ逃れている。何の為の陰謀か、と鋭く問われるべき時がやってこなければならないであろう。
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イスラエル軍がシリアの反政府勢力側に潜んでいる?
http://www.globalresearch.ca/covert-israeli-forces-inside-syria-within-rebel-ranks-israeli-military-vehicle-seized/5335769
【5月20日 Global Research】
 メディアの報じるところでは、シリア領内のアル・クセイル付近で捕獲した軍用車両がイスラエルのものであることを確認したという。
 この車両ライセンス・プレートはイスラエル軍のものであり、黒の背景にサディ文字がある。
 アル・クサイルはレバノンとの国境沿いにある北方の戦略的都市である。ここは反政府側に占領されていたが19日、シリア軍によって奪還された。
 アル・クサイルは、レバノン国境からホムスへいたる高速道路をコントロールすることができる場所である。この国境の町から武器や傭兵がシリア領内に入っていくのである。
 SANA(シリア国営通信社)によれば、確認されて無いメディア情報として:「武装テロリストがアル・クサイルで使用していたイスラエル軍用車両の捕獲は、イスラエルがシリアに対する侵略を正当化する根拠のない主張を論駁するものとなるし、イスラエルがシリアの紛争に軍と情報機関の両方で介入していることを証明するものとなる」、という。
 「情報筋は、イスラエル軍武装テロリストに対する支援は、カタール、トルコ、イスラエルがシリアに対する侵略をしていることを証明していること、またその介入は同じ作戦室を通してなされていることを示している。
 この情報筋は、イスラエル軍のシリア領内のテロリズム支援は、イスラエルが組織立ったテロリズム政策を適用していることを示すものであると指摘し、世界はこのようなテロリズムと対峙すべきであるとを強調している
 この情報筋は、イスラエル軍用車両、偵察およびジャミング装置が捕獲されたことで問題となるべきは、さまざまな名称の武装テロ組織は、イスラエルカタール、トルコが導く単一組織のための単なる出先グループである、ということだ、と語った」(SANA, May 20, 2013)
 プレスTVによれば、レバノンのアル・マヤデエン・テレビは19日、捕獲した車両のビデオを放映した。
 この報道では、軍服、盗聴装置、ジャミング装置などが車両内で発見されたというが、それらは放映しなかった。

 シリア軍は外国が支援している民兵からホムスのアル・クサイルの50%を奪還した後、その町の治安を取り戻した。
 政府軍は、この作戦の最中に二人の民兵を殺害したと語った。
 シリア軍が作戦を続行しているので、いまだに激しい戦闘が継続しているが、多くの民兵らが武器を捨てて町から逃走している。
 シリア軍は数週間の戦闘の後19日、全方角からこの戦略的な都市に突入した。
 シリア軍は、イスラエル製ロケットを捕獲した武器の中に発見したと語った。
 車両に関しては確認する必要があるだろう。イスラエル軍用車両の捕獲それ自体がイスラエル軍の介入を証明するものとはならない。
 イスラエルの登録された車両がイスラエル軍によって秘密作戦で使用されるということは通常はないことだ。
http://rockway.blog.shinobi.jp/%E6%88%A6%E7%95%A5/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E8%BB%8D%E3%81%8C%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%8F%8D%E6%94%BF%E5%BA%9C%E5%8B%A2%E5%8A%9B%E5%81%B4%E3%81%AB%E6%BD%9C%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%82%8B%EF%BC%9F   さん より



【】
【】橋下市長は「慰安婦問題」と「米軍の性」について何を語ったのか?1
 マスコミ上でもネット上でも橋下バッシング一色であるが、冷静に発言を読むと、
いつもの橋下節よりもよっぽど冷静な発言であるように思う。 橋下氏の政治家としての是非は別として、あれだけ持ち上げた橋下氏を今何故、これほど貶めようとしているかを考えた方がいいように思う。
 以下、登庁時ぶらさがり取材の書き起しの転載です。
リンクhttp://synodos.jp/politics/3894

―― 村山談話ですが、自民党高市さんが侵略という言葉はどうかと批判的なことをおっしゃっていましたが、安倍首相も侵略についてはっきりと???(聞き取れず)ですが、植民地支配と侵略をお詫びするという村山談話については。

