【】 ●「4億円の記載は証拠採用されたのか」 ・・・ 

【】 ●「4億円の記載は証拠採用されたのか」 ・・・ 
 2011年2月7日、午前10時、東京地裁104号法廷で、陸山会公判が開始されたのです。
そのときの模様を作家の森功氏は次のように書いています。
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 10時少し前、元秘書3人が並んで104号法廷に入廷した。 大久保と石川がチャコールグレーの地味なスーツ、池田は紺地にストライプの背広をまとっている。正面に向かって右から大久保
、石川、池田の順で、登石郁朗裁判長の前に並んで立つ。  「開廷します」
 裁判長による宣言のあと、検察官による起訴状の朗読、さらに小沢側の罪状認否がおこなわれた。 焦点の石川がワープロ打ちしたA4用紙を手にとり、視線を落として口を開いた。
「小沢議員から借用した4億円の記載が(政治資金収支報告書)ないとされているが、私としては記載したつもりだ」。 そう全面無罪を主張する。 そこから水谷建設からの献金に触れた。ひとき
 わ言葉に力を込める。 「5千万円を受け取ったそのような事実は断じてない」。 大久保、池田も同じように全面否認し、無罪を主張する。 そこから検察側の冒頭陳述に入った。
   ──森功著『泥のカネ/裏金王・水谷功と権力者の饗宴』      文藝春秋
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 森功氏といえば、「小沢=悪者」を前提として書いているノンフィクション作家です。しかし、彼は初公判を傍聴しているので第1回公判はこのようにしてはじまったのだと思います。ここで
注目すべきは、石川知裕氏が次のように述べている部分です。
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 小沢議員から借用した4億円の記載がないとされているが、私としては記載したつもりだ。
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 これによると、石川氏は小沢氏からの借用金4億円を政治資金収支報告書に記載したといっていますが、「記載したつもりだ」と、何とも自信がない表現。 うろ覚えのようです。 官報に掲載さ
れていることを石川氏も彼の弁護士も知らないようです。 信じられない話です。 官報の写しを
提出すれば証拠として採用されるのにやっていないからです。
 最も卑怯なのは検察です。 政治資金収支報告書を押収しておいて、報告書に4億円はちゃんと記載されているのに、記載されていないとして断罪しているからです。 石川氏としては、報告書へ記載したと思っていても、「記載していないじゃないか」と検察にいわれると、書類が押収され検察の手元にあるだけに、「そうだったかな?」と思ってしまうものです。 まさか検察がウソをついているとは思わないからです。
 卑劣なのは検察だけではなく、検察のいうままに今でも「不記載」と書いている新聞、テレビなどの記者クラブメディアです。  こちらは郷原信郎氏がテレビで、4億円の記載があると証拠を提
示していることや官報に記載がある事実を知っていながら、検察のいうことをそのまま書いています。 これがウソであることを承知して書いているのです。
 しかし、石川氏にとっては、4億円の記載があるかどうかは自らが無罪を勝ち取るための必要条件です。 それなのに政治資金収支報告書が官報に載ることを知らないのは不可解です。まして弁護士も知らないとは!? この弁護士はいったいどっちの味方なのでしょうか。
 一方、検察にとっては、政治資金収支報告書に記載しているかいないかなどはどうでもよく、小沢氏の4億円に水谷建設からの献金が含まれていることを立証することが重要なのです。収支報
告書への不記載は、逮捕するための別件であり、陸山会事件の本丸は、あくまで水谷建設からの不正献金であったのです。
 検察のいい分というかストーリーはこうです。 検察は小沢氏の4億円のうち、少なくとも1億円は水谷建設からの裏献金が含まれているとしています。 水谷建設からは5000万円の献金
2回、計1億円が小沢氏に秘書を通じて渡ったと主張するのです。
 しかし、江川紹子氏はこの主張は、はじめから破綻しているとして、次のように述べています。
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 しかしこの検察側の主張は、初公判の時からすでに破綻していた。 検察側冒頭陳述によれば、石川氏が水谷建設から一回目の現金五〇〇〇万円を受け取ったと検察側が主張しているのは、
 〇四年一〇月一五日。当時の水谷建設社長の川村尚証人も、同日午後に全日空ホテルのフロント前で金を石川氏に渡したと証言した。 ところが石川氏は、同月一三日には小沢氏から預かっ
 た現金の分散入金を始めているのだ。 これは銀行の記録ではっきりしている。 となると、仮に水谷建設からの五〇〇〇万円があったとしても、小沢氏の四億円に入り込むはずがない。 二回
