しかし、報道機関がこうした政治的思惑を背景とした検察当局の走狗と

しかし、報道機関がこうした政治的思惑を背景とした検察当局の走狗となって、全体の概要が定かでなく、しかもどこに犯罪性があるのかも不確かな問題を針小棒大に報道し続けることは異様としか言いようがない。

新聞が報道していることの多くが、違法な情報リークを情報源としているものである疑いが強い。毎日新聞岸井成格氏は、情報リーク報道について、「記者は独自の取材と調査によってウラを取り、捜査当局者に対して質問をぶつけて捜査当局者の顔色を見て記事を書いている」と発言した。

これが新聞報道の実態である。「顔色を見る」と言うが、「顔色の判定基準」について新聞社はガイドラインなり、指針を保持しているのだろうか。

「赤=真実」、「不変=真実でない」、「蒼白=さらに深い事情がある」、などのマニュアルが用意されているのだろうか。
⇒ 常識はずれ! あとで取ってつけた理由が明々、あな恥ずかしやだね!!!

億円単位の政治資金は庶民の感覚からはかけ離れているが、億円単位の政治資金の収支を報告している国会議員は多数存在する。

2007年の自民党民主党の政党への献金は、
自民:総額224億円
民主:総額 40億円

企業献金と個人献金の内訳は、
自民:企業168億円、個人56億円
民主:企業 18億円、個人22億円

経団連加盟企業の経団連を通じる企業献金は、
自民:29億1000万円
民主:   8000万円

である。
  ・・・

小沢氏からの4億円の借入れの記載がないと主張し、その不記載を問題にしてきた報道機関は、事実関係を精査したうえで、虚偽報道がなかったかどうか、説明する責任を負っている。また、検察庁職員の顔色で事実の真偽を判断して紙面に掲載することの是非について、責任ある説明を示す必要がある。

鳩山政権に「説明責任」、「説明責任」と念仏のように唱え続ける報道機関は、自らの説明責任について、厳正な姿勢を示すべきである。

国民は小沢氏に関する報道のほぼすべてが、「悪徳ペンタゴンと主権者国民の最終決戦」の一部である事実を正確に認識するべきである。

サンデープロジェクト」で郷原信郎教授が指摘したように、一連の報道について、検察当局が具体的に何をどのように問題にしようとしているのかがまったく明らかでない。イメージ報道を繰り返して、鳩山政権を攻撃しようとするネガティブキャンペーンが展開されているとしか見えない。

昨年の3月3日不当逮捕にも見られるように、「悪徳ペンタゴン」は目的のためには手段を選ばぬ悪辣さを備えている。今後についても油断は許されない。

しかし、問題の本質を見失わないことが何よりも重要である。すべての照準は本年7月の参議院選挙に合わせられている。この選挙が「悪徳ペンタゴン対主権者国民」の最終決戦の場になる。

主権者国民は検察とマスメディアによる世論誘導に徹底抗戦しなければならない。いかなる事態が発生しても揺らいではならない。問題の本質を洞察し、この最終決戦に必ず勝利しなければならないのだ。


岸井成格氏 http://www.the-journal.jp/contents/kishii/
が示した検察リーク報道驚愕の実態 植草一秀の『知られざる真実』
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-cb2b.html
   さん より