この請求書については、報道によって

2009年3月 7日 (土)
選挙妨害を克服しかんぽの宿疑惑を徹底究明すべし
警察権力を政治目的に活用することは冷戦時代の東欧諸国ではよく見られる現象だった。日本でも戦前は特高警察が思想、言論を厳しく弾圧した。総選挙を目前に控えて次期首相候補筆頭の小沢一郎氏に標的を定めて警察権力を行使することは、いかなる弁明を講じようとも、客観的には「国策捜査」の批判を免れない。


警察庁長官経験者を官房副長官に任命し、その官房副長官が捜査状況について、「与党への波及はない」と断言するに至っては、国策捜査であることを告白するようなものだろう。


テレビ番組は東京地検特捜部長OBのコメントを流すが、当事者が「国策捜査が行われている」と発言することはないだろう。野党から「国策捜査」の疑惑が明確に指摘されている以上、放送法によって「政治的公平」を義務付けられているテレビメディアは、「国策捜査はない」と主張する立場からのコメントと、「国策捜査はある」と主張する立場からのコメントを「公平に」報道する責務があるのではないか。
ほとんどのテレビメディアは検察関係者のコメントと、国策捜査を否定する政府与党のコメントばかりを報道する。


漆間巌官房副長官と見られる政府高官から「自民党に波及することはない」とのコメントが発せられてしまったため、検察当局は、自民党国会議員にも捜査を拡大せざるを得ない状況に追い込まれているが、この事情を踏まえれば、仮に二階俊博経産相の周辺ににまで捜査が波及したとしても、「国策捜査」の疑いは晴れない。

西松建設に関連する政治団体から小沢一郎議員の政治団体への献金の問題は、献金を受け入れる窓口の秘書が西松建設からの献金であったとの認識を有していたのではないかとの嫌疑にあるとされる。マスメディアは小沢氏の事務所サイドから請求書が出されていたと大きく報道したが、その後、この情報が否定されているようである。


大手メディアの報道が誤報であったのなら、お詫びと訂正が示されなければならないが、実践されているか。その後の報道は、問題とされている核心に位置する人物が高橋嘉信氏であることを示唆するものになっている。


西松建設献金について直接連絡を取っていたのは、逮捕された大久保秘書ではなく、前任の高橋嘉信氏であるとの情報が浮上している。


高橋嘉信氏は、次期総選挙で岩手4区から、自民党公認候補として立候補すると見られている。高橋氏の行為についての時効が成立するのを待って捜査に着手したのかも知れないが、法的に問題とされる行動の主役が高橋嘉信氏であるとなると、高橋氏が自民党公認候補として次期総選挙に立候補することを考えれば、自民党の道義的な責任も問われなければならない。


地検特捜部が捜査している対象全体についての情報が高橋嘉信氏サイドから提供されている可能性もあり、こうなると、ますます自民党と捜査当局が一体となって、タイミングを計って捜査が実行されているとの疑惑が拡大する。


どのような背景があるにせよ、総選挙直前にこのような行動が取られることの政治的な意味を洞察しなければならない。小沢一郎氏が指揮する民主党を中心とする本格政権が樹立されることを、どうしても阻止したいと考える巨大な力を持つ勢力が存在すると考えざるを得ない。


政治を国民の手に取り戻すには、あらゆる妨害活動、情報操作との闘いに勝たねばならない。この時期にこのようなことが白昼堂々と実行される現実を直視しなければならない。次期総選挙で不正と欺瞞に国民が怒りの鉄槌を下さなければ、日本のすべてが崩壊してしまうだろう。


西松建設からの献金であることを認識していれば、政党支部献金を受け入れればよかっただけだ。小沢一郎氏事務所の手続きの間違いが糾弾されるなら、同様に多数の自民党議員も事務所の間違いを糾弾されなければならない。日本国憲法法の下の平等を定めている。ひとつの法の下で政治的な背景から差別的な取り扱いが行われることは許されない。


