反小沢の正体!= マスメディアの既得権益守護

nk2nk22010-11-23


【】 マスメディアの既得権益守護、それが反小沢の正体!
・・・
 はっきり言って、マスメディアが、小沢氏が世論から支持されていないと云う数字を流すのには意図がある。小沢政権になると、マスメディアの既得権益が大幅に制約される。何とかこれを阻止したい。これがマスメディアの本音である。鳩山前政権が、マスメディアに叩かれたのも、同じ理由である。処が、菅内閣は違う。マスメディアとの共存と言うより、マスメディアがつくる「風」が頼りの政権である。

マスメディアの既得権益を、マスメディアが自ら情報として流すことはない。だから多くの国民は知る由もない。ネット社会では、「草の根民主主義」が育っているが、自ら問題意識を持って、ネットサーフィンで調べない限り、マスコミの既得権益を知ることはない。先日、ネットで招集されたある会議で、「クロスオーナーシップ」と言う言葉を知っているかと尋ねたが、20人ほどの出席者の誰一人知らなかった。
 また、テレビの地デジ化に伴い空白となる電波の利用とそれに伴う電波オークションがある。この電波オークション。既に実施されている欧米諸国の例から類推するに、日本で実施されると、新たに毎年2兆円ほどの電波利用料が国庫に入る。現在、民放テレビ各社は、その総収入3兆円の僅か0.1%36億円しか、電波利用料を支払っていないが、利用料支払いは増える。民放が「小沢ノー」になる理由の一つである。

マスメディアが世論調査だと言って、幾ら小沢支持率15%と言う数字を流しても、小沢氏が正式に立候補すると、何の意味もなくなる。氏がテレビを通して、その政策と「政治とカネ」の説明を行うと、既に底流にある「小沢待望論」が、一気に表面化する。だから、マスメディアは何とか小沢氏の代表選出馬を抑えたいのだ。そして、代表選を回避したなら、その後は手のひらを返して、談合・密室で代表を決めたとして、民主党新政権をバッシングするだろう。その次は内閣支持率の急落である。