侵略の定義については学術上きちんと定義がないことは安倍首相が言われている通りです。 第二次世界大戦後、事後的に、国連で安保理が、侵略かどうかを最後に判定するという枠組みが決まりましたけれども。 侵略とはなにかという定義がないことは確かなのですが、日本は敗戦国ですから。 戦争をやって負けたんですね。 そのときに戦勝国サイド、連合国サイドからすればね、その事実というものは曲げることはできないでしょうね。 その評価についてはね。 ですから学術上さだまっていなくても
それは敗戦の結果として侵略だということはしっかりと受け止めなくてはいけないと思いますね。

実際に多大な苦痛と損害を周辺諸国に与えたことは間違いないですからその事実はしっかりと受け止めなくてはならなないと思います。 その点についても反省とお詫びというものはしなくてはいけない。
またこの立場はずっと週刊朝日朝日新聞にたいして言い続けていますけども、自らの一方当事者が「もう終わりだ、終わりだ」といって時間を区切って終わりにすることができないんですね。

それは時間が解決する、ようは相手方がある程度納得するまでの期間、時間的な経過が必要であることはまちがいないです。 だから、戦後60年経ったんだから、70年経ったんだから、全部ちゃらにしてくれよってことを当事者サイドがいうことではないです。

これは第三国がね、まあアメリカや連合国の方が、また、まあアメリカもそりゃ損害はあったんでしょうけど、それでも第三者的な立場の国がね、「もういいんじゃないの」っていうのは、まあそれはいいんでしょうけど。 当事者である日本サイドの方が「もう60年経ったんだから、70年経ったんだから、もうちゃらだよ」っていうのは、これは違うと思いますね。
ただ事実と違うことでね、我が日本国が不当に侮辱を受けているようなことに関しては、しっかり主張はしなくては行けないと思っています。 だから敗戦国として受け入れなければいけない、喧嘩っていうはそういうことですよ、負けたんですから。

だからそれは当時の為政者に重大な責任があるわけです。 負けたんだったらね、
そりゃ負けたらね、そりゃいろんなことを……我慢ならんことだってねいろいろ言われることもあるけれども、負けたってことはそういうことなんです。 だから負けるような戦争なんかやっちゃいけないんです。 そもそも戦争なんかやっちゃいけないけれども。 だから負けたってことをすぐさま捨て去れるような、そんな甘いものじゃないですね、けんかをやったってことは。
 ただね、事実としては言うべき事はいっていかなくちゃいけないと思っていますから。 僕は、従軍慰安婦問題だってね、慰安婦の方に対しては優しい言葉をしっかりかけなきゃいけないし、優しい気持ちで接しなければいけない。 意に反してそういう職業に就いたということであれば、そのことについては配慮しなければいけませんが。

しかし、なぜ、日本の従軍慰安婦問題だけが世界的に取り上げられるかというと、
その当時、慰安婦制度っていうのは世界各国の軍は持っていたんですよ。 これはね、いいこととは言いませんけど、当時はそういうもんだったんです。 ところが、なぜ
欧米の方で、日本のいわゆる慰安婦問題だけが取り上げられたかというと、日本はレイプ国家だと。 無理矢理国を挙げてね、強制的に意に反して慰安婦を拉致してですね、そういう職に就職業に付かせたと。 レイプ国家だというところで世界は非難してるんだっていうところを、もっと日本人は世界にどういう風に見られているか認識しなければいけないんです。 慰安婦制度が無かったとはいいませんし、軍が管理していたことも間違いないです。 ただ、それは当時の世界の状況としては、軍がそういう制度を持っていたのも厳然たる事実です。 だってそれはね、朝鮮戦争の時だって、ベトナム戦争だってそういう制度はあったんですから、第二次世界大戦後。でもなぜ日本のいわゆる従軍慰安婦問題だけが世界的に取り上げられるかというと、日本は軍を使ってね、国家としてレイプをやっていたんだというところがね、ものすごい批判をうけているわけです。 僕はね、その点については、違うところは違うと言っていかなければならないと思いますね。 ただ意に反して慰安婦になってしまった方はね、それは戦争の悲劇の結果でもあるわけで、戦争についての責任はね、我が日本国にもあるわけですから。
そのことに関しては、心情をしっかりと理解して、優しく配慮していくことが必要だと思いますけど。しかし、違うことは違うって言わなきゃいけませんね。
http://synodos.jp/politics/3894さん より
 引き続き退庁時ぶらさがり取材の書き起こしです。 取材者の意図的な誘導を感じます。
参院選挙を前に橋下はお役御免ということなのでしょうか。
 http://synodos.jp/politics/3894
―― 優しい言葉をかけなきゃいけないとおっしゃっている一方で、今朝、各国の軍隊が当時制度として(慰安婦を)持っていた事実があって、当時の状況を考えると必要だったというような発言もあったと思いますが、今までにない踏み込んだ発言だったようにも感じたんですが……。
 いや、そんなことなくて、ま、聞かれなかったから言わなかっただけで、当時の状況ではそういうことを活用していたのは事実ですから。 当時の状況としては。 ただ、それをよしとするかどうかというのは別でね。 意に反してそういう職業に就かなければならない。 「意に反して」ですよ。
自らの意志でそういう職業に就いてる人も中にはいたでしょうしね。

