「なぜ法務大臣は黙っているのか 」

nk2nk22010-01-20


「なぜ法務大臣は黙っているのか 」
・・・ それでなくても、最近の検察のやり方には“身内”からも批判が出ている。東京地検元特捜部長の宗像紀夫氏は、昨年の「福島民報」にこう書いていた。
「全国的に見ても、捜査機関のずさんな捜査が散見されるし、検察の行っている捜査にも首をかしげたくなるような事件捜査が見られる」
 しかも、小沢捜査を指揮している地検の佐久間達哉特捜部長は、その捜査手腕が疑問視されている人物だ。佐久間部長が手がけた旧長銀粉飾決算事件は、被告全員の無罪が確定。要するに「冤罪」だった。チョンボの過去があるだけに、なおさらチェックが必要だ。
さすがに、恣意的な検察のやり方には、民主党内の“反小沢”議員からも、「捜査途中の供述が報道されるのはおかしい。検察官には守秘義務があり、リークだとしたら国家公務員法違反だ」(枝野議員)という声が上がっている。検察の罪を問えるというわけだ。
 鳩山内閣はせめてそのくらいやるべきだ。このまま法務大臣が黙っていたら検察はどこまで増長するか分からない。  
 http://netallica.yahoo.co.jp/news/107827


『【 小沢秘書逮捕で報道されない事実 】(EJ第2734号)』(Electronic Journalhttp://electronic-journal.seesaa.net/article/138617044.html
”” 長銀粉飾決算事件で証取法違反などに問われた大野木克信元頭取ら3人に
逆転無罪判決を言い渡したのです。過去に特捜部が手がけた重大事件で、被告全員の無罪が確定するというのは、極めて異例なことなのです。
・・・  裁判の焦点は、大久保が2つの団体をダミーと認識していたかどうかの一点であり、これが崩れると、検察側は一挙に苦境に追い込まれます。 無罪もあり得る展開です。マスコミはなぜ報道しないのでしょうか。
・・・ “”   より 転載。

                                                                                                                              • -

 〜前略〜
注目すべきは、既に逮捕・起訴され、公判中の小沢氏の公設第一秘書までも逮捕されるという展開になったことです。
 〜中略〜 
しかし、この事件に関して、新聞やテレビが正面から報道しない2つの事実については、この事件の今後の推移を正しく判断するのに影響を与えると思うので、記述することにします。

2つの事実の第1は、今回の捜査の指揮を執る東京地検特捜部のトップである
佐久間達哉特捜部長のこれまでの実績です。佐久間氏が現在の地位に就いたのは、2008年7月のことです。

佐久間氏の特捜部長就任から4日後のことです。最高裁は、旧長銀粉飾決算事件で証取法違反などに問われた大野木克信元頭取ら3人に逆転無罪判決を言い渡したのです。過去に特捜部が手がけた重大事件で、被告全員の無罪が確定するというのは、極めて異例なことなのです。

といっても、この逆転無罪事件と今回の政治資金規正法違反事件とどういう関係があるのか、多くの人はわからないでしょう。それは大マスコミが重要なことを報道しないからです。

実は、この事件を事実上起訴に導き、立件したのが、当時主任検事であった佐久間達哉氏その人であったのです。それが最高裁まで引っ張って、揚げの果てが「無罪」――特捜の完敗です。

この事件の結末について、東京地検事情通は、次のようにコメントしています。

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 戦後最大の粉飾決算事件といわれた旧長銀事件を立件にこぎつ けたことが
評価され、佐久間氏は、法務・検察の各主要ポストを歴任、在米大使館書記官も
経験するなど順調に“赤レンガ派の超エリート街道″を歩んできました。特捜部長
に就任た途端  出世のきっかけとなった事件が最高裁で覆されてしまうとは、
さぞかし不名誉なことだったでしょう(東京地検事情通)
        ――日刊ゲンダイ/1月15日(14日発行)
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 これだけのことであれば、特捜検事も神様ではないのだからそういうこともあるということになるでしょう。しかし、佐久間氏については、まだあるのです。
 佐久間氏が特捜部副部長時代に手がけた佐藤栄佐久福島県知事の収賄事件でも、その結果にケチがついているのです。司法関係者のコメントを引用します。
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 佐久間氏ら特捜部は、贈賄側のゼネコンが、前知事の親族会社 の所有地購入
に支払った約8億7000万円と、時価総額8億円との差額が収賄に当たると主張。一審判決では、特捜部の主張が支持されましたが、二審では退けられ、前知事
は懲役3年・猶予5年から、懲役2年・猶予4年に減刑されました。特捜 部の
主張の根幹が崩れたことで、二審判決は「実質無罪」と評価する声もあるほどです。(司法関係者)  ――日刊ゲンダイ/1月15日(14日発行)
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この件については、1月16日の「ウェーク」(日本テレビ)に出演したコメ
ンテーターの江川紹子氏も石川逮捕に関連してこれに言及し、「福島県知事事件
では裁判毎に事件がどんどん小さくなっている」として「検察のやることはすべて正しい」と考えて報道するのは問題であると主張しているのです。
 