 目の授受、すなわち川村元社長が大久保氏に五〇〇〇万円を渡したとするのは、翌年四月一九日だ。 小沢氏の四億円が石川氏に渡ってから半年以上先のことになる。 一億円の水谷マネーが小沢四億円とは無関係であるのは、一目瞭然だ。
     ──「世界」10月号    江川紹子氏論文『「陸山会事件」とは何だったのか』
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 そもそも陸山会裁判は、水谷建設献金事件とは何の関係もないのですが、検察側はこの問題を取り上げ、証人を次々と立てる。 それを記者クラブメディアが大きく報道する。 しかし、弁護側の
主張はわずかしか書かない。 小沢一郎氏を貶めるのが狙いであり効果満点です。 かくて日本国民の80%は、小沢氏は「悪い政治家」だと思っています。 この国は何もかも傷んでいます。
今日の判決は、きっと一部に有罪が出るでしょう。 そして、また小沢排除がはじまると思います。 ─── [日本の政治の現況/73]
≪画像および関連情報≫
 ●小沢秘書3人は無罪か有罪か/ゲンダイネット
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  先月22日の陸山会事件の最終弁論。前回までの公判で検察官の席にドッカリと座っていたひとりの検事の姿が消えていた。 東京地検特捜部の斎藤隆博副部長(48)――。 公判担当の
主任検事として、7月の論告求刑公判では衆院議員の石川知裕被告に禁錮2年、後任の事務担当秘書だった池田光智被告に禁錮1年、元公設第1秘書の大久保隆規被告に禁錮3年6月
を求刑した。 公判の“最後の見せ場”を飾った主任検事が突然、表舞台から消えたのだ。「長野県岡谷市生まれで中大法学部卒。 本来は株の不正操作事件のエキスパートで、05年末に
出向先の証券取引等監視委員会から特捜部に戻ると、ライブドア事件を一から掘り起こして名を上げました。  将来を嘱望されているエース検事です」(検察事情通)
  以下は、下記サイトで読めます。 http://gendai.net/articles/view/syakai/132734
(EJ第3147号) http://electronic-journal.seesaa.net/article/227584254.html   さん より

【】  小出裕章が見立てる、1号機配管の水素爆発の危険性 9-26(1-2)
  放射能ビジネスで、経団連・米倉会長と原発メーカーGEが固い握手をしている
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65762617.html 
音源  http://youtu.be/8WmhiIvsQ0o
※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。
=====(文字おこし、ここから)
水野「では京都大学原子炉実験所助教小出裕章先生に伺います
小出さん、こんばんはー」   小出「こんばんは」
水野「今週もよろしくお願いします」  小出「こちらこそ」
平野「よろしくお願いします」  小出「よろしくお願いします」
水野「まず、えー、今ニュースでお伝えいたしました、福島第一原発の水素のおはなしで。リスナーの方々から質問が来ております」
小出「はい」  水野「ラジオネーム、ひえこさん、という方ですね。この1号機の水素の発生について。 東電はただちに爆発の危険性はないと言っていますけど。 このお決まりのセリフ、『ただちに』が出てくると、その内もしかしたら爆発なのか? というふうに連想してしまいます。小出さん是非この現象がどういう事なのか、教えてください。いかがでしょうか」
小出「はい。えー。水素は、え…、元々の発生源は、燃料棒被覆管のジルコニウムというものが、水と反応してでたものだと、私は思って、来ました」
水野「燃料棒を覆っているものですね」  小出「はい。そうです。ですから…」
水野「そこが水と反応して出てきたもの…」
小出「はい。 はい。 それはあの事故の初期にたくさん出てきた、のですね。 それがあの
原子炉建屋の中で爆発をして建屋を吹き飛ばしたという、その水素、ですが」
水野「はい。あの水素爆発につながったんです」  小出「はい。 はい。 それが、未だに
配管の中の、に残っていたという可能性が1つだと思います。 それからもう1つは、水と
いう物質は放射線を浴びると分解して水素と酸素に分かれるというそういう性質を持っていますので。 えー…、そうやって今現在も水素ができて、出来続けていて。 それが配管の、一部に水素がたまったという原因の可能性が、あります。 ということは酸素も同時に出来て
いるわけですから、爆発の可能性ももちろんあるだろうと思います」
水野「水素が4%以上」  小出「はい」  水野「酸素が5%以上」  小出「はい」
水野「その数値になると、爆発が起こりうるんですね」