 現代社会にだって風俗業というのはしっかり職業としてあるわけですから。 自らの意志でやった場合には、まぁ、それは自らの意志でしょうということになりますけど、意に反して、そうせざるをえなかったという人たちに対しては、これは配慮が必要だと思いますよ。

―― 「意に反して」ということでも必要ではあったということでしょうか? いい気はしないけれども、状況からして必要であったということですか?
 いや、意に反した、意に即したかということは別で、慰安婦制度っていうのは必要だったということですよ。 意に反するかどうかに関わらず。 軍を維持するとか軍の規律を維持するためには、そういうことが、その当時は必要だったんでしょうね。
―― 今は違う?
 今はそれは認められないでしょう。 でも、慰安婦制度じゃなくても風俗業ってものは必要だと
思いますよ。 それは。 だから、僕は沖縄の海兵隊普天間に行った時に司令官の方に、もっと風俗業活用して欲しいって言ったんですよ。 そしたら司令官はもう凍り付いたように苦笑いになってしまって、「米軍ではオフリミッツだ」と「禁止」っていう風に言っているっていうんですけどね、そんな建前みたいなこというからおかしくなるんですよと。
 法律の範囲内で認められている中でね、いわゆるそういう性的なエネルギーを、ある意味合法的に解消できる場所ってのが日本にはあるわけですから。 もっと真正面からそういうところ活用してもらわないと、海兵隊のあんな猛者のね、性的なエネルギーをきちんとコントロールできないじゃないですかと。 建前論じゃなくてもっとそういうとこ活用してくださいよと言ったんですけどね。
それは行くなという風に通達を出しているし、もうこれ以上この話はやめようっていうんで打ち切られましたけどね。 だけど風俗業ありじゃないですか。 これ認めているんですから、法律の範囲でね。

―― 活用していないから事件が起こると?
 いやいや、それは因果関係は別です。 でももっと、だから、そういうのは堂々と……。 それは活用したから事件がおさまるという風な因果関係にあるようなものではないでしょうけど、でも、そういうのを真正面から認めないと、建前論ばかりでやってたらダメですよ。 そりゃあ兵士なんてのは、日本の国民は一切そういうこと考えずに成長するもんですから、あんま日本国民考えたことないでしょうが、自分の命を落とすかもわかんないような、そんな極限の状況まで追い込まれるような、仕事というか任務なわけで。それをやっぱり、そういう面ではエネルギーはありあまっているわけですから、どっかで発散するとか、そういうことはしっかり考えないといけないんじゃないですか。それは建前論で、そういうものも全部ダメですよ、ダメですよって言っていたら、そんな建前論ばっかりでは、人間社会はまわりませんよ。

【 純禁輸資産が5000万円から1億円が、19軒に1軒の金融資産額で、ここまでが、富裕層と言えるでしょうか。 ⇒ 5%が富裕層か? 】
【】景気回復演出のマスコミ報道:実態は1割の資産効果の誇張
  マスコミでは、「百貨店の売上が上がった」など、実体経済も順調に回復してきたかのような報道がなされている。 しかし、それは株上昇の「資産効果」の恩恵を受ける1割の株主=投資家層による購買の増加をクローズアップしているに過ぎず、
普通の人々にはほとんで関係がない。
吉田繁治「130517 ビジネス知識源:特別号:結局 憑かれた資産バブルか?(3)」
http://archive.mag2.com/0000048497/20130517155951000.html より抜粋引用。