2つの事実の第2は、1月13日に開かれた小沢一郎幹事長の公設第一秘書、大久保隆規容疑者の第2回公判において、ある事件があったことです。多くの新聞は、小沢事務所の捜索について大きく紙面を取って報道しているのに、この公判については関連があるのにほとんど報道していないし、報道していても肝心なことには明確に触れていないのです。

この日の公判では、「検察側」の証人として、西松建設の岡崎彰文・元取締役総務部長の尋問が行われたのです。このとき岡崎元部長は、西松建設OBを代表とした2つの政治団体について、次の重要発言をしているのです。
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      西松建設のダミーだとは思っていない
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これは検察側にとっては大ショックなのです。なぜなら、これは大久保秘書を立件した根幹に関わる点であるからです。岡崎氏裁判官の尋問に対しても「2つの政治団体は事務所も会社とは別で、家賃も職員への給与も団体側が支払っていた」と証言しているのです。これについての検察側と岡崎氏とのやりとりは、次のようになっています。
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 大慌てした検察側が、「あなた自身が訴訟を起こされることが心配で、本当の
ことを話せないのでは」と聞いても「なぜそんなことをいわれるかわからない。
もともとダミーとは思っていなかった」と話した。
        ――日刊ゲンダイ/1月16日(15日発行)
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 裁判の焦点は、大久保が2つの団体をダミーと認識していたかどうかの一点で
あり、これが崩れると、検察側は一挙に苦境に追い込まれます。 無罪もあり得る展開です。マスコミはなぜ報道しないのでしょうか。
  ―――[小沢一郎論/10]
≪画像および関連情報≫
 ●ネットや週刊誌の方が「真実」を伝えている
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  西松建設の違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載など)に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書、大  久保隆規被告(48)の第2回
公判が13日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれ、献金の窓口役だったと
される同社元総務部長(68)が証言した。今月26日の第3回公判で
 被告人質問を行うが、これで実質的な審理は終了し2月26日の公判で結審
する公算が大きくなった。 元部長は、検察が西松のダミーと主張する二つの
政治団体について「外部の政治団体という認識でダミーとは思っていない」と証言。大久保被告が2団体をダミーと認識していたかは主な争点の一つとなっている。    ――毎日jp/ニュース・セレクト
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「 『小沢VS.検察 最終戦争の裏の怨念』(ゲンダイネット) 」
http://news.livedoor.com/article/detail/4556353/  より転載します。

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頂上決戦に突入した民主党小沢幹事長東京地検特捜部の最終戦争。今さら引くに引けない検察は、小沢逮捕まで視野に入れているらしいが、不可解なのはここまで検察が暴走する理由だ。小沢が聴取に応じないための方針転換というが、それにしても異様な小沢憎しである。その裏には一体、何があるのか。

●異様な執念の裏に「私憤」と「保身」
昨年末、都内である宴席が開かれた。集まったのは特捜部検事を含む法務官僚。この席で飛び交っていたのが、「小沢許さん」の“大合唱”だったという。

「法務官僚はここまで小沢を嫌っているのかと驚きました。とにかく“悪口”ばかり。外務省に出向中とみられる法務官僚までが『大訪中団の現地調整は大変だった。小沢は最悪だ』なんて漏らしていたのです」(事情通)

特捜部が昨年3月に小沢秘書を逮捕したのは、取り調べの全面可視化を嫌う法務・検察が民主党政権誕生を阻止するためとされる。しかし、民主党政権は誕生。そこで、標的を小沢自身に切り替えたという。

「これは組織防衛なんです。小沢は親分、田中角栄ロッキード事件をすべて傍聴。検察の横暴を『司法の自殺行為』と厳しく批判してきた。民主党政権で、小沢が法務・検察の人事や組織改革に乗り出すのは時間の問題。それを何としても防ぎたいのです」(司法ジャーナリスト)

もうひとつの理由が検事の功名心だ。

「特捜部検事はデカい山を狙う。その後の人事を左右するし、仮にヤメ検弁護士になっても箔(はく)が付くからです。喜んで飛び付いたのが小沢案件だったが、昨年の秘書逮捕は『国策捜査』の批判が続出。肝心の裁判も、検察側の証人が起訴内容を覆す証言をするなどメタメタです。このままだと経歴に箔が付くどころか、汚点を残すことになりかねない。それで『俺たちの将来が掛かっている。小沢を許すな』という暴走が始まったのです」(司法ジャーナリスト=前出)