小出「そうですね。 ですから、可能性としてはあると思いますが、えーただその配管が、水素爆発を、配管の何処かが水素爆発を起こしたとしても、えー…、格納容器というのがもう1つ外側にありますので。 えー…、それが全て破壊されるというような情況には、私はただちにはならないと…まあ『ただちに』なんて私が言ったら…」
水野「た、た、ただちに……」    小出「笑われてしまいますけれども」
水野「はあ、ただちにね、はあ」  小出「はい。 要するにあの、危険の度合いとしてはですね。私は水素爆発ということが大きな危険ではないと思います。」
水野「はあつまり。 あのでふぁくとさんというラジオネームの方はね。」  小出「はい」
水野「今、おっしゃった万が一配管の中で水素爆発が起きた場合、再びヨウ素セシウムなどの放射性物質が大気に拡散されるんでしょうか、どうですかと」
小出「そうですよね。 それだけが一番問題なわけ」  水野「一番伺いたいのはそこですが」
小出「はい。 多分そういう状況には多分ならないだろうと私は思います。この水素爆発は、仮に起きたとしても」
水野「それは、東電は着火源、つまり火がつく何か原因がなければ、そうはならないと言ってるようですが。 同じ理由でですか?」  小出「えーと、それは全く違います。」
水野「違います(笑)」  小出「えっと、着火源が、東電が言ってるように『ない』ということは、あの、ありません」   水野「といいますと?」
小出「えー、例えば、いつだったかな、1999年か2000年頃にですね、浜岡原発の1号機だったと思いますが、配管の中で水素爆発が起きて、あの配管がボロボロに吹き飛んでですね。えー、その配管があった、たて、部屋のドアまでが吹き飛ぶというような大きな、あの爆発がありました。 その時も着火源が未だになんだかわからないという状態で……」
水野「いまだに分からない!?」
小出「はい。 あの……状態で爆発が起きてますので。 爆発が起きる可能性は私は、あると思います。 あると思うけれども、1番問題なのは放射性物質が外に出てくるかどうかということなのであって。 え、その、そういうところに結びつくほど大きな爆発にはならないだろうというのが、私の推測です」
水野「つまり格納容器が」  小出「はい」
水野「破壊されるようなことはないだろうという意味でもありますか」
小出「はい。 そういう、その意味です。まさにその意味です」
水野「でも格納容器がもう、壊れ、損傷してるんじゃないですか?」
小出「そうです。 ですから、あのー……。 格納容器の中に圧力容器というものがあって、たくさんの配管があるのですけれども。 もう、圧力容器自身もうボロボロに穴が開いてしまってるわけですから。 圧力容器につながってる配管の一部で、爆発があって、その配管が破れたとしても、えー……、現状に大きな変更があるわけではないと思います」
水野「はあー……。 もともと色々なところが損傷しているので、」
小出「もうすでに破れてしまっているのですから……。 たまたま水素がたまったところの配管が、新たに爆発で破れたとしても、事故の全体的な進行に対しては大きな影響はないと思います。」
水野「逆に言いますと、それだけ、もうすでに、非常に多くの放射性物質が外に出てしまっているんだと」   小出「その通りです」
水野「その認識、の持ち方が、東電の伝え方と違うのかも知れませんね」
小出「そうですね。」  水野「イメージが」  小出「はい」  水野「はあー……」
平野「先生どうも、未だにですね」  小出「はい」  平野「溶融した、その、燃料から出る放射線がですね。」  小出「はい」
平野「燃料がどういう状態、なのかわからないですよね」  小出「そうです」
平野「だからそっから出てる放射線が、で、水が分解してるわけですよね」
小出「はい、そうです」  平野「だからやっぱ、危険性があるというのは全然変わらないわけですよね」  小出「もちろん危険性は変わりません」
平野「燃料の温度っていうのは、どういうふうにこう、なかなかわからないんですけど。 今の状態はどういうふうに推測したらいいんですか。どのくらいあると」
小出「えー…」  平野「100度以下とか……」
小出「えー……。 要するにわからないのです」  平野「わからないのですか」
小出「温度を測っているのは圧力容器という、え……、もともとは、健全であって、燃料を入れてる圧力釜、というものがあって、その温度を測っているのですが。 すでにその炉心は融けてしまって、圧力釜の底が抜けてしまって、下に落ちてしまっているわけですから。 圧力釜
の温度を測ったところで、何の意味があるかという、そういう所までもうすでに来てしまっている、わけです。 で圧力釜の温度が、今、100度を超えた、あるいはちょっと下回ったということを言ってるわけですけれども。 そんな温度は、ま、むしろ意味が無いものを測っていると
いうことになっています」  水野「今やそこにはないわけですからね」
小出「ないんです。 そうです」  水野「核燃料が。」  小出「そうです」