                                                                                                                                • -

株価の上昇は、不動産の価格上昇と同じで、「資産効果」をもちます。
資産効果は、所得ではなく、所有する資産の価格上昇が、気分を高めて財布の紐を
緩(ゆる)めて、消費を増加させるものです。
 全国百貨店(244店)の、美術・宝飾・貴金属の売上が、この数年では珍しく、昨年比で15%くらい増加していることが、典型的な資産効果です。
日常消費財ではない、贅沢品です。

株高を典型的に示す、百貨店の紳士服の売上も、前年比+8%です。百貨店の紳士服の売上が増えるときは、株が上がっているときです。
 13年3月の、百貨店の全体売上では、5447億円、前年比+3.9%です。
株価上昇の資産効果で、特に大都市部の百貨店が売上増です。 3%は下がっていた百貨店の売上の、増加です。  
http://www.depart.or.jp/common_department_store_sale/list

わが国で、大なり小なり株をもっているのは、都市部の住まいが多い700万人(700万世帯:総世帯の12%)です。
【わが国の純金融資産での階層(07年)】
 下記の純金融資産は、金融資産から住宅ローン負債などの、世帯の借金を引いたものです。 以下の富裕者には、個人事業主を多く含みます。 金融資産は、現金、預金、生命保険、投資信託、株式、社債等の債券です。 預金の割合が、ほぼ50%を占めています。 株は7%と少ない。 (注)米国では世帯の金融資産のうち、ほぼ50%が株です。

純金融資産額   世帯数(構成比) 純金融資産  世帯平均
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
純資産5億円以上   6.1万世帯   65兆円   10.6億円
1億〜5億円未満   84.2万世帯   189兆円    2.2億円
0.5億〜1億円未満  271.1万世帯   195兆円   7200万円
0.3億〜0.5億未満  659.8万世帯   254兆円   3800万円
3000万円未満    3940万世帯   470兆円   1200万円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
          4961万世帯   1173兆円    2364万円
http://www.nri.co.jp/news/2008/081001_3.html

わが国で、純金融資産が5億円以上の世帯は、6.1万軒で、全世帯(5200万)のうち、0.11%です。850軒の世帯がある町で、1軒分に相当する人が、5億円以上の純金融資産の階層です。
1億円〜5億円が、62軒に1軒です。 5000万円から1億円が、19軒に1軒の金融資産額で、ここまでが、富裕層と言えるでしょうか。
5000万円以上の、純金融資産の世帯は、ほぼ350万世帯、15軒に1軒の割合です。
 長期で株をもっているのは、こうした世帯が多い。 700万人は、この350万世帯にほぼ符合します。 株主資産の150兆円の増加が集中する階層が、ここです。 このため、眠っていたデパートの高額品の購買が、突如増えたのです。
 普通の世帯の、日常的な購買を示す、大手チェーンストアの売上額は、13年1月10.8兆円(店舗調整後 前年比95%)、2月9.1兆円(前年比4%)、3月10.1兆円(前年比102%)でした。
(企業数57社:7947店:総売場面積25百万平米:売場面積では日本の全小売業の25%)

年初から3ヶ月の合計売上は、前年比97.5%です。 3月になって、
若干の売上増が認められますが、趨勢を変えるものとはまだ言えません。
日常的な消費は、低迷したままです。価格を上げると、すぐ、
落ち込む消費です。 世帯の所得の増加が、ないからです。

                                                                                              • さん より


【・良き所で、北朝鮮から拉致被害者を帰国させ、政権の手柄にさせる。
 こんな感じで、ユダヤ&朝鮮&部落連合軍が参院選を有利に戦おうとしてる!
という感じでしょうか?】
【】橋下氏の慰安婦発言と飯島参与の訪朝と北朝鮮のミサイル発射
 連休明けからこちら、気候は多少落ち着いたようですが、
どうやら、他の方法で、裏社会がバタバタと足掻いているようです。
まずは、自民・公明の与党が、地方選で惨敗を続けています。
 ユダヤ&朝鮮&部落連合軍配下のマスコミ部隊が、
必死に高支持率を喧伝しますが、ご存知の通りすでにゴミ扱いw

内閣支持率70%と自公の地方選連敗
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20130521/1369105777
やはり、不正選挙が実施できないような、
小さな選挙区では、ユダヤ&朝鮮&部落連合軍配下の自民党公明党
ボロ負けしてしまう訳です。
 「夏の参院選では、確実に不正選挙を決めなければ!」と敵軍は焦るのですが、
ネット上には日本国民側のレジスタンスが多数存在して
「不正選挙」を大拡散して、阻止しようとしています。
この辺が焦点になって、最近の情勢が展開しているようです。