クロスオーナーシップ(上)
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=83235

http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=95908   サン ヨリ
⇒ 今日の政策論争をみればよーくわかる
【】 関ヶ原合戦民主党代表選は相似形、菅首相と小沢前幹事長のどちらの味方か、負けた民主党議員は、斬首!
◆「民主党代表選は、天下分け目の関が原合戦の様相だが、勝算と戦略を聞きたい」といった趣旨の質問が投げかけられた。9月2日午後1時すぎから3時すぎまで、日本記者クラブ民主党代表候補公開討論会が行われ、NHK総合テレビで約2時間中継された。同じ党内での代表選なのに、いかにもライバル政党・自民党との間で繰り広げられる政権争奪戦でもあるかのような質問の仕方であった。
 菅直人首相は「全国のみなさんの激励を受けて戦いたい」と、小沢一郎前幹事長は「代表選が戦いであるとすれば、勝利をめざして戦う。勝敗は別問題で、結果はどうあれ、挙党一致でいく。アメリカでは、オバマとヒラリーが大統領選挙戦中は、お互いに罵り合っていたのに、終われば仲良くやっている。そのようにしたい」とそれぞれ答えていた。
◆しかし、日本の場合、現実には、選挙の後、そううまくはいかない。とりわけ小沢前幹事長は、一旦敵に回った者に対しては、厳しく報復するのが、常である。これは、師匠の田中角栄元首相譲りのところがある。その最たるものが、選挙において「刺客」を送って落選させる手法である。
 たとえば、師匠・田中元首相は、「おじいちゃん」の愛称で知らた西村英一(1897年8月28日 〜 1987年9月15日、運輸官僚出身、自民党副総裁)を信頼しご意見番とし、田中派(七日会)の初代会長に充てていた。だが、1979年10月の総選挙後、大平、田中の主流派と福田、三木武夫中曽根康弘ら反主流派は四十日抗争を繰り広げていたなか、西村副総裁は両陣営の調整役を務めた。1980年6月の総選挙(衆参同時選挙)中に大平が急死し西村副総裁は自民党総裁代行として総理大臣臨時代理の伊東正義と二人三脚で選挙運動を遂行していた最中、田中元首相の知らないところで、大平政権の後継として西村副総裁の名前が上がったことから、怒った田中元首相が、秘書の佐藤昭子を使い、西村副総裁のライバル田原隆前衆院議員を実質的な「刺客」に仕立てて積極的に支援、このため西村副総裁は落選(次点)、その後、政界引退に追い込まれた。たとえご意見番であっても、「背いた者」には容赦はしなかったのである。
◆弟子の小沢前幹事長は、師匠の手法を踏襲している。「来る者拒まず、去るもの追わず」をモットーにしながら、とはいえ、「背いた者」には、師匠同様に容赦はしない。この点から、小沢前幹事長は9月1日、自分の陣営と菅陣営がそれぞれ開いた「総決起集会」に参加した顔ぶれに神経を集中していた。読売新聞は2日付け朝刊6面「国際面」に「菅・小沢両陣営 総決起集会の参加者」(菅氏は読売新聞調べ、小沢氏は小沢陣営調べ)を掲載している。
 総決起集会の参加者は、菅陣営は120人、小沢陣営130人。全議員412人なので、態度を決めていても何かの都合で参加できなかったり、様子見の中間派(勝ち馬に乗ろうとしているで者を含む)であったりの国会議員は、162人(39・3%)ということになる。
 両陣営が狙っている陣笠・新人衆院議員は全体で143人、このうち菅陣営に37人、小沢陣営に49人が駆けつけた。ただし、両陣営ともに、スパイを送り込んでいると見られ、実数には、増減がある。態度が不明の陣笠・新人衆院議員は、残り57人ということである。
民主党代表候補公開討論会のなかで、小沢前幹事長は、「衆参ねじれ」を解消するための方法として「他党との連立、組み換えを想定しているか」と質問を受け、「いまは選挙戦が始まったばかりで、選挙後のことを言うのは不謹慎。もし、勝利したときは、スカッと申し上げます」と答えていた。これは、小沢前幹事長が代表選挙に勝利すれば、直ぐにスカッと言えるところまで、連立組み換えの下準備を済ませていることの証拠でもある。事実、小沢前幹事長は、参院選後、水面下に深く潜り、各党トップクラスとの折衝を進めていた。自民党の一部、みんなの党たちあがれ日本新党改革国民新党公明党である。
 各党は、菅政権は「左翼政権」と感じて、菅首相との連立を嫌っており、連立は難しく、「衆参ねじれ」の解消は絶望視されている。このためか、菅首相は、公開討論会での質問に対して、「野党時代の民主党が作成した金融再生法案を自民党に丸呑みしてもらった。本当に国民ために謙虚に話し合い、共に責任を感じて行けば、合意形成はあり得る。政策合意して法案を成立できる」と延べ、熟議の民主主義による合意形成に期待していた。だが、自民党は、政権奪還を激しく対抗してくる可能性が大であり、連立組み換えにより参院過半数確保ができなければ、2011年度政府予算案の国会審議がヤマ場を迎える2011年3月に民主党政権は、デッドロックにぶつかる危険があるということだ。
 こうした危機状態を回避するには、どうしても他党との人脈豊富な小沢前幹事長の手腕が欠かせない。たった一人しか当選できない衆院小選挙区制下での連立組み換えは、本来は難しいけれど、他党とバッティングする候補者との調整に当たって、小沢前幹事長が、菅首相支持に回った陣笠・新人衆院議員を他党候補者に差し替えて支援することは、十分あり得る話である。当事者の1人として初めての権力闘争に加わる陣笠・新人衆院議員のこれからの命運を左右する代表選でもある。菅首相が勝利すれば、立場は逆転する。
 1600年9月15日の関が原合戦の人間模様は、410年の時空を超えた2010年9月14日の民主党代表選の人間模様とは、実に恐ろしく相似形である。菅首相と小沢前幹事長のどちらを支援するか、負けた民主党議員は、斬首!
 板垣放送局
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/55cc4c7d51e4c1889e4d2664c37f2c3a?fm=rss  サン ヨリ

【】 小沢氏の「政治とカネ」問題は存在しない
・・・  前回も書いたが、Dさんは陸山会政治資金収支報告書、土地の登記簿謄本、確認書、関連法律などを仔細に調べ、「陸山会の報告書に不記載も、期ズレも、虚偽もない」という確信を抱くにいたったという。つまり、小沢一郎氏に「政治とカネ」なる問題は存在しないというわけである。
 そこで、筆者は、Dさんのチラシに書かれた「事実経過」を確認する作業から始めることにした。
・・・
 これらはいずれも各年の収支報告書にもれなく記載されており、虚偽記載はどこにも見当たらない。

