。「ドルはすべての通貨に対して切り下がりたい。特に人民元に対して

【 。「ドルはすべての通貨に対して切り下がりたい。特に人民元に対してだ」と。それに、政府が言う「強いドル」というのは「高いドル」ではないと。世間では「強いドル」をレ−トでのドル高とカン違いしている向きもある。世界で流通する通貨の中心として基軸性が高いことを「強いドル」と表現しているのであって、レ−ト水準でドル高を志望しているわけではなく、虫がいいようだが、「安く強いドルを米国は望む!」と。
しかし、自らでできることもまだまだ数多くあるはずだ。なぜ、身の丈に合わない高賃金を今でも持続しているのだ?悪いが、もはや世界最高水準の賃金を得られるほど、米国の産業構造に優位性はないのは承知しているはずだ。それどころか、米国のアンバランスの産業構造こそが、世界不均衡をもたらしてきたことも承知のはずだ。産業不毛の地に仕立て上げ、自分らの今までの行いは棚に上げ、モノの輸出国が悪い、ドルレ−トが高すぎると矛先を向けるのか?米国では、銀行経営層の高報酬が問題となっているが、それだけではない。ごく普通の労働者を含めて大幅な賃下げに動いて、国際競争力を高める努力をしたらどうだ、バ−ナンキよ?まぁ 】
 
2009/10/20 13:06

FRB議長のバーナンキは、輸出を促進するアジアの政策と米国の巨額の財政赤字が抑制されなければ、世界経済の不均衡が再び拡大し、より耐久力のある成長実現への努力が妨げられる可能性があると警告した。中国など貿易収支が大幅な黒字となっているアジア諸国は過剰な貯蓄を抑制し、消費を促進するべきと訴え、同時に、米国は貯蓄を増やし、「時間とともに財政赤字を大幅に削減していく」必要があるとの認識を示した。 バーナンキ議長はまた、アジアで発生する可能性のある資産価格バブルについて懸念を表明し、こうしたリスクは為替政策の柔軟化を通じて対応できるとの見解を示し、ドルや米国内経済の動向は、政府が財政赤字を制御できるかどうかにかかってくると指摘している。

バカナンキ、いやいやバ−ナンキよ、その発言内容ではインパクトが弱い。もっと単刀直入に発言すればよい。「ドルはすべての通貨に対して切り下がりたい。特に人民元に対してだ」と。それに、政府が言う「強いドル」というのは「高いドル」ではないと。世間では「強いドル」をレ−トでのドル高とカン違いしている向きもある。世界で流通する通貨の中心として基軸性が高いことを「強いドル」と表現しているのであって、レ−ト水準でドル高を志望しているわけではなく、虫がいいようだが、「安く強いドルを米国は望む!」と。
しかし、自らでできることもまだまだ数多くあるはずだ。なぜ、身の丈に合わない高賃金を今でも持続しているのだ?悪いが、もはや世界最高水準の賃金を得られるほど、米国の産業構造に優位性はないのは承知しているはずだ。それどころか、米国のアンバランスの産業構造こそが、世界不均衡をもたらしてきたことも承知のはずだ。産業不毛の地に仕立て上げ、自分らの今までの行いは棚に上げ、モノの輸出国が悪い、ドルレ−トが高すぎると矛先を向けるのか?米国では、銀行経営層の高報酬が問題となっているが、それだけではない。ごく普通の労働者を含めて大幅な賃下げに動いて、国際競争力を高める努力をしたらどうだ、バ−ナンキよ?まぁ、賃金に関しては労働省など、バ−ナンキのような中央銀行トップが干渉することではないが、それを為替レ−トだけに求めたら、ドルの価値目減りは底無しになる、ドルは無価値に等しくなるということだ。
いいか、バ−ナンキ。今の米国が持続不能に陥っているのは、過大に評価されているドルの価値、高賃金、行き過ぎた借金文化によって構成されている。今よりこれらを3割削ぎ落とすだけでも、米国は生まれ変わるはずだ。米国の労働者にすれば、一気にでも段階的にでも3割も賃金を落とされたら、元の水準に回復させたいため、がむしゃらに頑張るだろう。それと極度のドル安に成功すれば、輸出企業は雇用を伴いながら成長できる。3割の賃下げ実施で、企業は人員解雇の動きも少しは和らげることができるはずだ。
バ−ナンキだけではないが、米政府関係者は、他人に多くを求めることばかりで、自らの大きな痛みは避けようとする。そんな勝手な解釈が通じるわけはないだろう。あまりにも勝手すぎる米国と、どうして世界諸国は行動を共にできると言うのか?
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