安倍政権=自民・公明に少しでも人気を集めて、不正選挙の規模を縮小し、何とかバレずにやり過ごしたい! という事でしょうか?(笑)
 まずは、13日に維新の橋下徹ちゃんが風俗&慰安婦発言で、
朝鮮半島あたりを刺激しながら上手に自爆!
 橋下氏、米軍司令官に「風俗業活用を」 沖縄・普天間
日本維新の会橋下徹共同代表は13日夕、今月初めに沖縄県の米軍普天間飛行場を訪問した際、司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」と進言した、と明らかにした。 大阪市役所で記者団に語った。
http://megalodon.jp/2013-0522-1101-37/www.asahi.com/politics/update/0513/OSK201305130050.html
 これで、とりあえず未覚醒のB層の票を自民に集めるように方向付けが出来た感じですか?
 そして次に、安倍政権の飯島参与が電撃的に里帰りしました。
 訪朝の飯島参与 経由地の中国・北京に到着
14日から北朝鮮を訪れていた飯島内閣官房参与が17日夜、経由地の中国・北京に到着した。
「今回、訪問して、真摯(しんし)に長時間話し合うことができました」−飯島参与は日本時間17日午後7時過ぎ、北朝鮮平壌から北京の空港に到着した。
北朝鮮滞在中、飯島参与は、序列2位の金永南最高人民会議常任委員長や、外交責任者の一人である金永日書記らと会談した。 拉致問題などで何らかの進展があったのかが注目される。
飯島参与は18日に帰国して、官邸に報告するものとみられる。
http://news24.jp/articles/2013/05/17/10228788.html
 拉致問題に進展は無かったと本人は言っていますが、
これって、もちろん今すぐには進展が無いって事ですよね?(笑)
 そして、飯島参与が帰国した翌日から、
今までミサイル発射を止めていた北朝鮮が毎日元気にミサイル発射!
 3日連続でミサイル発射 北朝鮮、韓国に絞り圧力か
韓国国防省は20日、北朝鮮が同日、同国東部の日本海沿岸部で海に向け短距離ミサイル2発を発射したと明らかにした。 18日に3発、19日に1発、短距離ミサイルを発射しており3日連続になる。 韓国国防省は訓練か改良型ミサイルの実験の可能性が高いとみている。
北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会は20日午後、連日の発射は「通常の軍事訓練」だとして発射を批判する米韓を非難する談話を出した。 北朝鮮が訓練目的のミサイル発射を認めるのは異例。 正当性を主張したことで今後も続ける可能性がある。
18日以降に発射された計6発は全て射程約120キロの「KN02」か、その改良型とみられる。 米国や日本に到達しない射程のミサイルを使うことで韓国に絞って
圧力をかけ、緊張を持続させる思惑があるとみられる。 20日は正午前(日本時間同)と夕方に分けて発射された。 聯合ニュースによると、東部・元山付近の発射台付き車両から行われた。(共同)
2013.5.20 19:53 [核・ミサイル事情]
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http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20130522/1369195268さん より

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【▷「中国大動乱」に備えよ
民主党は行き着くところまで行く  ▷分権革命で「統治機構」を変える。
さらに、重要な問題で自公とスタンスを一緒にしている日本維新の会みんなの党。 もう第三極じゃなくて“1.5極”と言っていいね(笑)。その辺を合わせると、それなりの規模になると思う。 】
【 【小沢一郎】 次の総選挙でもう一度政権奪還を狙いますから。 昨年12月の衆院選は、えらく負けちゃったからみんなガックリしてるけど、そうじゃない。 政権交代を実現した4年前の衆院選も、まさかと思ったくらい民主党議席を増やして、自民党は3分の1程度になった。】
【】独占インタビュー90分 小沢一郎戦闘宣言 アベノミクス崩壊は近い!
http://www.twitlonger.com/show/n_1rkdbao
サンデー毎日6月2日号 頁:16 :TwitLonger
 http://livedoor.blogimg.jp/hanatora53bann/imgs/7/4/749b14b6.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/hanatora53bann/imgs/e/4/e4f75e9a.jpg
  独占インタビュー90分
 アベノミクス崩壊は近い!小沢一郎戦闘宣言
  命もいらず、名もいらず… 『日本改造計画』から20年