検察は04年10月29日に陸山会が土地代金3億4264万円を支払ったのに不記載としたが、これは前述したとおり、小澤個人が3億4200万円を支払ったものである。陸山会の報告書に記載されたとしたら、それこそ虚偽記載にあたる。

05年1月7日に陸山会が、小澤氏の立て替えた3億4200万円に登記関連費用を加えた3億4264万円を小澤個人に支払った時点で、報告書に記載しており、この処理こそ論理的、合理的である。
・・・  いずれにしても、ここで強調したいのは、筆者が確認した限りでは、陸山会に収支報告書の記載上の不備が見い出せないということである。

そして、不思議なのは、登記簿謄本など関係資料のチェックは取材のイロハであるにもかかわらず、なぜマスメディアは前述したような正確な事実関係を無視して、検察の発表なりリークなりを鵜呑みにした報道を続けたのかということだ。

もし、公的な資料に記載された事実経過を知りながら、あえてそれを無視した報道を繰り返してきたとすれば、国家、国民の利益を損ねる大いなる犯罪といわねばならない。
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小沢氏の「政治とカネ」問題は存在しない|永田町異聞
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10637063266.html   サン ヨリ

【】 “ 今回の民主代表選の本質とは何でしょうか、それは、小沢氏に権力をもたせ、戦争屋と悪徳ペンタゴンの正体を暴いて、退治することです、実に明快です。
 その観点から、戦争屋と悪徳ペンタゴンにまったく言及しない大手マスコミの政治報道、政治コメントは、まったくナンセンスの極みです、アホらしくて聞いてられません、見てられません。 ”
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2.米国戦争屋と悪徳ペンタゴンを国民からひた隠す大手マスコミ
・・・   戦争屋と悪徳ペンタゴンの傀儡・自民党があれだけ長期に政権党でいられた理由、それは、国民の大半が、大手マスコミの政治報道、政治コメントを頼りに投票行動してきたからであるとつくづく思います。
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3.ネットの発達で、大手マスコミの国民だましが通用しなくなっている
・・・  それでも、今回の民主代表選に関して、ネット世論と大手マスコミの世論調査結果の乖離が極限に達しており、真逆の結果がでています。そして、ネット世論のパワーが日々、強くなっています。  ・・・ 
4.民主代表選の争点は実に明確:菅では政権交代の意味がない、この1点

 菅氏の方が、小沢氏より総理大臣にふさわしいと答える大手マスコミ世論調査国民のみなさん、わかっていますか、菅氏では、政権交代の意味がない!ことを・・・。イメージだけで答えるのはいい加減止めてください!小沢氏があえて、立候補した理由は、菅氏では政権交代した意味がない!実に明確でシンプルです。

 こんな簡単なことがわからない国民がまだいっぱいいるのには、驚かされるとともに、愕然とします、まったく・・・。  総理大臣になった後の菅氏の政治言動は、本人の本意ではないかもしれませんが、要は、米戦争屋サマと悪徳ペンタゴン・サマの言いなりになります、というものです。ところで、国家の資産(1500兆円規模)は国民のものですが、戦争屋と悪徳ペンタゴンは、それをできるだけおのれのものにしたいのです。だから、戦争屋と悪徳ペンタゴンのいいなりになるということは、とりもなおさず、国民の利益に反するのです。これほど簡単な理屈はありません。  ・・・
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5.菅氏の表情から、国民を裏切っていることにうしろめたさを抱いていることがわかる

 大手マスコミが暗に菅氏を応援しているのはなぜでしょうか、それは、菅氏は、戦争屋と悪徳ペンタゴンに都合のよい総理だからです。つまり国民には不利な総理であると考えて間違いないでしょう。菅氏自身が、そのことをわかっています、彼の脅えた表情からそれは伺えます。彼の言っていることは実に空虚ですが、間接的に、国民にわからせようとしているのかもしれません。彼には、小泉氏や竹中氏のような確信犯的悪徳性を感じませんから・・・。