水野「で、本当の核燃料が何度かということは、測ることはできないのですか」
平野「ですね。 そこが一番気になる」
小出「今は、その計測器が底についていませんので、格納容器の底、あるいはそこを突き破ってもっと下に行ってるわけですから」  水野「コンクリートの中…」
小出「そうです。 それを測定するような測定器はもともとありませんでしたし。 そこに近づくこともできませんので。 えー……知ることが出来無いという状態になっています。」
水野「温度が測れるのは大体、いつごろ……温度測れるだけって、あれですけど……だいたい……」  小出「まずは、測れないと思います。 もう何十年後かに」
水野「何十年も温度測れない……んですか」  小出「はい。多分」
平野「それが一番怖いですねえ」  小出「はい。」
水野「本当に状況がわからないっていうのが、原発の特徴なんですね」
小出「そうです。」  水野「はあー……。 まあそうした中でですね、今回、中部電力浜岡原発から半径10キロ圏に位置する、牧之原市議会が確実な安全安心が担保されない限り、永久停止すべきだと、いうふうに決議案を賛成多数で可決、しました」
小出「はい」  水野「これ……でも中部電力はですね、津波対策を着実に実施して、安全性を一層向上させると共に、丁寧に説明し安心につながるよう全力で取り組んでいきたい、という説明なんですね」  小出「はい」
水野「こ、これはどう思われますかー?」
=====(文字おこし、続く)
続き:小出裕章が語る、半径10キロ圏・牧之原市による浜岡原発の永久停止決議案、可決 9/26(2/2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65766074.html 
・・・ http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65766070.html   さん より
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/820.html 
【】 またか   (田中良紹の「国会探検」)
  「ほー」と思わせる判決だった。「陸山会事件」の一審判決で東京地裁の登石郁郎裁判長は、大久保隆規元秘書が公共工事の談合で「天の声」を出す当事者であり、石川知裕元秘書と共に水谷建設から裏金1億円を受け取ったと認定した。 そしてそれを隠蔽するため政治資金収支報告書に嘘の記載をしたとして3人の元秘書に執行猶予付きの禁固刑を言い渡した。 それなら
これは虚偽記載事件と言うより贈収賄事件である。
 東京地検はなぜ贈収賄事件として贈賄側を逮捕し、次いで収賄側の立件に至らなかったのか。一連の事件には初めから不可解な点が纏わりついている。 まず政権交代がかかった衆議院選挙直前の3月に「西松建設事件」で大久保秘書が政治資金規正法の虚偽記載容疑で突然逮捕された。 形式犯とも言える容疑での強制捜査は前例がない。
 しかも時期的に総理になる可能性の高い政治家に対する捜査である。 検事総長以下最高
幹部が意思統一し捜査に臨むのが決まりである。 ところが「検察首脳会議」は開かれず、「若手検事の暴走」という形で強制捜査が行われた。 私が担当したロッキード事件で、東京地検は田中逮捕の前に「福島の天皇」と呼ばれた高齢の知事を逮捕して世論の動向を探るなど慎重に準備を進めたが、今回の捜査にはその片鱗もない。
 「西松建設事件」の収賄側には自民党議員の名前が多数挙がっていて、中には事件発覚後に秘書が自殺した者もいた。 しかし当時の官房副長官自民党に事件は及ばないと断言し、その通り自民党議員は立件の対象にならなかった。 「若手検事の暴走」という形にした事や政権交代の推進力である小沢一郎氏に的を絞った捜査は、通常の検察捜査というより政治的色彩の強い捜査と見られた。 大阪地検も同時期に民主党副代表をターゲットにする「郵便不正事件」に着手したから狙いは政権交代阻止と見られた。
 大久保秘書の容疑は西松建設が政治献金をするために作った組織を西松建設本体と認識していたというもので、これが虚偽記載に当るというのである。 犯罪と騒ぐような話かと思ったが、いつものことながら政界とメディアに「政治的道義的責任」を追及する大合唱が起きた。 ここで小沢氏が非を認め、代表を退けば、検察は形式犯でしかない大久保元秘書の起訴を見送る公算が強いと私は見ていた。
 ところが小沢氏は非を認めず、検察に対して闘争宣言を行なった。 検察は大久保元秘書を
起訴せざるを得なくなり、「西松建設事件」だけでは有罪が難しいため、慌てて小沢捜査に力を入れ始めた。 過去にさかのぼりゼネコン関係者からの聴取が行なわれた。
 その結果摘発されたのが「陸山会事件」である。 検察は秘書らが住む事務所棟建設の土地購入に関して4億円の記載ミスがある事を発見した。 一方で水谷建設から1億円の裏金提供の話を得る。 この二つがどのように結びついているのか不明だが、ともかく二つの情報が流れればそれで目的は達する。 国民には贈収賄事件の心証を与え、しかし検察は贈収賄事件の立件をしない。 立件すれば証明しなければならないが、心証を与えるだけで政治的効果は十分だからである。