▷秘話「北方四島は数兆円」で合意していた…
憲法96条改正は筋違い
▷安倍政権は米国から危険視▷「小沢王国」乱立選挙の真相
▷「中国大動乱」に備えよ
民主党は行き着くところまで行く
▷分権革命で「統治機構」を変える
 『日本改造計画』を著して、はや20年。体制の壊し屋として政党の離合集散、さらに陸山会事件に見舞われたが、存在感は揺るがない。 小政党「生活の党」代表となった小沢一郎氏(70)は今、アベノミクスの危うさを語る。 そして政権再交代へ向け、
最後の闘いに挑む。

 【サンデー毎日】今夏の参院選をどう展望していますか。
小沢一郎】今のように野党がバラバラでやれば、受け皿がないから自民党が勝つということになるんじゃないかな。 さらに、重要な問題で自公とスタンスを一緒にしている日本維新の会みんなの党。 もう第三極じゃなくて“1.5極”と言っていいね(笑)。その辺を合わせると、それなりの規模になると思う。
生活の党としては、2ケタは通るように持っていきたい。 今後の政界再編を見据えれば、それくらいの基礎的な人数は必要だからね。

サンデー毎日】衆参ダブル選挙のウワサも絶えません。
小沢一郎】 自公が衆院で3分の2を占めている現状を、わざわざ振り出しに戻す
こともないでしょう。 自民党内からも「半年でまた選挙をやるのか」と批判が出ると思います。
サンデー毎日】とすれば、参院選が政界再編のスタートになるということですね。

小沢一郎】 次の総選挙でもう一度政権奪還を狙いますから。 昨年12月の衆院選は、えらく負けちゃったからみんなガックリしてるけど、そうじゃない。 政権交代を実現した4年前の衆院選も、まさかと思ったくらい民主党議席を増やして、自民党は3分の1程度になった。 小選挙区は政権が代わりやすいように作った制度で、その時の国民の意思次第で大きく選挙結果が変わる。 僕らのグループだけじゃ小さ過ぎるから、幅広く受け皿を結集できれば、総選挙で再び政権交代は可能です。

サンデー毎日】 その思いとは逆に、野党協力は難航している。 お膝元の岩手選挙区の乱戦が象徴的です。
小沢一郎】 実は平野(達男・前復興相)君が民主党を離党した時に、僕は民主党側に「ちょうどいい機会だ。民主党がその気になれば、社民党や非自民の政党が集まるんだから、野党協力のモデルケースにしよう」と伝え、「大型連休までに、民主党として意思決定をして呼びかけてくれ」と頼みました。 それなのに県レベルでも、国政レベルでも、何の反応もありませんでした。 民主党は何の相談もなく候補者を決めた後で、細野豪志幹事長ではなく大畠章宏代表代行が報告に来ました。
「いずれ、今後とも…」と話していましたけどね。

サンデー毎日】 小沢王国を崩そうという思惑が、自民党だけでなく民主党からも
透けて見えます。
小沢一郎】 前の衆院選は時間がなくてバタバタだったから、1区と3区は勝て
ませんでしたが、今回は自民党民主党も、岩手になじみのない落下傘候補
県民の判断、支持はわれわれが得られると確信しています。

サンデー毎日】 かねて「民主党が声をかけなければ、野党は結集できない」と訴えていますが、どうも受け身に映ります。 具体的な政権奪還策を描けていますか。

小沢一郎】 いくら激減したとはいえ民主党が野党第1党だからね。 維新は何と
なく自民党寄りのスタンスになったし、もう旗を振るのは民主党しかない。
ところが今度の国会でも分かったけど、何も決定できない。 憲法改正問題も、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)も。 消費増税なんて、自公が「年金制度は変えなくていい」と言い出し、3党合意がパーになり大義名分はなくなった。 これにどう対応するのか、意見が一致しない。 原発も同じで、何となくムニャムニャしている。
基本的な大きな問題で意思統一ができず、結論が出せないなら、政党の体を成していません。

民主党は自浄作用を発揮する必要があるでしょう。 全く意見が正反対の人は、離れてもやむを得ない。 それで民主党が呼びかければ、非自公の各党はみんな協力する。
この前、ウチと社民党みどりの風選挙協力を決めたんだけれど、民主党に声をかけても出てこない。 幹事長会談を呼びかけると言ってたけど、それさえもできないんだね。 民主党は、行き着くところまでいかなきゃ駄目なんですかね。