この問題よりもはるかに重大な問題が存在している。「かんぽの宿疑惑」に象徴される「郵政民営化利権」問題だ。「かんぽの宿」79施設のオリックス不動産への一括売却決定に伴う重大な疑惑が深まっている。


3月5日、ASAGAYA LOFT Aで、社会民主党保坂展人議員が主催するトークライブが開催された。国民新党長谷川憲正議員とともに私もトークゲストとして招いていただいた。身の安全と会場の混乱を避けるため、私の参加は当日まで非公表にしていただいたが、満席の会場の熱気のなかで、有意義な時間を過ごさせていただいた。


トークライブの模様については、冒頭部分を保坂展人議員がブログに動画を掲載くださったので、ご高覧賜りたい。


また、「日録(不定期)」様が、当日の内容について記事を掲載くださった。これから、国会での集中審議などで、「かんぽの宿」疑惑の詳細が明らかにされてゆくことになると思われるが、問題は刑事事件に発展する可能性を秘めており、捜査当局の適正な行動が強く求められる。


3月5日の参議院予算委員会では、トークライブに出席された国民新党長谷川憲正議員が、「かんぽの宿」疑惑を追及された。日本郵政株式会社で「かんぽの宿」売却を担当した最高責任者は横山邦男専務執行役と見られる。


この横山専務が「みなし公務員」の身分でありながら、三井住友銀行から住居の提供を受けていることが明らかにされた。法令にも抵触する恐れがある。長谷川議員の追及で明らかにされた。


オリックスへの一括売却を決定したCREソリューション部門は、西川社長の指揮の下、横山邦男専務執行役、伊藤和博執行役の三井住友チームが仕切っていたと見られるが、意思決定に至る経過が極めて不透明であることが明らかになりつつある。


伊藤和博執行役は日本郵政に入社するまで、株式会社ザイマックスの常務取締役を務めていたとされるが、このザイマックス社がオリックスの出資する不動産会社である。横山氏と伊藤氏の人事は西川社長によるものと見られており、西川社長直轄チームが、オリックス不動産への一括売却を仕切ったことが次第に明らかになりつつある。


竹中平蔵氏は宮内義彦氏が郵政民営化と無関係であると主張するが、総合規制改革会議議事録の詳細を見ると、無関係ではないことも明らかになる。この点は、機会を改めて記述する。


郵政民営化」の美名の下に巨大な国民資産が「私物化されてしまう」リスクが具体的な形でわれわれの目の前に姿を表したのが「かんぽの宿」疑惑である。「かんぽの宿」疑惑は「郵政民営化」の実態を表す象徴的な事例であって、このタイミングで「かんぽの宿」疑惑が表面化したことは不幸中の幸いと言えるように思う。


東京中央郵便局の貴重な建築物も、ぎりぎりのところで破壊されることに「待った」がかけられたが、「郵政民営化」もまったく同じ状況にある。ここで、しっかり立ち止まって、根本的な見直しをすることが不可欠だ。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/
植草一秀の『知られざる真実』 さん   より

「 この請求書については、報道によって、漆間巌警察庁長官が言及しているとされているから、おそらく「存在」
するのだろう。
 ただし、この「献金の請求書」が実は「でっちあげ」なのであると推定される。

つまり、この「献金の請求書」が「西松建設事件の告発者」か、関係者かによって 「証拠でございます」と持ち込まれているものであると思われる。
 ちょっと考えてみてもらいたい。

どこの馬鹿が、献金について請求書を作るのか?
ちなみに請求書を偽造するなどは恐らく簡単である。 」
http://archive.mag2.com/0000154606/index.html

2009年3月7日配信

何者かによってでっちあげられたと見られる「献金請求書」という証拠

小沢一郎冤罪謀略事件

漆間巌警察庁長官(現在、内閣官房副長官)が、
自民党に捜査は及ばない」と異例の発言を
したが、
おそらく、これは、小沢氏だけが「証拠」
をでっちあげられているからである。