 菅氏を応援する国民のみなさん、あなた、マジですか。菅氏の一挙手一投足を見て、わかりませんか。彼はいやいやながら、戦争屋と悪徳ペンタゴンに妥協しているに過ぎません。
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戦争屋と悪徳ペンタゴンの言いなりになっている方が、政治家は、はるかに楽なのです。要するに、菅氏はサラリーマンの息子(ビロンガー、Belonger、注3)なのです。菅氏を応援するあなた、自分と同じビロンガーで、親近感が湧くのですか。今の日本は、苦境米国に振り回されており、抱きつかれ心中の危機(有事)にあります。こんなとき、ビロンガーが総理大臣になったら、国はどうなるか、わかりませんか。

ちなみに、ビロンガーとは何かに興味ある人は本ブログ(注3)をご覧ください。
・・・
ベンチャー革命2010年9月2日 No.184

タイトル:民主党代表選報道:本質論議をとことん回避する大手マスコミの卑怯

http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/18184178.html   サン ヨリ


【】 マスコミは日本をどうする気か ── 日本を救えるのは誰だ
・・・  紙面の大半を「小沢叩き」一色に染める異常さである。狙いは、「小沢潰し」の世論を煽り、週末に選挙区に帰る議員にプレッシャーをかけることである。菅陣営やマスコミは「小沢の方が適任だと思っていても、地元後援者から『なぜ小沢か』とつるし上げられれば、ほとんどが寝返るはずだ」と目論んでいる。いうなれば、菅陣営とマスコミ合作の謀略である。そんな「悪知恵」と実行力のある議員は全共闘新左翼出身の仙谷官房長官だけだろう。菅派と目されている議員は「菅が総理の器でないことは百も承知しているが、それ以上に、お世辞の通用しない、原理原則を大切にする、無口な小沢が怖い」と言う。菅陣営は「脱小沢」「憎小沢」だけで群れている不思議な集団である。
・・ ・ 今回の党首選は、従来型の、総理の座を争う単なる権力闘争ではない。日本の将来、国民生活の行く末を占う路線闘争、日本の政治、経済、社会の底流を流れる二大潮流の争いである。すなわち、「生活重視派」vs「財政再建増税派(新自由主義)」、「政治主導」vs「政治主導の仮面をかぶった官僚支配」、「日米対等外交」vs「対米従属外交」の闘いである。
 昨年秋、小沢一郎が国会議員160余人を引き連れて訪中し、胡錦涛主席と会談した。当時、ワシントン特派員としてホワイトハウス国務省を取材していた友人は「日本の総理の発言などにはほとんど関心を示さないオバマ政権が、小沢の実力にショックと大きなプレッシャーを受けた」と語っていた。今年1月、アメリカで行われた「世界を動かす政治家」の世論調査で「1位 胡錦涛、2位 オバマ大統領、3位 (与党の幹事長にすぎない)小沢一郎」だった。超大国アメリカと堂々と渡り合えるのは、残念ながら、日本では、いまのところ、小沢一郎だけだ。
 「政治主導」は実現しなければならない大命題である。菅総理薬害エイズで名を上げたアンチ官僚派だった。しかし、政権入りしてからは急速に色あせてきた。とくに、総理になってからがひどい。「普天間」「消費税増税」は官僚の振り付けどおりに踊っただけである。
・・・  だが、菅総理マニフェストを勝手に変え、あろうことか、消費税の増税を「公約」した。そのため、多くの有為な人材が犬死させられた。この責任は誰が取るのか。本来であれば、総大将と筆頭家老、次席家老は切腹して、謝罪すべきなのだ。百歩譲っても、仙谷、枝野の首を叩き切って反省の姿勢を示すべきだった。民間会社であれば、社長は大赤字の責任を取らされて、即刻解任である。 
・・・
 マスコミが「挙国一致」で、小沢の当選阻止を画策していることに、マスコミを抱き込んで、あるいは、マスコミ自身が世論操作をする、新しい「『世論』ファシズム」の危険な匂いを感じているのである。     (二見伸明の「誇り高き自由人として」)
http://www.the-journal.jp/contents/futami/2010/09/post_25.html   サン ヨリ