 一方で大阪地検の「郵便不正事件」は検察の大失態となった。 担当検事が供述調書を改ざんして逮捕され有罪となり、事件の構図は崩れた。 検事の取調べは信用できなくなった。 そのため「陸山会事件」でも裁判所は供述調書を証拠として採用しない事にした。 証拠に代わって判決の骨格を成したのは「推認」である。 裁判所が被告と検察の言い分のどちらを「自然と見るか」という事で、客観より主観が優先される。
 今回の判決で裁判所は全面的に検察側の主張を受け入れた。 3人の元秘書や小沢氏はすべて嘘を言ってきた事になる。 ロッキード事件以来、数々の「でっち上げ」を見てきた私には「またか」という思いがある。 ロッキード事件田中角栄氏に一審有罪判決が下った日、私は官邸で
後藤田官房長官を担当する政治記者だった。 中曽根総理も後藤田官房長官もその日は裁判に
一言も触れなかった。
 野党が「田中角栄議員辞職勧告決議案」を提出すると言って騒ぎ始めると、二院クラブ参議院議員であった作家・野坂昭如氏が、「選挙民が選んだ議員を国会が辞めさせるのはおかしい。
それでは民主主義にならない」と私に言った。 「その通り。辞めさせたかったら選挙で辞めさせるのが民主主義です」と私が言うと、しばらくして野坂氏が「田中角栄に挑戦する」と言って新潟3区から立候補を表明した。
 1993年に田中角栄氏が亡くなりロッキード裁判は控訴棄却となった、その2年後に最高裁ロッキード社幹部に対する嘱託尋問調書の証拠能力を否定する判決を下した。 嘱託尋問調書は田中角栄氏がロッキード社から受託収賄した事を裏付ける証拠である。 真相がほとんど解明されていないロッキード事件は、しかしメディアによって「総理大臣の犯罪」とされ、その後の日本政治には「政治とカネ」のスキャンダル追及が付きまとう事になった。
 今回の裁判で有罪判決を受けた元秘書は不当な判決だとして控訴した。 小沢氏本人の裁判も来週から始まる。 かくなる上は裁判の行方を見守るしかないのだが、「またか」と思うようにメディアや政治の世界が「政治的道義的責任論」を叫び始めた。 政局に絡ませようと言うのである。
しかし大震災からの復興予算を作らなければならない時に、立法府がやるべきはスキャンダル追及ではない。 司法の問題は司法に任せる事が民主主義の基本なのである。
 ・・・ http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/09/post_276.html   さん より

【】  知らずに進む放射線被曝の恐ろしさ  
 知らずに進む放射線被曝の恐ろしさ
http://www.amakiblog.com/archives/2011/09/26/
2011年09月26日  天木直人のブログ

 目に見えない。 色がない。 臭いがない。 すぐに被害があらわれない。
 おまけに日本の大部分の場所は、深刻な放射能汚染とは関係が無い。
 それをいいことに、福島原発事故の被災住民たちは政府や地方行政の作為、不作為によって、被曝の危険にさらされて生きている。    それを見事に言い当てた記事を、週刊朝日9月30日号の「辛坊治郎の甘辛ジャーナル」に見つけた。
 この辛坊治郎という関西読売テレビ出身のジャーナリストは、権力側に立つタカ派発言が常で
あるが、この「辛坊治郎の甘辛ジャーナル」においては、時としていい事を書く。
 「先日、朝日新聞のローカル面を読んでいて、ぞっとした。 目に留まったのは、小さなベタ記事だ。 『輸出用中古車 放射線を検出』・・・」
 こういう見出しで始まるその記事は、我々の知らないところで恐るべき被曝がこの国の政治、行政の怠慢で進んでいる、と警鐘を鳴らしている。
 すなわち、大阪府は堺泉北港から欧州に輸出される予定の中古車1台から、1時間あたり53・28マイクロシーベルトというとてつもない放射線量が検出されたと発表した。
 これは1年間にあびる放射線量に換算すると、466ミリシーベルト。 年100ミリシーベルト
がん死亡率が0・5%上がるという通説に従うなら、とんでもなく高レベルの汚染車が市場に出回ったことになる、と。
 そのうえ、これが発覚したのは、日本からの輸入品の放射線検査を義務付けている外国の規制に対応するために輸出業者がたまたま自主的に検査したからだという。
 なぜそのような中古車があらわれるようになったかといえば、政府は牛肉や野菜などの食品については国の規制値を決めているが、それ以外のモノについては検査がなきに等しいからだ、と。  おまけに政府の汚染地域立ち入り禁止が杜撰であったことや、政府・東電の賠償が不徹底であるからだ、と辛坊氏は言うのだ・・・
 天木直人  
 ・・・ http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/817.html   さん より