その「証拠」というのは、恐らく、「検察」
「警察」が、でっちあげるのではなく、
証拠だと思わされて
「つかまされている」ものである。

つまり、小沢一郎側からの
献金の請求書」が存在しているから
らしい。

この請求書については、報道によって
漆間巌警察庁長官が言及していると
されているから、おそらく「存在」
するのだろう。

ただし、この「献金の請求書」が
実は「でっちあげ」なのであると推定される。

つまり、この「献金の請求書」が「西松建設事件の
告発者」か、関係者かによって
「証拠でございます」と持ち込まれている
ものであると思われる。

ちょっと考えてみてもらいたい。

どこの馬鹿が、献金について請求書を作るのか?
ちなみに請求書を偽造するなどは恐らく簡単である。

ちょっと思い出してもらいたい。
永田メール事件を。
永田メール事件のときは、「でっちあげの
メールがつくられて、「お金を振り込んでください」
と書かれていたわけだが、特徴的だったのは、この
「証拠」をでっちあげるという手法である。

戦費に使うための郵政民営化ビジネスと永田メールの真相
http://www.asyura2.com/09/senkyo57/msg/388.html

永田議員についての偽メールはいったい
どういったことが真相なのだろうか?
これについては、すでに解明している。

以下の記事を参考にしていただきたい。

2006年3月13日の記事 堀江メール言論弾圧疑惑 
http://a.mag2.com/0000154606/20060313043727000.html
の中で紹介したことがあるが、
上杉隆氏のブログに偽メールの真相が書かれていたので
再び紹介したい。

2006年02月20日
堀江メール」 疑惑のジャーナリスト 電話会談
http://www.uesugitakashi.com/archives/50347212.html
2006年02月21日
堀江メール」 疑惑のジャーナリストたち 電話会談2
http://www.uesugitakashi.com/archives/50347813.html

<メール自体○○秘書官が作らせたんだよ>
気鋭のジャーナリスト
田中真紀子の正体の報道等で2001年度雑誌ジャーナリズム賞を受賞している)
上杉隆氏のブログ

東京脱力新聞より
http://www.uesugitakashi.com/
2006年2月21日堀江メール
 疑惑のジャーナリスト達 電話会談2
より

※小野寺注 
当初永田議員にメールを渡したジャーナリストとして
元国会議員秘書という報道がなされたため、
松田光世氏と上杉隆氏が疑われたので題名が 
堀江メール 疑惑のジャーナリスト達 電話会談
となっている

上杉隆氏ブログ東京脱力新聞続き>
で、昨夜のエントリー(→http://www.uesugitakashi.com/archives/50347212.html
)の続きです。

登場人物は、ドラ(松田光世氏)と脱力(東京脱力新聞)。
月曜夜(昨夜)、二回目の電話です。
↓脱力「またまたすみません。
堀江メールについての問い合わせ、
すごくないですか?」
ドラ「もうずっとそんな電話ばかりだよ」
脱力「私もです。仕事になんないんですけど……」
ドラ「俺なんか犯人扱いだよ」
脱力「毎日の岸井さんがテレビで言ったらしいですよ」
ドラ「そうそう、あれは○○秘書官情報だよ」
脱力「えっ、本当ですか?」(驚)
ドラ「平沢氏が公表したメールと自民党が公開したメールも別物だしね」
脱力「えっ、本当ですか?」(驚驚)
ドラ「メール自体、○○秘書官が作らせたんだよ」
脱力「えっ、本当ですか?」(驚驚驚)
(しばし雑談)
脱力「ところで、私のブログに松田さんとの会話を載せていいですか?」
ドラ「いいよ、ついでに『被害者同盟』を結成しよう!」
脱力「……(汗)。○○秘書官とかの話もいいんですか?」
ドラ「書いちゃってよ」
脱力「……(汗汗)。
おそらく、そのフリーって、○沢○氏のことだと思うんですけど……」
ドラ「書いちゃってよ」
脱力「……(汗汗汗)」