再掲
【】 前原誠司国土交通相が、小沢一郎前幹事長と菅首相が代表選に突入した裏でニンマリ、漁夫の利を得んとする
 ◆菅直人首相はこの間、様々な策を弄して「無投票再選」による続投を目指してきた。早々に敗北を認め、「何でも言うことを聞くので助けてほしい」と泣きついてきたのが混乱の発端である。しかし、菅首相が望む無投票による首相続投の命乞いは、ことごとく木っ端微塵に粉砕された。小沢一郎前幹事長を「静かにしていて欲しい」と事実上「蟄居謹慎」状態に置いておいて、「脱小沢」政治を行おうとしておきながら、続投の命乞いを求めるだけでも見苦しいものを、仙谷官房長官にそうした姑息な裏切りを見透かされて、交渉を反故にしてきたのである。
 民主党内で40%の大勢力を率いる小沢前幹事長を「最高顧問」という名誉職として「神棚」に祭り上げ、棚上げして「封じ込め状態」にしたうえで、「トロイカ+1」による挙党態勢をいくら叫んでも、それは所詮、論理矛盾、無理な話である。そもそも左肺のみの片肺飛行で航空機を飛行させようとしても、安全航行は難しいからである。はっきり言って、菅機長では、この日の丸飛行機は墜落の危険が極めて高い。いく古狸に見えようとも、百戦錬磨、海千山千の実力者を文字通り「抜き」にする。つまりは小沢前幹事長及び小沢派を阻害して政権を維持しようという考え方が、いかにも幼稚であった。
菅首相の計算違いは、本人のあまりにも欲どうしく、ご都合主義が禍した結果であった。感極まって菅首相が示していた「トロイカ体制(+1)に戻りたい」との意向を鳩山前首相と小沢前幹事長、それに輿石東参院議員会長が受け入れ、小沢前幹事長に幹事長を委ね、挙党態勢を築く強力な人事案を提示していたのに、これを拒み、続投のみを図ろうとしたことで、皮肉にも菅首相がもっとも嫌っていた代表選に突入せざるを得なかったのである。
◆代表選突入は、これまた皮肉なことに、菅首相を支持している前原誠司国土交通相蓮舫行政刷新担当相らが、「トロイカ+1」による「話し合い」を「密室談合」と嫌い、オープンな代表選による代表選出を強く求めざるを得ない流れになったことから、菅首相は、意に反して選挙突入の決断に追い込まれたのである。
 代表選実施により、「漁夫の利」を得たのは、意外にも前原国交相だっただろう。あくまで「小沢外し」の路線を貫かせ、「密室談合」を嫌い、オープンな代表選を強く求めたことが、結果的には、菅首相が代表選出馬を決意させたのは、まさに我田引水的な発言であったと見える。早い話が、このまま菅首相に続投されては、前原国交相自身が総理大臣に就任できる時期が、遠のくからである。
 つまり、仮に小沢前首相が要求する幹事長と法務大臣のポストを了承して菅首相を続投させた場合、まかり間違えれば小沢氏の手腕で「ねじれ」を克服して長く政権を維持するやもしれない。その後に小沢前幹事長が総理に就任して、前原がそのまた次を狙うというのは、かなり不確定となってくる。しかも近頃では小沢から将来の総理の座を約束されたという渡辺喜美も気にかかるところだ。ここは、菅首相をとっとと降ろして小沢前幹事長に早々に首相になってもらったほうが、自分の出番が早まるというもの。そんな強かな計算が「小沢外し」の発言として代表選を促す結果に導いたのではないかと見える。
 選挙上手である横綱級の小沢前幹事長に比べて、菅首相は、ふんどし担ぎにも等しい。月とスッポンである。という現実をよく見極めているのが、まさに前原国交相なのである。
 どう見ても、選挙上手の小沢前幹事長が勝ち、菅首相は負ける。前原国交相は、そう予測しているはずである。ここで、菅首相が政権の座から引きずり降されれば、自分に総理大臣の座がめぐってくる時間がぐ〜と早まる。表向き、菅首相支持を表明しながら、その裏では、小沢前幹事長が代表選に勝利することを願っている。前原国交相自身、口の堅い同志に「小沢一郎」に投票を指示することは、十分あり得るのである。小沢前幹事長からも、小泉純一郎元首相からも寵愛される「現代の小早川秀秋」のポジションにいる。だからこそ、前原国交相が玉虫色に見えるのかも知れない。
◆さて、 菅直人首相と小沢前幹事長は1日午後、東京都内のホテルで共同記者会見を行い、14日の投開票に向けた論争が始まった。小沢前幹事長は、参院選で首相が掲げた消費税率引き上げに対して「予算の優先順位をつける、行政の無駄を徹底的に省くことにまず全力を挙げるのが国民との約束だ」と批判した。菅首相は「政権は本格稼働の時期に入った。一に雇用、二に雇用、三に雇用だ。経済成長にもつながる」と雇用創出に努める方針を表明したものの、雇用創出の具体策は不明。小沢前幹事長は、米軍普天間基地移設問題について、事前に発表した政見で沖縄県や米政府と「あらためて話し合う」とし、その具体的な処方箋についても、具体的な内容は今は明かさせないとしながらも、自信のほどをしっりと見せていた。
 あらためて小沢前幹事長は、力強く自信あふれた実に能弁だった。対する菅首相は、外交防衛政策の片鱗もなく、国の宰相の貫禄が微塵もなかった。政策も抽象的で弱弱しく、小沢前幹事長に終始圧倒され気味であった。それは、この日、両陣営から発表された政見に如実に表れていた。