《分裂後の民主党政権交代実現》
サンデー毎日】 民主党の分裂を待って、能動的にアタックするということですか。

小沢一郎】 参院選が終わってからね。 まあ選挙の結果は大体想像はつくけども、民主党はケリをつけるしかないでしょう。 今のままだと、ただ消滅するだけになっちゃう。 国政の基本政策が党内で違うんだから、スッキリしたほうがいい。 自公に行きたいという人は、そっちの勢力につくべき。 そうすれば、トータルの人数が少なくなっても政権は取れます。 国民は選択肢がなくて、どこに入れようか分からないんです。 かつて自由党民主党が一緒になった時も、こっちは20人、あっちは50、60人くらい。 政権交代を狙う上で、出だしの規模は大した問題じゃないんです。

サンデー毎日】 株高・円安に支えられ、安倍政権には勢いがあるように見えます。

小沢一郎】 アベノミクスがもてはやされていますが、株価が上がって、国民の
何パーセントが儲かっているのでしょうか。 輸出の多い大企業など、ほんの一部だけですし、儲け先の半分は外国です。 また円安になって何が良いんですか? ガソリン・燃油が上がる、電力が上がる、食料が上がる、飼料が上がる、化学製品も上がっていく。 中小企業、農業、漁業、一般国民にとってはとんでもない話です。

アベノミクス小泉政権と若干似た政策で、所得の格差がどんどん広がっていく。
小泉政権以来、国民の所得は10%以上落ちていますが、今後さらに広がっていく
と思います。 不景気の中で物価が上がり続けるスタグフレーションに陥りかねない。国民はすぐに気がつきますよ。

サンデー毎日】 株価の上昇に、内閣支持率も引っ張られ高止まりしています。
景気が良くなるかもしれない、フワッとした期待感が反映されているのでしょうか。

小沢一郎】 民主党政権の失敗による反動的な意識が非常に大きいのです。
 「自民党政権だと良いことがありそうだ」という心理。 民主党はしきりに「カネがない」と言って、役所の言う通りに政権を運営してきたんだけれども、自民党が復帰したら、どこからかカネが出てくるようになった。 だから、あれだけ僕が「必ずカネはある」って言っていたのに(笑)。

サンデー毎日】 再登板した安倍首相には、長期政権を目指す姿勢が垣間見えます。

小沢一郎】 小泉政権のようにはならないね。 意外と早いんじゃないかな。 参院選までは、何となく一生懸命におとなしくやって、間をもたせようとしてるんだろうけど、アベノミクスは選挙後、馬脚を現しますよ。

サンデー毎日】 アベノミクス崩壊は秋口くらいに。
小沢一郎】 そうだね。

サンデー毎日】 憲法改正の動きをどう見ますか。
 安倍政権は「護憲」vs.「改憲」などと政局に利用しようとしているフシさえあり
ます。
小沢一郎】 そう思いますね、最近。 少しトーンを和らげましたが、96条から
入りたいのは間違いない。 ただ、安倍首相は憲法をどうしたいのか。 自民党案を見ると、9条改正で自衛権を明確にする、国防軍を作るというだけ。 そのために
96条を改正し、発議要件を国会議員の3分の2から過半数にするのを先行させるのは、筋道が逆だと思う。 そもそも3分の2というハードルは、国会運営でも多いし、会社でも地方自治体でも意思決定ではよくある。 中身が良ければ要件を緩和しなくてもみんな賛成する。 しっかりした国家のビジョン、目指す青写真がないまま、
何となく憲法改正だけ早くやりたいんだろうね。

《右派シンパを制御できない首相》
サンデー毎日】 安倍政権の綻びになりそうな課題には外交問題、とくに領土問題
があります。 どう解決すべきですか。

小沢一郎】 お互いにしっかりと信頼関係を築き上げていれば、おのずと良い知恵は出ます。 もちろん一気に100%の解決というわけにはいきません。 でも今は、
会話できる状況にないんでしょう。

とくに対中、対韓で顕著だけれども、米国でも安倍政権に対する危惧の念はあちこちで表明されています。 米国が本当に恐れるのは、日本がおかしな右傾向に走ること。 
日本に本当の民主主義が定着しているのか、半信半疑でいたところに、ポンポンとライト(右派)の色彩の強い発言、行動が出ている。 橋下徹大阪市長の“慰安婦・風俗発言”もそう。 “1.5極”の中心人物ですから、同じ括りで捉えられるでしょう。
過去も現在も将来も、さっぱり分かってない。 きっちりとした認識がないまま、
何となく右に、右に流れている。 そこを米国は非常に警戒しています。