ただ今回のイケイケ路線には現場も不安を感じているらしい。
「特捜部が狙う“本丸”の『水谷建設から小沢へ裏金1億円』の話は、佐久間特捜部長が06年、佐藤栄佐久・前福島県知事の収賄事件を手掛けた際に水谷建設関係者から聞いたといわれています。しかし、裏付ける材料が乏しく、『小沢をやるのは無理』というのがこれまでの見方だったのです。しかし、ここまできたら、今さら引けない。“玉砕”覚悟の捜査です」(事情通=前出)

「 検察が「私憤」と「保身」で動いているのだとしたら、どこぞの独裁国家みたいだ。 」   http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=224631
・・・ ここまで言われると愚民は怒るよ! 私が特に主張したいのは、詐欺師佐久間達哉が悪いのか、それとも騙される愚民が悪いのかということです
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20100117  
米CIA・司法官僚・清和会・稲川会・愚民vs民主党・他連立党・市民
 さん より
「 マスコミ洗脳から逃れる為の処方せん 」
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20100118

「 山路達也氏の「エコ技術研究者に訊く」より引用します。   」
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/200805/200805230100.html
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排気ガスを出さずに走る燃料電池自動車、各家庭に設置された発電装置−−。そうした水素社会のビジョンは数年前に比べて大幅にトーンダウンした。理由の一つは、安価な水素生産がすぐには実現できないとわかってきたためだ。だが、水素の大量生産を目指す研究は今でも世界中で続いている。中でも有望といわれるのが、深海の古細菌から取り出した酵素を使った水素生産だ。京都大学大学院 農学研究科の左子芳彦教授に、研究の現状をうかがった。

深海熱水噴出孔に展開する驚異の生態系

──数年前には、水素をエネルギー源として用いる水素社会のビジョンがマスメディアを賑わしましたが、現在ではかなりトーンダウンしています。既存の水素生産技術にはどのような問題点があるのでしょう?

水素を生成するためのコストやエネルギーがネックになってきます。天然ガスや石油を高温で分解して水素を作る方法や電気分解による方法がありますが、そのために大量の化石燃料を使っていては意味がありません。また、触媒には白金などのレアメタルが使われますが、資源量の少ないこれらの金属を持続的に用いるのは無理があります。

──左子教授は、深海熱水噴出孔に生息する細菌の研究を長年にわたって続けられていますね。

十数年前ドイツに留学していた時に、超好熱菌深海熱水噴出孔研究の第一人者K.O.Stetterを訪問したことがこの分野に興味を持つきっかけとなりました。帰国後、JAMSTEC海洋研究開発機構)の「しんかい6500」をはじめとする深海調査船によって日本近海に熱水噴出孔が次々と発見され、日本国内でも研究が盛んになりました。

海底には、熱水に含まれる重金属が沈殿して、チムニー(煙突)という数cmから数十mの構造物が突き出しています。陸上の1気圧の環境だと水は100℃で沸騰しますが、深度1000〜3000mのチムニーの中心では水温が300℃以上にもなります。こうした高温の環境にもさまざまな微生物が生息しています。

──どのような生物ですか?

一次生産者となるのが、熱水に含まれる二酸化炭素(CO2)を使って自分の体を作る好熱水素細菌です。地上でいえば、光合成を行う植物に相当しますが、日光は必要としません。

こうした独立栄養生物が作った有機物や死骸を、従属栄養のバクテリア古細菌が分解して水素を発生させます。さらに、こうした微生物を食べる繊毛虫、貝やエビもチムニーの周りに高密度に生息しています。彼らは、地上でいえば草食動物や肉食動物に当たります。

サンゴ礁は海の熱帯雨林と言われ、生物生産量が豊富です。深海熱水噴出孔にも豊かな生態系が成立していますが、食物連鎖の最初が植物ではなく独立栄養細菌です。(中略)

光に当てれば水素が湧く、夢のフィルム

──スーパーヒドロゲナーゼを使った水素生成装置は、どういうものになるのでしょうか?

精製したヒドロゲナーゼを瓶に入れて、差し込んだ電極に微弱な電圧をかけると、水素が発生します。これは、水(H2O)が電気分解されてプロトン(2H+)が発生し、それがヒドロゲナーゼによって水素(H2)に還元されたからです。

私たちは、この仕組みを薄いフィルム状にする研究を進めています。イオン性のポリマーでヒドロゲナーゼを挟み込んだ、多重積層の膜を作るのです。また、プロトンを発生させるための電気分解には、光触媒を用います。酸化チタンでコーティングされた壁などに紫外線を当てると殺菌効果がありますが、あれが光触媒です。酸化チタンは資源量も豊富で安価、加工もしやすいという利点があります。

こうやって作ったフィルムを建物の屋根や壁に貼ったり、洋上に浮かせて太陽光に当てるだけで、水素が生成されます。スーパーヒドロゲナーゼは、熱にも酸素にも強いため、こうした使い方が期待されます。


太陽電池は作った電気をため込んで利用しにくいのですが、水素なら貯蔵も簡単。石油よりも多くのエネルギーを取り出せる上に、燃やしても水しか出ません。
(続く)