小野寺光一この松田光世氏(ドラえもん)の言った 
メール自体○○秘書官が作らせたんだよ
という情報に
このメール問題自体の最大の秘密」が隠されている。

しかも自民党が公表したものと平沢氏が公表したものとは別物である

という松田光世氏はジャーナリストとして
スクープ記事をよくものにしている気鋭の人物である

このメール問題で得をしたのは小泉陣営である

この政権下では小泉がピンチになると必ず何かが起こる

過去の例では植草一秀氏の痴漢ぬれぎぬ事件       
道路公団藤井元総裁解任事件これらはマスコミに大々的に
報道されているのと真相はまるで違うという点が共通しているのである。
知られざる真実
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/490314528X.html
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0108083172


つい、最近でも大相撲の八百長告発事件という
出来レースがあった。

つまり、大相撲は儲かるので財団法人から
株式会社に変更してお金を外資に分配しようぜ
という売国奴勢力が存在していたわけだが、

私は、週刊現代の記事を見て当初から
八百長告発はでっちあげ」であると言っていた。

今回裁判で週刊現代側に1500万円の損害賠償の支払い判決が出た。

2007年8月15日配信(今から約2年前)
大相撲米英化について
http://a.mag2.com/0000154606/20070815054207000.html



<以前、新聞社に報道させた有効な手法>

わたしは以前、新聞社に一読者として

なぜ、共謀罪の危険性を報道しないのかと

連日電話したことがあった。

<頭にきてこういった>

実際に絶対に報道しないので頭にきてこういったことがあった。

<マスコミ幹部が政治と癒着しているっていうのはやっばり本当なんですか?>

「どうしてこんな危険な法案のことを報道しないんですか?」

「やっぱり、いろんな本にも書かれていますが、幹部が

政治家から何かもらっているから記事をストップさせているんですか?」

と疑問形で聞いた。断定するのではなく、あくまで投げかけたのである。

<小野寺 注>
※マスコミ関係者の書いた本を読んでみたり、直にマスコミ関係者に聞いて

内幕を知ると、幹部が、政治家からさまざまに接待されておりそれで

政治に不利な記事を報道させないということがあると指摘されている。

<明らかに態度が変化した読者担当窓口>

私がそれを言ったあと、どうも電話口の相手の様子が、何か変だったのを覚えて

いる。
つまり、何かあせっているのだ。その担当者は、何か、態度が明らかに変化した
のである。

私は、「だから報道しないんでしょう。一週間に一回は首相官邸で幹部はお食事
会があると
いうじゃないですか。

その時にいろいろとあるんじゃないんですか」といい、
その癒着ぶりをあげた。

<態度が変化して初めて大新聞社がまともに報道した>
すると不思議なことが起こった。

その2日後に初めて、その大新聞社が、

まともに共謀罪の危険性を報道しはじめたのである。

<おそらく起こったことは>

おそらく、私が電話した内容は、社内で回覧されるのだ。

そしてその記事をストップさせている当事者もそれを読むに違いない。

明らかに新聞社内では、その「誰か」が記事の掲載に
ストップをかけるのを
不思議がられているはずである。

新聞社には若手を中心にまともな正義感のある人も大勢いるはずである。

そしてその「記事をストップさせている当事者」もそれを読み、「隠し事」が
ばれていることに気づくのだ。

<小野寺注 田原総一朗氏は一貫して、政治家からの機密費等受け取りを
ずっと拒否し続けていることが判明している>

※念のために書いておくが、田原総一朗氏は、今までずっと、そういった
政治家からの申し出を断り続けてきたことが判明している。


田原総一朗氏は、ずっとそういった政治家からの申し出を断り続けているが、
反面、与党政治家から「お前、何でもらわないんだ。」

と不思議がられる(珍しがられる)ことに、

「断り続けることは大変だ。断るときには

あの大先生からも申し出を断りましたよといって、ようやく納得してもらった」
という趣旨を週刊朝日等の雑誌記事に書いている。

※与党政治家の発言によるとマスコミ業界では「もらわない」ほうが珍しいのだそうだ。


国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」メールマガジン
http://www.mag2.com/m/0000154606.html