【】セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表 (朝日新聞) 
 セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表
http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY201109270600.html
2011年9月28日1時35分 朝日新聞

 文部科学省は27日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、群馬県の汚染マップを公表した。 東京電力福島第一原発事故によって飛散した汚染の帯が、250キロを超えて広がっていることが分かった。
 8月23日〜9月8日、県の防災ヘリコプターで測定した。 汚染度の高い地域の帯は、原発から北西60キロ付近まで延びた後、南西に方向を変えて栃木県を越え、群馬県まで続いていた。 文科省によると、放射性物質を含んだ雲が山地に沿って風に運ばれ、樹木や雨によって地上に沈着したと推測できるという。
 放射性物質の量が半分になる半減期が30年のセシウム137で最も蓄積が多かったのは県北部。 原発から約180キロ離れたみどり市桐生市などの山間部の一部で、1平方メートルあたり10万〜30万ベクレルにのぼった。 250キロ離れた長野県境の一部でも3万ベクレルを超えた。 チェルノブイリ原発事故では3万7千ベクレル以上が「汚染地域」とされた。

セシウム134、137の蓄積量
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0927/TKY201109270722.jpg
  ・・・ http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/846.html   さん より

【】  広島市民よ怒れ!  
2009年オバマの広島訪問を妨害したのは外務省(=米務省)だったとは、
 ・・・  4.無条件降伏しなければ日本は全滅させられるところだった

 広島にウラン原子爆弾リトルボーイが、長崎にはプルトニウム原子爆弾ファットマンが人体実験を兼ねて投下され、総合比較の結果、爆弾の安全管理上、ファットマンに軍配が挙がり、1947年時点で、60個分のファットマン部品が備蓄され、すぐに投下可能なファットマン原子爆弾(安全管理上、投下直前に組み立てる)は13発も準備されていたそうです(注7)。つまり、もし1945年に日本が無条件降伏しなければ、次々と13発投下し、最終的に60発も投下されていたわけです。そうなれば、日本は全滅
です。
 このような情報を日本国民が知れば戦慄するでしょう。
・・・ 
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/26729434.html   さん より

【】 北朝鮮がロシアと接近中。ユダ金の敵を演じる役回りから離脱を図っているようだ
  周知の通り、北朝鮮は朝鮮邪教を介して米国とつながっている。北朝鮮・・・統一教会・・・米国のラインである。テポドンは日韓に兵器を購入させるために米国に命じられてやったことだろう。昨今の韓国に対する挑発も米油堕のご命令だろう。韓国の哨戒艦駆逐は、米国の誤爆で北は関係ない。
 北朝鮮と米国は、反東アジア共同体で利害が一致する。東アジア共同体が成立して日中韓露を中心とした強力な経済圏が成立してしまえば、米ドルは終わり(すでに終わっているようなものだが)、北朝鮮の孤立化は深まる一方。
 だから似非右翼どもは日中、日韓の離反を意図した世にも醜い言説をくりひろげる。狂ったように似非右翼どもが小沢氏を攻撃した背景には、米CIA、北朝鮮双方の邪な意向がある。もちろん、似非右翼のバックボーンたるべき朝鮮邪教系は米CIAにつながる。
 北朝鮮は、言ってみれば、極東におけるアルカイダ。 米国の敵を演じている(演じさせられている)工作員に過ぎない。 極東騒乱の口火を切る役目をユダ金連中から押しつけられているわけだ。
 その北朝鮮の動きが、この夏からどうも怪しい。 さかのぼれば、哨戒艦駆逐の犯人にさせられそうになったときの拒絶ぶりからして、怪しかった。 本来なら、手柄を高らかに誇ってもおかしくない連中である。 それがあそこまで否定するのだから、100%冤罪だろう。
 この8月から9月にかけて、北朝鮮はロシアに異常接近している。 むしろ、金正日がロシアに
すがっているという印象を受ける。
 天然ガス供給合意、初の合同軍事演習合意、110億ドルに及ぶ対露債務帳消し合意、さらに6か国協議への無条件復帰の意欲表明。これらがほんの1か月弱の間に相次いで発表された。
 極東騒乱から一気に遠ざかっているという印象を受ける。 断言はできないが、北朝鮮はユダ金の敵役を演じて戦争の口火を切る役回りを放棄してロシアに助けを求めているというのが現在の状況ではないだろうか。
 北朝鮮すらユダ金からの離脱を図る。
 果たして、日本は?