菅直人首相が仕掛けた「小沢一郎前幹事長封じ込め」作戦が大失敗】
 ?菅直人副総理・財務相は6月3日夜、民主党本部で記者会見を開き、「昨年秋に国民が託した日本再生のたいまつを鳩山首相から引き継ぎ、実現させる」と述べ、4日の民主党代表選への立候補を正式表明した。小沢幹事長については、「ある意味、国民の不信を招いた。しばらく静かにしていただいた方が、本人にも、民主党にも、日本の政治のためにも良いと思う」と語った。小沢氏には面会を要請していた。だが、まだ返事はなかった。
 ?鳩山由紀夫前首相のグループの研修会が19日、鳩山氏の別荘がある長野県 軽井沢町で行われた。9月の代表選に向けた“党内政局”が過熱するなか、小沢一郎前幹事長や小沢グループも含む150人以上の国会議員が大集結。
 ?鳩山前首相が8月23日、仲介に動き出している。鳩山前首相は菅首相から託された小沢前幹事長に向けてのメッセージを電話で伝えた。メッセージは「元の鞘(トロイカ体制)に収まりたい。左翼政権と言われるのが、耐えられなくてなっている。仙谷由人官房長官が好き勝手やっているのが、内心面白くない。しかし、自分を担いでくれているので、言えない。とにかく小沢さんに心より謝罪申し上げ、補佐していただきたい」という内容だったようである。いくつかの折衷案として「菅首相・小沢代表」案を提示して、「時期を見て小沢さんと交代したい」伝えた。自民党政権時代に派閥激突を回避するために考案・模索されたいわゆる「総・総分離論」(総理大臣と総裁を別々の政治家が分けて担当する方法)の民主党版である。小沢前幹事長が望めば、幹事長でもよいという。小沢前幹事長は「困ったな」と言っていた。
 ?鳩山前首相が提示したのは24日夜、ホテルニューオータニ6階ダイニングバーの個室で小沢前幹事長と約3時間会談し、「菅首相続投、強力内閣・役員人事案」として作成した。
 ?民主党の小沢前幹事長は25日午前、自ら主宰する「小沢一郎政治塾」で講演。小沢前幹事長は「この政治塾は下世話な政局話をする場ではない」と語り、円高や政治理念などについての見解を披露。9月の代表選に向けた自らの対応には触れなかった。
 民主党本部で代表選の立候補者説明会が25日午後1時から行われ、菅グループ小沢グループ、旧民社党系の議員らが出席した。鳩山前首相に近い中山義活首相補佐官がこの日午後、都内で小沢氏側近の山岡賢次副代表に会い、小沢前幹事長への出馬要請を避けるよう求めた。
 また、菅直人首相は25日午後、民主党の鳩山前首相と首相官邸で会談。9月の党代表選をめぐり、鳩山前首相は、菅首相小沢一郎前幹事長の仲介に乗り出す意向を示しており、党内対立回避に向けて調整。「脱小沢」の代表格である仙谷官房長官もすでに鳩山前首相と接触を済ませていて、菅首相は、最終的には鳩山政権時代まで党運営の中心となってきた「菅、小沢、鳩山、輿石」の「トロイカ+1」による4者会談で挙党一致を確認したいと考えていた。だが、鳩山前首相が、菅首相に「菅首相続投、強力内閣・役員人事案」を提示したところ、これに仙谷由人官房長官が強く難色を示して抵抗した。このため、99%実現すると思われた人事作業が土壇場でオジャンとなり、菅首相と小沢前幹事長が激突することになる。鳩山前首相この日夕、会談後「私は、脱小沢を快く思っていない」「明日また小沢さんと会談する」と話した。