サンデー毎日】 親米派の安倍首相が空回りしている?
小沢一郎】 ライトというのは親米じゃないんです。 石原慎太郎さん(日本維新の会共同代表)を見れば分かる通り、彼らの考えは“核武装しての武装独立”でしょ。米国にとっては危うい思想、考え方を持っているということになるでしょう。
高市(早苗・自民党政調会長)君も「侵略した事実はない」とかあえて言い出した。
あちこちで「親・自民党」「親・安倍首相」の人たちが騒いで、コントロールが利かない状態になっている。 もっとも、安倍首相自身が火をつけたんだから、強く止められないんだろうね。 心情的には「その通り」と思っているだろうから。
思いついたままに発言するというのは、いかにも軽い。

サンデー毎日】 対中国では習近平国家主席をどう評価しますか。
小沢一郎】 習氏の考え方よくは知らないけども、中国は大変じゃないですか。 
最近、思想弾圧を強めたでしょう。 貧富の格差と汚職が問題なんです。 たとえば、共産党人民解放軍が会社を持ち、権力を利用してカネ儲けしている。 こうした現状への不満で、中国は国内でのコントロールが弱くなっているのです。 このままでは
共産党政権は持ちません。 ソ連が足掛け70年で崩壊しましたが、その二の舞いどころか、もっとひどい動乱を覚悟して備えるべきです。 飯島勲・内閣参与が北朝鮮を訪れましたが、たとえば拉致問題ひとつとっても、根本的に解決するためには中国を効果的に動かさなければならないですからね。

サンデー毎日】 北方領土を巡る日露交渉が動き出しましたが、小沢さんが自民党
幹事長時代に返還が実現しそうな動きがあったと聞きました。
小沢一郎】 ソ連ゴルバチョフ元大統領の側近が来日して、「領土を返す見返りにカネがほしい」伝えてきたのです。 四島まとめてね。
具体的な金額まで詰めましたよ。 金額は忘れちゃったけど、数兆円という規模だったかな。 大蔵省(当時)と掛け合い、坪単価まで計算させて弾き出し、「良かろう」となりました。

サンデー毎日】 なぜ破談に?

小沢一郎】 ゴルバチョフ氏が最終決断できなかったんです。 ヤナーエフ副大統領ら側近は「カネがあれば、さまざまな施策に回せる」と考えていた。 何度も確認して「大丈夫、大統領もOKだ」と言うから、僕はソ連行ったんです。 しかし、いざ本人に会うと、はっきり話してくれない。 僕が「側近が来日してこう言ったから、来たんじゃないか」と激怒すると、執務室で非公式会談を呼びかけられました。
そこでゴルバチョフ氏は「今の自分には決断できない」と誤ってきた。 彼は党官僚タイプだから、荒っぽく大ナタを振るう決断は難しかったんでしょうね。

《現状維持派が“壊し屋”と批判》
サンデー毎日】 今年は小沢さんが著した『日本改造計画』、細川連立政権樹立から20年です。この間を振り返ってどうですか。
小沢一郎】 内容、スピード両面とも、僕が思い描いたほど変革は進まなかったけど、国民の意識は着実に変わった。 その象徴が09年の民主党政権誕生です。 それが失敗したから国民のショックは大きかったんだけど、自分たちの1票で政権は代えられるということを経験したのは、国民の心の中にしっかりと定着したと思う。 
だから、ちゃんとまともな受け皿ができれば、国民はそっちに行きます、間違いなく。 都市も地方も関係ない。 それが大いなる20年の成果だと思います。 まだまだ日本では民主主義は定着していないけども、その芽は09年と昨年の政権交代となって見えてきている。 民主党がバカなことをして政権から転落したのも、僕はその点では良いことだと感じているくらいです。
旧態依然として変わらないのは永田町と霞が関、大手町だね。

サンデー毎日】 小沢さんは“壊し屋”と呼ばれてきました。 理想とする政党の
あり方と、現実とのギャップを感じたことも多かったと思います。

小沢一郎】 あるからこそ、行きつ戻りつの話になるわけです。 民主党だって、
マニフェストで何を訴えたか、本気で分かってたら、あんな政権になるはずがない。個々の政党は別にして、僕を“壊し屋”と言