 ・・・
属国離脱 http://qualitysaitama-blog.at.webry.info/201109/article_35.html   さん より

【】    
 ・・・
さん より

 【】 ●「このままでは日本はカルタゴになる」(EJ第3149号)
  首相になってからの野田氏を見ていて考えたことがあります。 国会での演説と国連総会での演説──いずれも代表選のさいに魅せたあの語り口が姿を消し、つまらなくなったことです。
役人の作った原稿を棒読みしているからです。自ら失敗しないように安全運転を心掛けているように見えます。 これを安定というか、小心というかは人によって違うでしょうが、私には彼はごく普通の
平均的日本人であり、実直なサラリーマンのように見えます。
 日本は大国です。 まして日本は未曽有の危機に瀕しているのです。 そういう国の首相には豊富
な経験があるか、何か人とは違う才能を持った人物でないと、務まらないと思うのです。ごく普通
の人では少し荷が重いのではないでしょうか。
 9月24日付の朝日新聞の「記者有論」で、東北復興取材センターの蔵前勝久氏は小沢一郎氏は首相になるべきであると述べています。 朝日新聞の記者としては珍しいことです。 身近で取材していた記者だからわかるのでしょうが、小沢氏は普通の政治家にはない独特のパワーを感ずるのでしょう。
 8月まで民主党小沢一郎元代表を担当し、東日本大震災の被災地・仙台に転勤してきて、私は
率直に思う。 小沢氏はやはり首相になるべきではないか。被災地・岩手県出身として東北復興の先頭に立つべきではないか──。  9月24日付の朝日新聞
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 小沢氏はきちんとした国家観を持っています。 かつて彼は「日本は普通の国になるべきである」と
主張しています。 小沢氏のいう普通の国とは何でしょうか。
 まず、小沢氏は「日本は真の国際国家になる必要がある」と主張して、次のように述べています。
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 国家とは本来、利己的な存在である。 経済がどんなにボーダーレスになろうと、この本質は変らない。(中略)国民の豊かで安定した生活の前提となるのは国家の安全である。 国家の安全を確保するためには、国際環境の平和と安定がどうしても欠かせない。 今日、経済的にも軍事的にも政治的にも、どの国も単独では自国の安全を保障し得ない以上、各国が協調してそれを 実現するしかない。            ──小沢一郎著                  『日本改造計画』/講談社
 続いて小沢氏は、真の国際国家になるには「普通の国」になればよいというのです。そして、普通の国には次の2つの要件があるというのです。
 ?国際社会において当然とされていることを当然のこととして 自らの責任で行うことである。
当たり前のことを当たり前と考え、当たり前に行うこと
 ?豊かで安定した国民生活を築こうとして努力している国々に対し、また地球環境保護のような
人類共通の課題について自ら最大限の努力をすること  ──小沢一郎著の前掲書より
 この2つの要件のうち、日本は?の要件に関しては、十分ではないものの、これまで行ってきていると小沢氏はいっています。
問題は?なのです。?は、安全保障の問題ですが、これについて小沢氏は次のように述べています。
 湾岸戦争時の国際貢献やPKO協力法案をめぐる論議を振り返るまでもなく、こと安全保障となると、にわかに憲法や法制度を口実にしたひとりよがりの理屈がまかり通り、何とか国際協調の責任と役割を回避しようとする。 どの国よりも世界の平和と安定に貢献しなければならない立場の日本が、安全保障を国際貢献の対象分野から除外することなど許されるわけがない。
 そのことを冷静に考え、安全保障の面でも自らの責任において自らにふさわしい貢献ができるよう、体制を整えなければならない。 これは、軍国主義化、軍事大国化などとはまったく別次元のことで
ある。       ──小沢一郎著の前掲書より
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 小沢氏がこのようにいうのは理由があるのです。 あの湾岸戦争のさい、小沢氏は自民党の幹事長としてこの問題の対応に当ったのですが、その国際貢献をめぐって国が思うように動かなかった反省