 ?小沢前幹事長が26日午後、代表選挙出馬決意を発表する。その前に鳩山前首相が「小沢支持」を表明。鳩山前首相は、この日、ロシアに向かった。
 ?菅首相が、ロシア滞在の鳩山前首相に頻繁に電話。それは、ストーカーまがいの激しさだったという。
 ?菅首相は29日夕、ロシアから帰国した鳩山前首相と会談し、その後、再度会談を希望した。
 ?小沢前幹事長・鳩山前首相・輿石東参院議員会長が8月30日に会談した結果、小沢前幹事長・鳩山前首相・菅首相輿石東参院議員会長のいわゆる「トロイカ+1」を31日に「トロイカ+1」をセットして覆水を盆に返らせようとした。
 ?菅首相は30日、鳩山前首相との会談で「トロイカ+1に賛同した」と語った。そもそも自分から「トロイカ体制に戻りたい」と泣きついたのが始まりだった。すなわち、「トロイカ体制復活」は、菅首相の発案だったにもかかわらず、「トロイカ体制に同意した」と言い、いかにも鳩山前首相・小沢前幹事長サイドからの提案の如く摩り替えていた。
 ?だが、小沢前幹事長側から提案された「幹事長ポストを小沢前幹事長に渡せ」に加え、さらに「法務大臣も小沢陣営に」(小沢前幹事長が東京地検特捜部と東京検察審査会の動きをいかに気にしてるかの表れ)という要求に対して、菅首相は、「嫌だ。幹事長は渡さない」と明確に突っぱねたという。 ?鳩山前首相は31日午後、、小沢前幹事長、輿石参院議員会長と会談して、菅首相の意向を伝えた。この結果、小沢前幹事長は、要求は拒否されたと受け止めて、「話し合いにならん」と折衝決裂を自覚したようである。「後は君に任せる」と鳩山前首相にいい残して会談の場を去った。その際、記者団から「菅さんとの会談はあるのか」との質問に、「ありません」と答えた。 ?小沢一郎前幹事長が8月31日午後5時45分、民主党本部で記者会見で、代表選出馬を正式表明し、続いて菅直人首相も改めて出馬表明した。これで、民主党代表選は9月1日告示を前に事実上、火ぶたが切られた。菅直人鳩山由紀夫小沢一郎輿石東の「トロイカ+1」構想は、脆くも崩壊した。ここにおいて、菅直人首相が仕掛けた小沢一郎前幹事長封じ込め作戦が大失敗した。
板垣エイケン 氏 ヨリ
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/d9313eb37f4a8977951557985c015dfb?fm=rss  サン ヨリ

最初から月とすっぽん
決裂は日本にとって朗報! 内に官僚利権の根こそぎ化による埋蔵金600兆円捻出で
日本は生き返るぞ! 外には第7艦隊だけで十分で自衛隊を増強せよ、就職難対策として
予備役10万人を確保せよ スパイ防止法で殺されないようにすればヨイ!!!
財務省と日銀を壟断せよ。 内需拡大だ、輸出還付金全廃、メガバンク法人税を確保せよ!
マスゴミは、マスゴミ退治(クロスオーナーシップ禁止、押し紙禁止・電波オークション・電波使用料アップ)で正常化をすればヨイ。 検察や司法はとくにそうだが、官僚組織(地方公務員なども含む)を公僕と認識させるために必要な法律を可決していき無駄な税金を無くすのである。 無駄な独法なども全て廃止し、官僚に奪われ続けてきた税金を国民の手に取り戻すのだ。
そして名古屋市に続いて、所得税の大幅減税を!
(覚悟をもって悪性を行ってきた)小泉、竹中などの塵は米国へ放り出せ、塵として。