を踏まえての考え方です。
 その当時、日本は国内の経済発展と財の配分しか考えておらず安全保障の面では米国におんぶにだっこの状態だったのです。 これでは日本は「片肺国家」であり、国際社会で通用する普通の国
になる必要がある──小沢氏はこう主張するのです。
 ここで小沢氏は、北イタリアに栄えたヴェネツィア共和国のベニスと古代フェニキアの都市、重商国家カルタゴを日本をになぞらえて警告を発しています。
 ベニスは商売が上手だったわけではないのですが、全市民が政治にも安全保障にも積極的に参加し、地中海を完全に制覇していたのです。 自由な交易には地中海の平和が不可欠であり、それを
ベニスは自前の強力な海軍で守り、千年の繁栄を築いたのです。
 これに対してカルタゴは、豊かさという点ではローマよりはるかに上回っていたのですが、安全保障の方は財力にまかせて集めた傭兵で軍隊を作り、国を守っていたのです。つまり、自国の市民は安全保障に参加していないのです。 そのため、農民を中心としたローマ軍団に滅ぼされてしまったのです。それでもカルタゴは600年も続いたのです。
 小沢氏は、このままでは日本はまだ66年しか経っていないがカルタゴのようになると警告している
のです。 現代の日本の政治家で、これほどしっかりとした国家観を持っている人物はいない
と私は思うのです。    ─── [日本の政治の現況/75]

≪画像および関連情報≫
 ●「カルタゴの話」/二階堂ドット・コム
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  カルタゴは紀元前250年頃、地中海に覇を唱えていた大国でした。第2次ポエニ戦争に負けて、戦勝国から武装を解除させられ、戦争を放棄することになったカルタゴは、戦後の復興を貿易一筋で見事に成し遂げ、戦後賠償も全てきれいに払い終えました。 しかし、その経済を脅威だと捉えたローマ
  帝国によって、結局は滅ぼされてしまいました。(中略)この悲惨なカルタゴ滅亡の理由は2つあると言われています。
  1つは、カルタゴ市民が軍事についてほとんど無関心だったことが挙げられます。 もともと自国の防衛はおおむね傭兵に頼っていた上に、国内世論も「平和主義的」な論調が強く、有事に備えて軍事力を蓄えておくといったことはままなりませんでした。 2つめは、国内の思想が分裂状態であったこと
  が挙げられます。 そもそも挙国一致して事に当たらなければ有事を乗り切ることはなかなか難しいものですが、カルタゴにはそれがなく、戦時中にハンニバルが外地を転戦している間も市民は素知らぬ顔をしていました。 そして、ハンニバルを売り渡したのはローマに洗脳されたカルタゴ売国奴達で
  した。     http://www.nikaidou.com/archives/11050
・・・ Electronic Journal  http://electronic-journal.seesaa.net/article/227817735.html  さん より
【】  【今、世界が直面している危機はリーマンショック以上に深刻な影響を世界経済にもたらすでしょう。今後数年で世界経済の構造は大きく変わることになります】
 週刊ダイヤモンド(10月1日号)以下のような記事を掲載しています。
【今、世界が直面している危機はリーマンショック以上に深刻な影響を世界経済にもたらすでしょう。今後数年で世界経済の構造は大きく変わることになります】
 ここで云わんとしていることは、もはや世界経済は金融崩壊から現在の仕組みは維持できなくなってきており、大恐慌が襲うことは不可能であり、そのあとの社会は劇的に変わってしまっているということです。
 誰もみたくない社会ですが、もはや避けることが出来ない事態に陥っているということがこの週刊ダイヤモンドを読まれればお分かりになります。
 一貫して指摘してきた事態が今や目の前に迫ってきていますが、《見ざる、言わざる、聞かざる》状態に陥っている日本人が多く、このまま最悪の事態に突入し、最後はパニックに陥る日本人が大多数となることは避けられません。
・・・ http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/3952182.html   さん より